ものの価値

東大の学食に飾ってあった、日本人画家の大作(文字通り大きい絵)が、学食の改装に伴い、不要という理由で学食の方の一存で切り刻んで捨てられてしまったらしい。

と、ニュースサイトで取り上げられてました。

 

それに対して「なんてことするんだ」と批判があったり、「思考停止だ」という記事もありました。

 

まあ、言わんとすることもわかるし、数メートル×数メートルみたいな規模だから、ちょっと考えてどこかに寄贈するなり検討してもよいはずです。

 

まあ、「でかいけど、価値もよくわからないし、古くなってたからとりあえず捨てた」位のノリで捨てられた感じもあります。

何歩かゆずるけど、それなら気持ちもわからなくもない。

 

処分された後だから騒いでいる人もいるのだけど、個人的に気になるのは、自分自身二十年近く前にその食堂でその絵を何度も目にした気はするが、その価値は自分には判断できなかったということです。

 

そう考えると、点数をつけられないものへの評価や価値の付加って改めて悩ましいものだなあと思ってしまいます。

 

音楽は絵よりかは少しは万人に理解されるかもと勝手に思っているけど、自分たちがやっていることへの価値付けとなると、困ったものです。

 

そうなると、受賞歴や出演歴、音楽的学歴、誰がどれだけの価値をつけたかなど、いわゆるプロフィールをみて価値を判断する方法になってしまいますね。

 

いやいやそうじゃないというと、またこの記事の冒頭に戻る感じ。

なので考えさせられる。

 

「でかいけど、価値もよくわからないし、古くなってたからとりあえず捨てた」

という判断もありなのかもしれない。

困る人でるけど。

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