アンサンブルを学ぶ会をやっておりますよ

ちょこちょこレッスン的なものを更新しますよ。

わりとまあバンドアンサンブルについてのことをまた思い出したので、

今回はそれについてです。

余談ですが、「アンサンブル」って結構大きな編成のための言葉みたいですね。

カルテットくらいのバンドのアンサンブル的な用語って

なんていったらよいのでしょうか?

とりあえず今日はアンサンブルで通しますけどご了承ください。

 

さてさて、バンドアンサンブル講座的なものをはじめたきっかけは、

とある別の楽器の人に「うまくなりたいから教えて」と言われたことです。

プロで活動されているわけではないのですが、

セッションなどでご一緒するのを見る限り

・指は結構早くうごく

・コードもちゃんと押さえられる

・アドリブもがんばって弾いている

などわりとスキル的には十分なのです。

 

でも、変な話、同じだけその方の楽器のスキルが自分にあったら、

もっと自分だったらいろいろやれるだろうなあと思ったのです。

 

というわけで、なにも超絶技巧の曲ばかり弾くわけでもないので、

ほんの少し「それ」に気づいているかどうかで

演奏内容をよくする方法がいろいろあり、

それに気づいてもらえないかというのがそもそもの発端のような気がします。

 

なにも、問題はその人だけでなく、

ジャムセッションでいろいろな参加者を見る限り、

殆ど全員に共通して言えることだったので、

よい機会と思ってバンド編成にして実験的にスタートしてみました。

 

とりあえず真っ先にやるべきことは

「自分の音も含めて全体の音をよく聴こえるようにする」

という簡単なようで難しいことです。

意外に自分のことに手一杯になって

気が付いたら聴こえてませんでしたということはよくあります。

 

ちなみに「聴く」と「聴こえる」はニュアンスが違うので、

間違えないようにしたいところです。

これもまた難しい要因のひとつなのですが。

 

あとは「自分のためだけに音を出さない」ということも大事な気がします。

難しい概念ですけど。

まあ自分が好きすぎて自分自身のために音を出して

結果有名になった人もいるかもしれないので、

本当にそれが正しいかどうかはわかりませんけど。

少なくとも自分が知る限りでは、

そこに気づいているなあという人のほうが一緒にやっていて

いいことができている気がします。

 

特に伴奏の楽器の人にとって露骨に分かりやすいかもしれません。

余計なことをしてぐちゃぐちゃに聴こえることって

結構プロの演奏でもあるもので、

一筋縄ではいかないところもあるのですが、

「小さくてもうるさい」とか「大きくてもうるさくない」

とかはそういうことにもよく関わっているのかもしれませんね。

 

まあ無駄がどんどんなくなっていくと渋くなる側面もある一方、

時として上のことを全部無視して「どーん」となった方がよい場面もあるので、

これをやるべきかそうでないかの場面などを自分の知る限りで

説明して実体験で学んでもらうのが一番よいのかなと思っております。

 

ということで誤解を恐れて具体的にどうだとは言えませんが、

世の中に少しはこういうことを議論できる場が作れたのは、

ちょっと嬉しいことです。

 

アンサンブル講座的なものを始めてそれなりに回数をやりましたが、

当初に比べてはるかに参加者の皆さんとそういう意識を共有できてきている気がします。

一緒にやっていても意思疎通がしにくくて大変だなあと思うことも

まずなくなってうれしいです。

 

そういいながらまだまだ自分も気づいていないことがいろいろあるはずなので、

油断しないようにしないといけないです。

がんばります。

 

とまあそんな現状でわりとご好評を頂いて現在もバンド数が増えて

継続中でございます。

詳しくはレッスンのコーナーをご覧になって、

もし疑問質問などがございましたらご連絡くださいませ。

コメントでもよいですけど。

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