夏ですね。
こんにちは、にしかわです。
さて、世間一般のというか、
ハモンドオルガンマニアのみなさまのなかでは有名な、
レスリースピーカーの122と147というモデルがあります。
見た目には両方ともこのような形で、
アンプ部分のみが違うというわけです。
というわけでこのスピーカーのアンプ部分のみの比較です。
左が122アンプ、右が147アンプです。
真空管はここに取り付けるわけですが、
写真では取り除かれております。
まあ見た目はほぼ一緒なのですが、回路は結構違うようで、
特に入力方式の違いが一番の違いといわれております。
122:バランス入力でノイズ少ない。ジャズ向きの音色?
147:アンバランス入力。オルガン以外にもつなぎやすい?音色はブライト?
などとざっくりな噂が飛び交っておりまして、
また一方で音色は同じで、どっちもいい音、という評価もあります。
これらはほぼHammond B-3に接続されていることが多く、
B-3自体も個体差もあるもののどれも良い音を出力するので、
音の傾向をつかむのが難しく、
にしかわさん自身も大して気にしておりませんでした。
さてここににしかわさんが普段大きい会場のライブで使っている145というモデルのスピーカーがあります。
ややこしいですが、上記147スピーカーのちょっと背が低いだけのバージョンです。
アンプ部分はそんなわけで147アンプを使っております。
現在NordC2Dオルガンに特殊な変換器を介してつないでいるのですが、結構良い音で楽しいです。
先日、別の現場でたまたま置いてあった122スピーカーにこのNordをつないだのですが、
ハコの大きさの問題ではなく、明らかに147系とは音の方向性が違いました。
しかも122アンプの方が音色はかなり好みの感じです。
こまった。
というわけで、いろいろ悩んだ挙句145スピーカーについている147アンプを122アンプに変更しようと思いました。
方法はいくつかあって、ややこしいのですが、
・その1 122アンプをどこからか手に入れる
まあこれが一番無難なのですが
アンプ部分だけだと日本では手に入りにくいし、
海外から買っても輸送料込みで結構大変な額になります。
もちろん国内でスピーカーセットの122アンプを買うのはもっと高いです。
・その2 手持ちの122アンプの流用
122系のスピーカーは2台所有しているのですが、
それぞれがビンテージのオルガンとセットになっておりまして、
移植すると147アンプをどちらかに移植し返す必要が出てきます。
そうなると、 <122用の信号→147用の信号> の変換器があればと思ったのですが、
残念ながら見つかりませんでした。
一応入れ替えたとして、そのあとのビンテージオルガンの147への接続方法としては
オルガンの122用6ピンの信号→6ピンから11ピンへの変換器→11ピンから147用6ピン変換器→147アンプへ
があるのですが、間に挟みすぎてめんどくさいです。
音が劣化しそうです。
ちなみに11ピンてのは現行のオルガンやスピーカーの仕様です。
現行の仕様を介してのとんち的なつなぎ方ですね。成功するのかなぞです。
・その3 147アンプを122に改造
これは教えてもらうまで気づきませんでしたが、
これなら一番無駄なく行けそうです。
もちろんそれなりにお金はかかりますが。
買うよか安いです。
リスクとしては147アンプにするにはまた改造しなければならないというところです。
というわけで、だんだん考えるのもめんどくさくなって、その3の改造をお願いしてみました。
ただいま改造中です。
月末には出来上がるとのこと。
この122と147の音の違いに関しては
調べても詳しく触れられたページは見つからなかったので、
ここまでやる羽目になっております。
また結果を確認してご報告できればと思います。
つづく。
たのしみですなあ。