「音楽とかレッスンとか」カテゴリーアーカイブ

親指の使わないかた 手首の角度

というわけであけましておめでとうございます。

本年も頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

このところ、ばたばたしていたのでいまいち更新が途絶えておりましたが、

新年になったので、なんとかブログを更新しようと思います。

 

いつもながら練習しておりますといろいろな発見があります。

今回は親指の使い方を気を付けようという話です。

それを忘れないためにブログに記録しておくかんじでございます。

 

親指はわりとよく動く指なのですが、

今の腕の振りを使う奏法をしながらですと、

忙しくなってきたときに慌てて親指で弾きに行くこともあるので、

他の指同様使わないようにがんばろうという話です。

 

こういうことは日々やりながらなるべく気を付け続けるしかないので、

安定するのはまた数か月の後になるかもしれません。

そして本当にこのやり方がよいのかもよくわかりません。

 

ちょっと調べたら、親指に関しては手首の回転方向の動きで弾くとよいそうな。

体のつくり的には合理的な動きになるはずなのですが、

いまの全体的な動きにうまく取り入れていければよいものですなあ。

 

 

やはりここ数か月でいろいろ試していたものが安定してきたので、

次のステップとして、発音というか音の立ち上がりをよくしようと工夫しております。

その結果現在左手の手首だけあがった状態になりました。

この状態で腕は振りたいので、ちょっと変な見た目になるかもですが、

現状これに代わる素早い発音が思いつかないので、

しばらくこれで頑張りたいと思います。

 

慣れない体勢なのか、それとも不自然な体勢だからなのか、

わりと忘れがちだったり、腕がちゃんと振れている気がしなかったりするのですが、

ちょっと実験がてら試しております。

うまく行くとよいですなあ。

他に立ち上がりを素早くする方法があればどなたか教えていただきたいものです。

 

がんばります。

ハイテク、スピリチュアル、よい感じの音楽、そしてレッスン

こんにちは、にしかわです。

今回のお話は最近の音楽演奏への研究がちょっと進んだので、

まとめておこうと思います。

レッスン的なお話もおりまぜつつ書いておこうと思います。

皆様のお役に立つかはわかりませんけど。

 

よい演奏だなあと思うのは必ずしも、ぱっとみていわゆる高い技術の演奏、

たとえば、ものすごく早く正確に弾けるとか、複雑なリズムで弾き切れる、

複雑なコードチェンジにも難なく対応できる、

とかそういうところだけでもないです。

もちろんこれらは基本的に高い技術なので、

十分に評価されるべきであるとは思います。

 

現在の最先端(っぽい?)の音楽はわりとこのような要素が強めで、

若い人などは特にこれらのスキルに長けている人がとても増えていると思います。

が、これらを聴いたときに、

「すごいけど、なんだかちょっと違うんだよなあ」

とか言う人々も少なからずいるのも事実です。

 

変な話ここら辺の練習方法に関しては、元々の才能もあるのですが、

適切な練習をたくさんすれば、目標が見えてこなくもないというものです。

なぜなら、答えが明確だからです。

近年では情報媒体も豊富かつ高品質なので、

できあがりのイメージも持ちやすいという便利な世の中だからというのもあります。

 

これがわりとデジタル世代というか、そういう発想なのに対して、

一方でスピリチュアルな発想もありまして、

平たく言うと「心のありかた」的なところからの演奏がそんな感じでしょうか。

ここら辺に関しては、わりと日本人は得意分野なんじゃないかなと思っております。

日本語の表現方法の微妙さだったり、文化的背景だったり。

 

まあ、音楽をやる時に一生懸命「いい音楽にしたい」とは、

大体の人はいつも考えているはずなので、

この思いをどれだけ強く持ち続けるかという話でもあります。

精神論ですね。

 

さて、今回はこれらのことの比較をどうこう言うつもりもないし、

どちらも大事な要素なのであえて語る必要もないと思っております。

 

今回ここで書こうと思っていることはそのどちらでもなく、

その両方をある程度備えているにもかかわらず、

「もうひと押しなんかたりないけどどうしたものか」

というところに対しての日々の研究のお話です。

十分だというかたにはもちろん必要のないお話です。

 

逆にぱっと聴き極端にハイテクでも高スピリチュアルでなくても

いわゆる「なんかいい音楽」ってあるし、

安定してそういう状態にできないかということに対しての

わりと具体的な技術的なことについて考えておりました。

 

まあ平たく言うと「グルーヴしているか」ということなのですが、

これに関しては定数化しづらい、というかできないので、

どう訓練すればよいのかわからないというのが現状です。

ですが、人間が聴けばなんとなくわかってしまうものです。ふしぎです。

 

これに関しては一つ、「音楽の流れに乗っているか」というのもあるのですが、

たとえば、適切な流れでコミュニケーションが取れているかどうか、

状況に応じての各パートの音量の大小など。

今回はこれについては定数化するのもアレなんでやめておきます。

空気読むとかそういうのも状況によりけりですし。

まあとても大事な要素ではあると思っております。

 

 

ようやく今回の目標のお話しですが、

演奏中はだれしも「こんな感じだろうなあ」と思ってやっているのが、

録音を聴くとなぜか全然違って聴こえてくることがあると思います。

一人でやっていても、何人でやっていてもです。

単純に前、とか早めだったり、後ろ、遅めに弾けば解決、

ということでもないようです。なんででしょうか。

 

じゃあよいリズムでやるというのは結局生まれや育ちなのか、

とあきらめるのも一音楽家として悔しいものなので、

できる限りいろいろ考えてみることにしました。

いろいろなステップを経なければいけないので、

まだまだ長くなります。

今レッスンでやってもらっている順番でしょかね。

 

・力を抜く

いわゆる脱力というやつです。

なんか音楽に限らずあらゆるジャンルでよいとされております。

だらっとしただけだとどうしようもないのですが、

必要最低限の力だけを使っていると解釈すれば、

同じ力でコントロールが安定するという利点があるはずです。

まずはそれを目標に脱力したいものです。

 

・腕のつかいかた

指先だけでもやれなくはないのですが、

横移動の動きもあるし、タッチの強弱を楽にやる利点もあるので、

指より手首、手首より肘、肘より肩、肩よりもっと根本のところ、

から動かすのがよいようです。経験上。

ここら辺まではいわゆる体の使い方としてよく言われていると思います。

腕だけでなく、脚や、呼吸などでも同じ発想で応用できると思います。

 

・発音の仕方

腕の使い方と呼吸の仕方も通じるところがあるっぽいということで、

呼吸の側面からも考えてみました。

しゃべる時に吸って、息を止めて、待ってからしゃべる

という状況は少ないと思います。

吸って吐く動きはどうやら一続きになっているのが自然のようです。

 

俗説では「上から落とすだけ」というのもまことしやかに語り継がれてますが、

これは本当は正しくないんじゃないかなということになります。

 

というわけで、弾き始めの腕の動きは「根元に上方向に一瞬だけなげる力をつかう」。

そのあとは根元の力が波とか鞭のように使って先端方向に伝わるようにコントロールする、です。

ここの表現がちょっと難しいのですが、うまく行くと楽にスナップ的なものがききます。

あんまりだらだら持ち上げるのは意味がなく、

0.1秒もないくらいでしょうか。

 

 

とにかく、同じ音を連続して弾くときなど、

発音を目標の音のアタック(さいしょ)に大して意識するのでなく、

どこまで前の音符を弾いているかの方に意識がいくようにするということです。

 

ここら辺がレッスンで生徒さんにやってもらうと戸惑うところなのですが、

とにかく、「発音する」というコンセプトが大きく変わってくると思います。

 

かなりめんどくさい作業になってしまいますが、

動きのスタート地点がある音を弾き終わったような状態になるので、

緊張下での楽曲の「一音目の弾きづらさ」はなくなると思います。

弾き終わったような場所に腕を準備しておいて、

連続して弾く時と同じ動きをし始めればよいので、辻褄があいそうです。

 

・動きの始動のタイミング

特にリズムがはっきりしている音楽で、

いろんな長さの音符が複合して現れる曲中で

どのように動きをコントロールするかです。

これをはっきりしておかないといけません。

 

これに関してはいろいろ好みがあるかもしれませんが、

個人的には

「弾こうと思っている音符のひとつ細かい単位の裏から動く」

のが経験上よさげです。

 

4分音符を弾くなら手前の8分音符から動かすということです。

黒人音楽では4ビート、8ビートと呼ばれるものは、

それより一個細かい単位がこっそりバウンスしているっぽいので、

半分より短いところから動き始めることにしております。

これを気にすると、4分音符のベースだけでも

なんかスイング感を感じることができるようになるようです。

 

裏の音符、たとえば裏の8分だったら、その16分手前からなので、

かなりシビアになってきます。

でもうまく行くと気分がよいものです。

立体感が上がる印象を受けます。

音符の立ち上がりとかスピード感はここに秘密があるかもしれません。

 

というわけで、できる限り集中して演奏中にこれを実行したいのですが、

できている限りはシンプルな音型でも個人的には楽しく充実する気がします。

 

連続する音符に実行する場合にも、

始動のタイミングは記譜されてないけど、音符の空白期間になるので、

うまく行っているときは次のタイミングが見えるかのごとく聴こえるので、

グルーヴのポケットという概念にも通じるかもしれませんね。

どうなんでしょう。

 

さらに、メロディだったり、複雑なリズムパターンだったり、

それが速い時にどうするかという問題もでてきますが、

それについてはどこのポイントに対してその動きをメインに実行するか、

で対応する方法しか思いつきません。うまく言えないけど。

今後の研究課題であります。

 

いまのところ、この動きは、テンポが明確になくても、あっても、

どの楽器でも、どの音楽でも、応用が利かせられるので、

より上達すれば使い分けができるようになるのではと思っております。

 

さらに、音楽的知識が少なくても、ここに集中して行われている演奏は、

個人的判断ですが、今のところ聴いていて、どれもよい音楽だと思います。

というわけで、なるべく早い段階で生徒さんには気を付けてもらうようにしております。

 

文章でなかなか伝えきれませんが、

興味を持たれた方はぜひレッスンなどにいらしてくださいませ。

簡単に素早く弾くとかそういうことは難しくなりますが、

「よい状態が維持できることを明らかに実感できる」

ので、満足して頂いているのも確認しております。

 

なにより、集中するべき事柄が、

いわゆる楽器のスキル云々とはそれほど関係なく実行できるというのは

どの段階の学習者にとってもすぐに経験できるということなので、

非常に楽しいことだと我ながら思っております。

 

自分自身ももっとできるように、

さらによいアイデアでできるように、

まだまだ研究しておきます。

がんばります。

また改めて考えることが増えて演奏してます

日々奏法などを研究しております。

こんにちは、にしかわです。

発見が多いですね。

 

というわけで今回は8分音符とかをちゃんとはねることを気を付けております。

どんなテンポでも。速くても、遅くても。

意外に気を付けてないとなんとなくでやりがちなので、

改めて思い出して気を付けるようにしております。

 

それとともに、拍のとりかたをいろいろなパターンで、

たとえば1拍だったり3連だったり、一小節だったり、もっと長かったり、

で同時に感じられるようにすることが目標です。

気が疲れます。難しいです。

弾いているとすぐ忘れそうになります。

 

特にはねることを気を付けていると、

体に力が入りそうになって、コントロールが難しくなります。

こまったもんです。

楽な状態でこれができるようにする工夫をいましております。

もう少し頑張ればいろいろ見えてきそうです。

 

もちろん、現段階ですでにこの変化に対しての影響を感じております。

もっと自然にできるように掘り下げられるようがんばります。

CD制作経過報告と、出資のお話(つづき)

こんにちは、にしかわです。

先月頭に録音をしたCDのお話の続きです。

 

録音自体はもう済んでおりまして、

そのあとの作業工程にうつっております。

まずは録音した音をまとめるために、ミックスという作業を経て、

それをさらにCD一枚にまとめるためにマスタリングという工程があります。

 

とりあえず今月頭にはその作業も終了し、

データ上では完成したことになっております。

 

さて、ここから実際にCDのパッケージにする作業などですが、

・CDのデザイン

・CDのプレス

・著作権関係の登録と支払い

が主になります。

 

地味にいろいろありますが、

半分以上はできたので、9月までには完成させたいものです。

前回、この件に触れた記事にてクラウドファンディングとて、

このCDの制作にあたって皆様から出資を募り始めました。

 

おかげさまで今のところ、総予算の3分の1ほど集まっております。

大変ありがたいことです。本当にありがとうございます。

引き続き出資を募りたいと思っておりますので、

もし協力してもよいとおっしゃる方がいらっしゃれば、

ぜひお気軽にご連絡をいただければうれしいです。

 

今回のプロジェクトの概要については以下の通りです。

ご検討いただければありがたい限りです。

よろしくお願いいたします。

 

<作品について>

wrapticsという名前がついた、西川直人(org)、鈴木大輔(gt)、紺野智之(dr)

によるオーソドックスな編成のオルガントリオのCD。

内容はジャズスタンダードを中心に今回は紺野氏の曲を2曲程収録予定。

全11曲予定。

現在マスタリング終了の段階ですが、全体的な感じはかなりよさげです。

スタンダードジャズ系なのでジャズファンの方には安心して聴いていただける内容です。

これからデザイン含め、諸手続きがあるので9月に発売が間に合えばという予定です。

<出資額について>

・5000円

メンバーのサインつきCD+未収録曲入り音源CD(非売品)をプレゼント

・10000円

メンバーのサインつきCD+未収録曲入り音源CD(非売品)をプレゼント

CDジャケットのSpecial Thanks欄にお名前を載せさせて頂けます(任意)

(注)ジャケットのデザインの締め切りが近づいておりますので、

間に合わない場合はお名前を載せることができないことがありますので、

その際はご了解くださいませ。

<出資のやりかた>

・銀行振り込み

みずほ銀行赤坂支店 普通1894099 ニシカワナオト

までお振込みくださいませ。

その際は必ずメールフォームからご一報ください。

・手渡し

ライブ会場などで直接出資額をいただくことももちろん大歓迎です。

以上、初めての試みでどのようになるかは未知数極まりないですが、

ジャズでハモンドオルガンのよい感じのCDの作成にあたって

ぜひ応援してあげたいという方がいらっしゃいましたら、

出資の件どうぞご協力くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

ひきつづき楽器発音機構いろいろ考え中

これまでの奏法に加えて、いろいろ追加中でございます。

こんにちは、にしかわです。

今回も(?)マニアックなお話でございます。

 

というわけでいろいろ日々研究しておりますが、

やはりどうも普通に弾くだけだと外で聴いたときになんか違う感じがあります。

単純に指が正確に動くかどうかというだけの話でもないようです。

とくに自分の目標としているであろう内容ですと、

どうもうまくいかないというのが現状です。

 

そこでこれまでいろいろ誤差を減らすべく試していたのですが、

この前家でピアノを弾いてそのあとオルガンを弾いてみて、

改めていろいろ発見がありました。

 

発音機構に関しては依然述べたとおりですので、

その現実どおりにイメージして発音するとわりといい感じになります。

まあその分考えることが増えて早いパッセージなどは

まだ処理能力不足といった感じになってしまいますが。

 

今回は逆に鍵盤から指が離れる時と、

音が消えていくポイントについていろいろ試しております。

ピアノの場合だと、鍵盤が上がるあるポイントで消音用のフェルトが

ゆっくり触れて行って音が消えるというかんじですね。

オルガンの場合は接点が離れたらその瞬間に音が消えます。

 

ピアノは振動している弦にフェルトが徐々に触れて行って

音が消えるのですが、低音ほど時間がかかるし、

高音は逆にすぐにミュートされるようです。

しかも鍵盤が戻る速さにも限界があるので、

よくよく聴いてみると感覚的に「音が切れたはず」と思ってから

自分が想像するよりも音は残っております(個人的な感想ですけど)。

抜きが早い人ほどそう感じるのではないのでしょうか。

というわけでここの部分の動きもできる限りイメージしていたいところです。

 

でもこの部分の音が残ってくれる方の「誤差」は無意識的に

音符が残ってくれる分、外ぎこえにはよくできているんだなあと思いました。

大抵演奏中はやることが多くてとくにピアノは音量や音色のコントロールは

大変だと思うので、忙しくなってしまうかもです。

でもこの部分である程度リズムなのかニュアンスなのかわかりませんが、

残しておくことで、無意識的に忙しくなりすぎないようにできているかもです。

それでも大変な時はそれどころでもないんですけど。

 

さてさて、ハモンドオルガンに関していえば、この点に限っては

わりと容赦ない仕様になっておりますので、

音を切ったところがほんとに切れたところです。

 

よくオルガンは「音を切るところが大事」と言われまして、

一つのフレーズを音符上のどこまで伸ばすかは

みなさん結構気にしているところだと思います。

が、この話はもっとミクロで、音符上のどこまで伸ばしたときに、

実際どれくらい音が残って切れるかというお話です。

いよいよマニアックですな。

 

個人的には音符を長さの方で表現することは、

経験的に好ましいと思っておりますので

(すべてのケースではないと思いますが)、

ここら辺を一音一音気を付けてやってみるのもよいかなと。

もちろんすごい大変なことですけど。

 

ここら辺の技術の習得はひょっとすると

トランペットのよくある「イーブン8th」という

はねない八分音符の吹き方とか、

そういうことまで通じるのかもしれません。

うーん。奥深いですなあ。

 

これをもう少し掘り下げて、

持続しにくい音、たとえばスネアドラムとか

そういうのにも応用できる一般的なところまで閃けると

すべてに通じてきそうな気がします。

行けるかどうかは謎です。

どうしたらよいものですかねえ。

 

とりあえずまずは自分のできる範囲でがんばります。

クラウドファンディングというものがあるようです

こんにちは、にしかわです。

バンドメンバーで集まって新CDの曲決めや音作りに関して

いろいろ打ち合わせをしております。

リバーブって大事ですなあ。空気感空気感。

 

さてさて、今回のCDを作るにあたって、

自主制作ながらやはり資金は10万円単位で必要となります。

・レコーディングスタジオ代(ミックス、マスタリングなども含む)

・著作権料

・CDプレス代

・メンバーへのギャラ(まあ今回はリーダー不在なので特に発生させてませんが)

・CDのデザイン料

そのほかリハーサルをすれば、そのスタジオ代なども含まれます。

などなど。

 

とまあこれに加えてレーベルに委託したりすると、

さらにいろいろかかって、CDも結構な枚数を下取りして・・・。

という感じです。

 

まあ今回ライブ会場やサイトでの販売のみの、

いわゆる「手売り」にしようと思っておりますので、

ローコストですが、それでも金額はそれなりでございます。

 

今回たまたまとある方と話しているときに

「いまCD作ってます」

という話をしていたところ、

なんと一部の額を出資してくださるという、

なんともありがたいお話をいただきました。

 

そこでいろいろ世の中の少額出資についてしらべてみたところ、

「クラウドファンディング」なるものがあるそうです。

ウェブ上で出来上がる商品や副産物を対価に、

数百円から数十万までの出資を募るというシステムです。

金額によって受け取る対価が変わるそうです。

今の世の中だからこそできるシステムですね。

 

そこのサイトで募集を見る限りだと、

全然有名でもない(と思われる)ミュージシャンでも、

プレゼンをしっかりやっていれば、

目標の金額(時には100万以上も)集めておりました。

 

思い返せばにしかわさんは日本では世にも珍しい

ハモンドオルガンを弾くジャズミュージシャンなので、

ハモンドオルガンファンの方々に応援してくださる方も

いらっしゃるのではと思いました。

 

まあ今回はプレゼン用の動画を用意したりするのも

レコーディングしてしまった後で時間がないので、

そういうサイトでアップするかどうかはちょっと考え中です。

それでもこのサイトをご覧になって

興味を持っていただける方がもしいらっしゃれば

有難いことこの上ないということで、

この場で出資を募ってみることにします。

 

というわけで今回のCD作成プロジェクトです

 

<作品について>

wrapticsという名前がついた、西川直人(org)、鈴木大輔(gt)、紺野智之(dr)

によるオーソドックスな編成のオルガントリオのCD。

内容はジャズスタンダードを中心に今回は紺野氏の曲を2曲程収録予定。

全11曲予定。

 

現在ラフミックスの段階ですが、全体的な感じはかなりよさげです。

スタンダードジャズ系なのでジャズファンの方には安心して聴いていただける内容です。

 

これからデザイン含めミックス、諸手続きがあるので9月に発売が間に合えばという予定です。

 

<出資額について>

・5000円

メンバーのサインつきCD+未収録曲入り音源CD(非売品)をプレゼント

・10000円

メンバーのサインつきCD+未収録曲入り音源CD(非売品)をプレゼント

CDジャケットのSpecial Thanks欄にお名前を載せさせて頂けます(任意)

 

<出資のやりかた>

・銀行振り込み

みずほ銀行赤坂支店 普通1894099 ニシカワナオト

までお振込みくださいませ。

その際は必ずメールフォームからご一報ください。

・手渡し

ライブ会場などで直接出資額をいただくことももちろん大歓迎です。

 

以上、初めての試みでどのようになるかは未知数極まりないですが、

ジャズでハモンドオルガンのよい感じのCDの作成にあたって

ぜひ応援してあげたいという方がいらっしゃいましたら、

出資の件どうぞご協力くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。

レコーディングしてきました。心のもちかたとか。

というわけでこんにちは、にしかわです。

レコーディングしてきました。

 

今回は普段からやっているトリオ編成のバンドです。

wrapticsというバンド名になりましたよ。

スタンダードジャズを中心に演奏しております。

もちろんスタンダード中心に録音してきました。

一発どり無修正でございます。

 

われわれライブミュージシャンはライブでの演奏は慣れたものですが、

それでもリハーサルの時の方が気楽で自由でよい音楽ができていたりします。

本番だと気合が入りすぎるというか欲深くなるというか。

 

これがレコーディングともなると、さらに慣れないもので、

毎回が初めてライブをやったときくらい、

何をやっているか自分でもわからなくなって、

気が付いたら曲が終わっていて、

なんてこともざらでございます。

というかそんなことばかりです。

一発どりならなおのことです。

 

そういう状況では力が入っていたりして、

とてもよい演奏であるとは言い切れないところなのですが、

本気の録音というのもそうそうないので、

なかなかこの状況に慣れるのも難しいところです。

 

今回のレコーディングでは、

もちろん最初3曲くらいは音環境の違いなどから、

同じような感じになってしまいましたが、

いろいろよく気を付けてみると

途中からすぐにいつも通りの感覚になれて、

かなり今の自然なそのままが録れた感触があります。

 

もちろん、まだまだ技術的に不足な部分はたくさんあるのですが、

よくある「なにもできずにおわってしまった」

という感じでもなく、

悔いなくよい仕上がりになっているものと信じております。

まだラフミックスも聴いてないけど。

 

この状態に持ってこれたのはバンドでよく練習していた

ということも大きいのですが、

個人的なことを思い返してみると、

ようやく自分のこれまでの練習が形になるような感じで

まとまってきたということが大きい気がします。

 

ここらへんの専門的なことになってきますと、

だれかに師事して習うこともできないことなので、

自分で日々研究して、

あーでもないこーでもない、

と繰り返しておりました。

 

最近になっていろいろ確信が持てるところが

ちょっとだけ出てきたので、

体の使い方とか、演奏中のコンセプト、

意識を置くところ、気を付けること、

実際の印象とやっているときとの感覚の誤差を減らすなど。

改めてレコーディングを通じて間違いでないと確信できたので、

とてもよい経験になったと思います。

もちろん精度はもっと上げねばなりませんが。

 

こういうことは単純に音楽の表面的な技術はさておき、

「もっと早いうちから教わっていれば・・・」

と本当に常々思いますが、

必要とあらばいろいろ伝えていきたいものですね。

もし知りたい方がいらっしゃったら習いにでもきてくださいな。

 

まあ当日の音録りは終わってしまったので、

あとはどういう音作りにするかとかをいろいろ工夫したいですね。

またご報告できればと思います。

 

ちなみに機材は諸事情から普段のライブのセット、

Nord C2DとLeslie2103の組み合わせでございます。

コンパクトなセットながら、音色はぱっと聴き

Hammond B3と区別がつかないくらいに設定したので、

さらにミックスでよい感じに追いこめられればと思っております。

できるとよいですな。

そこらへんも楽しみの一つでございます。

入り口に頑張って立てるように練習してます

スケジュールをようやく更新いたしました。

5月も楽しく頑張りたいと思います。

こんにちは、にしかわです。

 

さてさて、いつものことながら、練習しながら

体の使い方をあーでもないこーでもないとやっておりますが、

この15年くらいの研究がようやくなんとかなりそうです。

 

という記事を何度書いたかわかりませんが、

実際の演奏の録音を聴いているかぎり、

わりといろいろ一致してきております。

共演者の音のリアクションを聴いていても、

いままでよりもよい感じになっていると思えます。

演奏中にほかの人はこうやって聴こえて反応しているのか、

とかそういうことも理解できるようになってきた気がします。

 

改めて書いておくと、

基本的にいらない力は抜くのですが、

左手ベースを弾く前提なので、

右と左の使い方が全く違うことが重要です。

というか異様に難しくさせている原因でしょう。

 

一方ができていてももう片方ができていないと

結果として全然違うものができあがりますし、

どちらが原因なのかもわからないということが恐ろしいです。

 

今回新しく得た情報としては、

右手の柔らかいタッチに加えて、

左手の音の残し方というかつなぎ方、

でしょうか。

 

これに加えてテンポ感をかなりシビアに練習してみると、

全体的にとてもやりよい空間が作れそうです。

というわけでこの状態を維持しつつ、

さらに自分ならではの呼吸やタイミングをつかみたいところですね。

 

いままではこのバランスがよくわからな過ぎて、

ほかのことをかなり差し置いて重点的に訓練しておりましたが、

これが安定して出せるようになったと確信できれば、

ようやくフレージングやらハーモニーやらをより掘り下げることも

やる意味が出てきそうです。

 

30代前半でできているようになるつもりでしたが、

とにかくここからもう少しほかの要素も掘り下げていければ、

ようやくジャズ演奏の入り口にたてるような気がしております。

うれしいですな。

 

そうすればあとは自分のスタイルが自動的に確立されるはずなので、

努力あるのみです。

若くしてこういうことに悩まなくて済んだ人たちもいるのでしょうが、

そういう人はうらやましいですなあ。

ピアノの音の聴こえ方

何も仕事がないときはなるべく人に会いたいものです。

こんにちは、にしかわです。

すぐに一人で家に居たがるので気を付けたいとは思っております。

 

と言っても酒を飲む習慣もないし、

知らない人と話すのもめんどくさいし、

友達は忙しそう、

なんて障害がさっそく立ちはだかっております。

 

そこで、われわれ音楽家の選択肢としては

・ライブを見に行く

・セッションに参加しに行く

などがあります。

まあ趣味と仕事がほぼ一致しているありがたみですね。

まあなんにしても人に会って、

生でなにか体験すれば家では得られないなにかがあるものです。

 

さて、このところ関心深い内容としては、

セッションに行ってピアノを弾いて、

バンドの中でのピアノの生音の聴こえ方に客観性を持たせる、

ということがあります。

 

ピアノを家で練習で弾いていたり、

ドラムレスで弾いていたりする時にはあまり気にならないのですが、

わりとがっちゃがっちゃした状況だと、

どうも自分の音が遠くに聴こえてしまいます。

 

オルガンの場合はスピーカー経由だし、

音量のつまみもあるし、

いろいろライブ録音を自分でとって反省しているので、

大まか想像ができているはずなので問題ないです。

 

ピアノの場合、アップライトピアノは家にあるし、

目の前で弦がなるのもありますので、

わりと想像しやすいのですが、

グランドピアノに関しては弦は物理的に遠いし、

蓋をあけても音は反射して主に右側に飛んでいくだろうし、

譜面台は倒してもとりあえず自分への遮蔽物だし、

なかなか想像と出音を一致させるのが難しいです。

とくに電気楽器や、ドラムと一緒の時など。

 

そんなわけで自分ではあまり聴こえないなあと思っていても、

あとで人に聞くと「ちゃんと聴こえていた」ということがあったりで、

不思議なのですが、いまいち演奏中は信じきれません。

おかげさまでだいたい力が入ってよろしくないことになるというものです。

 

ジャムセッションだと、大体自分がほしいと思っているより、

大きな音、というかうるさい音が鳴らされていることが多いので、

(まあ伴奏が上手というのはプロでもとても難しいことなので、

別にそこに文句があるわけではないです。)

その状態でいかに体をコントロールしつつ、

音をイメージ通りに外に伝えるかというよい訓練になるので、

なかなかやりがいがあるというものです。

 

というわけでなるべく空いている日はジャムセッションに行って

ピアノ、特にグランドピアノを弾いてイメージとの誤差を減らしたいものです。

 

この前録ったセッションのプレイバックは個人的にまあまあよかったので、

この調子でもっといろいろ経験せねばなりませんね。

がんばります。

レッスン新規教室開校的な

さてさて、レッスンは今は駒込、田端にある自宅で行っておりますが、

いろいろありまして、今度横浜市は鶴見駅徒歩10分ちょいのところで

新レッスン場所を開校しようと思っております。

 

環境としてはこれまた一般住宅ですが、

Hammond A100(B-3と同じ音がでます)

Leslie142(122のちょっと背が低いバージョン)

にKorgのエレピが置いてある環境です。

 

横浜方面でハモンドオルガンやピアノのレッスンを受けたい

という方がいらっしゃったらお気軽にお問い合わせくださいませ。

よろしくお願いいたします。

本当の自分の音の聴こえかた

すっかり春ですね。

よいことです。

こんにちは、にしかわです。

 

さてさて、久々に自分のライブの動画でもアップしようと思って、

オルガンジャズ倶楽部でのライブのDVDを焼いてもらいました。

 

日頃自分のライブの録音は極力ipod touchで簡単に録音をして、

できる限り反省材料としてチェックしております。

先日のライブももれなく録音してチェックしてみて

いろいろ反省してみたり、改善点を探してみました。

 

それからもらった動画のファイルを見ていろいろまた気づいたのですが、

録音物として聴いていたものと全然違う部分がいっぱいあります。

もちろん大まかな部分では一緒なのですが、

各メンバーの音の混ざり方が、動画つきで見ているせいなのか、

印象が全く違ってきました。

 

「この部分はだれがどうで・・・」

とか思っている部分が全く逆になっていたりとか不思議でいっぱいです。

 

先日の演奏もまたいろいろ個人的に新しいことに取り組みつつ

がんばっていたわけですが、

いろいろ細かいところが個人的に行き届ききらなかったなあとか

思っておりした。

 

一方でライブはお客さんのご意見としては総じて

「とてもよかった」

とのことで、アンコールもいただけたことだし、

実際ライブとしてはよかったのでしょう。

 

この結果はとてもありがたく、喜ばしいことですが、

一体生で自分の演奏を見たり聴いたりすると、

どういう印象を受けるのか気になるところです。

 

これは一生かかってもわからないことのなのでしょうけど、

なるべくイメージと現実のギャップは減らしていきたいものですね。

悩ましいところです。

 

ちなみにこのところ新発見したことは

「腕の重みの乗せ方」

でございます。

演奏の重心がちょっと下がった感じがします。

また暇なときに詳しくかきましょうかね。

飛び込むかんじ

そろそろウェブサイトのいろいろな情報を更新せねばならない

と勝手におもっております。

こんにちは、にしかわです。

いろいろ書き直したほうがよいものもあります。

動画とかもアップしたくもあるような。

 

さてさて、いろいろ練習したり、実戦したり、

日々いろいろ楽器のコントロールを研究しておりますが、

ハーモニーもリズムもどちらにしても、

まあ結局は相互的にいろいろ干渉しますけど、

「飛び込む」ことが大事だと最近感じております。

 

訓練をすればするほど、

一つのことをやりながらいろいろ聴いたり、

そことの距離感をとったりなどできるようになります。

でも音楽として一番機能するのは、

それらを一切すてて、信じてダイブしているときかと思います。

 

人とやるとき、特に自分よりもずっと上のレベルの人とやる時にこそ

勇気をもって飛び込むというかもぐりこむというか。

うまく飛び込めると自分のことに集中しつつ、

周りの音がいままでと同じように聴こえてきます。

 

あまりなに言ってるか伝わりづらいかもしれませんが、

いろいろマージンをとりながら音楽をやっても、

いまいちうまく機能しないということです。

慣れてくればくるほど、まわりの音も自分の音も聴こえてきますが、

そこからもう一歩というのがなかなか踏み出せないというケースが

とても多いような気がします。

 

もちろん自信をもって飛び込むだけでは事故るので、

日々の基本的なトレーニングがあってこそです。

基本ができていても飛び込まねばうまいこといかんのです。

 

というわけで、まだまだコントロールしきれておりませんが、

よりよい状況をつくれるようにいろいろ実験してみます。

がんばります。

キークリック!とピアノ調律!

2月のスケジュールを更新いたしました。

こんにちは、にしかわです。

ツアーも行くし非常に忙しい毎日になりそうですが、

ありがたいものですね。

 

さてさて、このところのオルガンの練習としては、

ハモンドオルガンの「キークリックをいい感じで鳴らす」

がテーマになっております。

 

キークリックというのは発音や離鍵時の「かさっ」

というなんともいえないよいノイズです。

日ごろ殆ど気づかないような音ですが、

ハモンドオルガンの音色の構成上こっそり重要な音です。

 

不思議と録音物でもアーティストによっては

このキークリックがよく聴こえる人とそうでない人がおります。

個人的にはとても好きな音なので、

自分の演奏にも積極的に取り入れていきたいとことでございます。

 

さて、一方でハモンドオルガンには「パーカッション」という

音の立ち上がりに「こつん」というアタックをつける機能があります。

単音弾きのときの立ち上がりに重要な機能ですが、

これはキークリックとの両立がなかなか難しいのです。

 

というわけでこのところいろいろ研究をしてみたところ、

いろいろ改めて分かったのでまとめておこうと思います。

 

タッチと音の立ち上がりの関係とか

・力を抜いて弾くと立ち上がりがとてもよい

→パーカッションが良く鳴る、ぬける

・次の音との間をくっつけずに(ノンレガートで)かつ

極力つなげるとパーカッションの音量がちょっと下がる

→キークリックも聴こえてくる

・均一な音符が連続するほどキークリックがよく聴こえる

→8分音符の引き方をあまり跳ねない方が聴こえる

 

というような感じでございます。

というわけで

「力を抜きつつ音をぎりぎりまで残して均一に」

というのをものすごいシビアなタイミングに音符を入れることで

いい感じの音になるようです。

すんごい難しいです。

 

ですが、これができればシンプルなフレーズでも

十分に聴こえさせる内容になると思います。

個人的にはできるととても満足な仕上がりです。

ということでがんばろうとおもいます。

 

一定のテンポで正確にやるというのは基本なのですが、

いろいろニュアンスも含めながらやると思うようにできなくて

つらいですが日々ちょっとずつ修正ですな。

 

 

 

ところで我が家のピアノの調律を久々に行いました。

やはり正しいピッチのハーモニーや音色って

それだけでステキですね。

 

ピアノの弾き方はまた違うのでまたいろいろ研究中です。

オルガンと共通する身体の使い方もあるので、

うまく共存できるように工夫しております。

おもしろいです。

 

ピアノはピアノで思わぬシチュエーションで音をほめてもらえたりで

非常に嬉しい限りですね。

去年一年でまたいろいろ上達したとおもっておりますが、

またことしももっと進歩していきたいものですね。

もちろんオルガンもですけど。

 

体の使い方と、新機材投入

年末にも一応技術的な話とかしておこうと思います。

こんにちは、にしかわです。

体の使い方と、機材の話を少々です。

 

<力をできる限りぬくことを改めて考えてみました>

ここのところバンドアンサンブルでのリズム感のコントロールのために、

一部どうしても力を入れなければならない状態が続いておりました。

それなりに音のコントロールは可能になっておりましたが、

 

・別のことに意識を持っていかれると崩れる

・音色がつぶれて抜けがよくなくなる

・指変えのとき親指の付け根が痛む

 

などいろいろよくない現象も起きてきますので、

改めて体の使い方を研究中です。

やはり力を抜いた状態で弾くことを目標にしております。

 

音色はよくなったのですが、

コントロールが難しいですね。

とくにテンポ感ががらりと変わってしまったので、

また地道にチェックするしかないですね。

新年休み中にでも。

年明けにご期待くださいませ。

指の付け根の調子もよくなるとよいですね。

 

あまり関係ない話ですが、

今日はたまたまピアニストの音の出し方を目の前で見る機会があったのですが、

タッチに関してもあらたにやるべき練習を見つけました。

これもこっそり練習しておこうと思います。

 

 

<機材をちょっと導入してみました>

このところ一段鍵盤のオルガン持込みで

ベースアンプやPAにつなぐ機会が多くなりました。

 

このセットだと根本的な音色の抜けが稼げないので、

手持ちのベースプリアンプを久々に導入しました。

結果はかなり効果があってよかったです。

 

ただ手持ちのベースプリアンプだと

その機材の音色が強く出てしまいました。

そこで今回初めてブースターを購入してみました。

イコライザーつきなのでそこで調整もできそうです。

同時にリバーブ無しの環境なので、リバーブも購入しました。

 

家で実験する限りだと、

楽器の原音をそのままに力強くできそうな手ごたえです。

ひょっとしたらまた新しいベースプリアンプみたいなので、

音色自体も少しマイルドにしたほうがよいかもしれませんけど。

 

とにかくこのセットでよりやりやすい環境ができれば、

またひとつやれることがふえるので楽しみです。

 

 

<足鍵盤をちょっと修理しました>

この年末のタイミングを見計らって、

日ごろ使っている足鍵盤をちょっとメンテしてみました。

 

今回の修理箇所は

・よく使う鍵盤の根元のクッション部分の補修

・内側に外れたネジの除去

 

とりあえずよくわかっていなかったのですが、

ネジをいろいろはずしてみたところ、

ある程度のところまで分解できました。

 

ネジの除去に関してはすぐに終わったのですが、

鍵盤根元部の補修はうまいことバネがはずせず、

奥まったところにうまいこと工具を使って、

あまり使わない部分の部品を移植してみました。

 

とりあえず元に戻せて壊れてないと思いますが、

使い込んでいるとは言え、

この足鍵盤はもともと接点の位置が深すぎるので、

ハモンドオルガンの足鍵盤としては、

もう少しこちらの動きに対して少しよいアクションになってほしいものです。

きっとバネをいじれば何とかなるのでしょうけど。

 

というわけでいろいろありますが、がんばります。

練習の終えかた

せっかくなのでもうひとつブログ書きます。

こんにちは、にしかわです。

 

我々技術者にとって日々の技術の鍛錬は重要です。

10000だか20000時間の訓練をすれば

どの分野でも達人になれるというお話もあります。

 

なにもない休日などは意欲があれば一日中練習するのも

とても有意義な気がしたり、

本番がある日は出かける前まで練習してみたり、

もちろんあるいはなにもやらなかったりすることもあります。

 

我々日本人は特にまじめである教育を受けてきたので、

とにかくきっちりやれるようになるまで、

練習を続けてしまう傾向が強そうです。

 

といっても完璧にできるなんてことは厳密にはほぼありえないのも現状です。

ひとつのことを文字通り完璧にできるように練習するだけでも

下手したら一生かかりそうなものです。

 

さて、わたくしにしかわさんも日々いろいろな方法で練習を試していて、

ああでもない、こうでもないと思索しておりますが、

最近練習のやり方のある一点に着目しております。

 

それは「練習の終えかた」です。

それぞれのトピックについてです。

特にその日の練習の終わりごろについては言うまでもありません。

 

かいつまんでおはなしするならば、

「自分がいい感じだと思う状態でとっとと切り上げる」

ことを意識するということです。

 

あまり同じ練習をすると細かいところが気にもなってくるし

(もちろんそういう日も必要なのですが)、

とにかく自分が「このくらいの感触でやれば自信をもってできる」

のをなんとなくつかんでいくことが練習の目標で、

その「よい状態」の積み重ねを「上達」ということにしたほうが

精神衛生上もよさげです。

 

とりあえずためしに「2回いい感じにできたらそれでよしとする」

くらいにしております。

あまり急激に素早く練習して「できなかった」で終わらせないように

気をつけております。

とにかく「なんかできた」という感触をもって終わるようにしております。

多分脳科学的にも成功体験の積み重ねはよさそうですよね。

 

なんとなくここら辺のことは間違っていない気がするので、

しばらくいろいろ気にしながらやってみようと思います。

がんばります。

楽器の発音機構を学び中でございます

ひさびさの投稿でございます。

台風ですね。

こんにちはにしかわです。

 

さて、最近は改めて楽器の発音機構について見直しております。

ハモンドオルガンもピアノも同じ鍵盤楽器ですが、

弾き方が違うのは楽器の発音機構や音の性質が違うためです。

 

というわけで改めてここら辺を根本から考えております。

 

<ハモンドオルガン>

鍵盤を押していくとある点で接点(スイッチ)がオンになって

それに対応する音が鳴る。

特に多列接点の鍵盤なら、倍音一つ一つに対してひとつずつ接点がある。

スイッチを適切なタイミングでオンにすることが大事、

鍵盤を弾くというよりは接点のオン/オフをどのように使うかを考えたいです。

 

<ピアノ>

鍵盤を押すことで「てこ」的なものを使ってハンマーを投げる、

ハンマーが弦にあたって音が鳴る。

ハンマーの加速、鍵盤を押しながらハンマーが離れるまでの力積(力×時間)

をどのように加えるかを考えたいところです。

 

そこまでちゃんと両楽器の構造を勉強したわけではないので、

間違いがあるかもしれませんが、概ねこのような感じでしょう。

 

特にピアノだと音のコントロールに使える時間は意外にも長くて、

小さい音を弾くときも、大きな音を弾くときもいろいろ応用が利きそうで、

なかなか勉強になることが多いです。

意識したら音色もわりと望みどおりの方向になりそうです。

 

まあこれを実際の演奏ではどちらの鍵盤でも全部の指でやり続けなければならないのですが、

ここら辺が楽器の技術力なのでしょうね。

というわけでいろいろ気にしながら練習しております。

訓練訓練。

基礎練と自信と脱力とか

というわけで今度は楽器の技術的な話です。

こんにちは、にしかわです。

基礎練大事ですね。

 

このところ一旦基礎に立ち返ってゆっくりと指の動きを確認したりしてます。

足鍵盤の弾きかたもちょっとずつ分かってきたような気がします。

 

それに伴ってアンサンブル中の体の使い方に関してもかなりの発見がありました。

本日はピアノとギターのデュオでしたが、

練習の効果は確実に出ている気がします。

 

今のところの中間報告ですと、

曲の入りの部分でも、

演奏中の指や手や腕の動きでも、

足の動きでも、

なるべく「その場の音楽に対して自然に何の自我も無く」

動かすのが一番まともに混ざるような気がします。

 

この「自我を入れない」というのがなかなか難しいのですけど、

練習は練習で鍛錬は必要ですが、

いざ本番というときにはどうしてもなんらかの思考だったり、

余計な力は無意識のうちに入っていたりするものです。

 

どうしても「速く弾きたい」「正確に弾きたい」とか

そういう欲が出てしまうのですが、

実際の演奏中はそういうところに神経を使いすぎず、

「その場の音楽が要求していること」

を本当に注意深く聴いて、それに委ねることのほうがよさそうです。

待ちきれないときもまだ多いのですけど。

 

日ごろの練習は「そのポイントに向けて自然に動くこと」を

反復練習するのみでしょうか。

 

注意深く聴きながら待つことはすぐにでもできることなので、

大変ですけどぜひ演奏者のみなさまも挑戦してみてくださいませ。

意外に世の中何もせずとも満ち足りていたりします。

ご存知かもしれませんけど。

 

ここら辺がうまく行っていると、基礎練とも相まって、

オルガンでもピアノでもわりとよい感じにいい音で混ざってくれます。

嬉しいですね。

こうしてちょっとずつ日々進歩みたいな。

 

共演者でも、聴衆でも、なんだかリアクションがちょっとかわったかもです。

思い込みじゃないとよいのですが。

 

ついでにやはり鍵盤の主旋律部分の音の立ち上がりのコントロールについても

ちょっといい感じの対処の仕方が見つかってきた気がするので、

音色自体もいい感じになった気がします(当社比)。

 

そんなわけでいろいろ演奏活動もがんばっておりますので、

ぜひ聴きにいらしてくださいませ。

おまちしております。

ギターのシングルトーンがうらやましいです

同じ日の投稿2個めです。

こんにちは、にしかわです。

 

ギタリストはたくさんいますが、

グラントグリーンさんは結構な人気です。

にしかわさん的に一押しのギタリストの一人なのですが、

先日グラントグリーンぽい音はどうやったら出るのか考えてみました。

 

リズム感がすごいよいことや、

シンプルで歌心あるフレージングなどはみなさんよく取り上げてますが、

今回改めて強く思ったのは、

「ピッチのゆらぎ」

です。

 

要するにビブラートみたいなものなのですが、

ここで特に言いたいのは「「ピッチのゆらぎ」のゆらぎ」です。

なんだかややこしい表現ですが、

伸ばしている音に対するゆらぎの変化付けだけでなく、

ぱっと聴き気づかないような

フレーズの途中の一音のはじめの方だけだったり、

ここら辺のゆらぎのコントロールが実に有機的で、

同じフレーズでもものすごい印象が変わります。

 

というわけで家にあるギターで弾けないなりに実験してみたのですが、

やはりシンプルなフレーズでも聴こえ方が全然変わりました。

みんな速く弾かないでいいから、それやってくれないかなあと願ってます。

 

今後それを立証すべく、ギター持ってセッションに行きたいですな。

その前にギター練習しないといけないけど、

オルガンやピアノもいろいろやりたいので困ったもんです。

 

ただたくさん種類のある楽器でも、

アタックのコントロールとピッチのコントロールが露骨にできるのは

私が知る限りギター類のみなので、

両方ともあまりむいていないハモンドオルガンにとっては

うらやましい限りです。

 

とりあえず、オルガンはレスリー切り替えでの大きなピッチうねりや、

発音時のキークリックの音をもっと大事に聴こえさせたいということで、

なんとか似たような方法に近づければいいですね。

そういう発想だと見えてくるものもいろいろあります。

 

引き続き研究したいところです。

練習したいこといっぱいです

というわけで久々の更新でございます。

こんにちは、にしかわです。

7月は休みもなく忙しくすごしておりました。

ありがたいことです。

 

さてさて、そんなあわただしい中ですが、

ちゃんと練習はせねばならないわけです。

曲も作りたいのですが、どうしても後回しになってしまいますな。

 

いまやらんとしていることは、主に

 

基礎練

スケールだったり、12キーでやったり、

基本部分を磨くのはわりと実戦でいざというときに役に立ちます。

ので、もっと基礎力を上げたいところです。

 

テンポ感

 

これが一番難しいです。

カウントから入る瞬間にちゃんとそのテンポになっているかです。

ドラムがいるときとか、いない編成とか、メトロノームでやるときとか、

もちろんメンバーによっても感じ方が変わってきたり(いかんのですけど)

それぞれの状況で普通にキャッチできるかが課題です。

 

普通にやればよいじゃんってはなしなのですが、

なかなかこれが素直に行かないのが悲しいところです。

訓練しすぎると余計な情報が染み付いて、

素直になるのも難しいのですけど。

とりあえずがんばるのみですな。

なんかよいヒントがあればよいのですけど。

 

フォームをなおそう

どこが悪いってわけでもないのですが、

発音のコントロールが手首の高さでできることがわかったので、

いま左手首を高くした状態で弾くことに凝ってます。

いろいろなことがリンクしていくとよいですなあ。

 

というわけで先の見えないトレーニングですが、

日々こんなことばかりやっております。

明日はちょっと曲をつくろうかな。

左足をきたえます

先日のモーションブルー、小暮哲也トリオ無事終了いたしました。

たくさんのお客さんに来ていただいて、

演奏も結構面白い感じにできてよかったです。

 

当日朝に練習していて気づいたのですが、

オルガンの左手ベースを弾く際に、

左足でベースペダルを踏んでアタックをつけるのですが、

そのタイミングの重要性とその難しさを再確認いたしました。

それゆえ、モーションブルーのライブのときは敢えて

左足のアタックを全く使わずに演奏してみました。

 

普段は左足のアタックも込みで自分のテンポ感などを確認していたため、

それ無しでやるとまたグルーヴが変わって

体のコントロールがなかなか大変ではありました。

 

というわけでただいま左足強化月間です。

なんだかバスドラの4分打ちをひたすら練習するドラマー

に近い物がありますね。

このトレーニングを続けていくと、

オルガンベースのグルーヴもさらによい感じになりそうなので

期待大ですな。

 

いよいよ腰から上が殆ど動かないようにせねばならない理由が

できてしまったので、こうやって名人へ近づいていくわけですね。

がんばります。

 

そしてこのごろのライブのお知らせはこんな感じです。

 

date:6/20(金)

place:Organ Jazz 倶楽部(沼袋) start: 20:00~ charge:¥2500(予約)/2800(当日)

members:西川直人(org) 原川誠司(as) 大井澄東(ds)

 

date:6/22(日)

place:Jazzmal(南与野) start: 14:00~ charge:¥1000

members:Jam Session 西川直人(org)

 

date:6/25(水)

place:Organ Jazz 倶楽部(沼袋) start: 20:00~ charge:¥2500

members:鷲頭誠(ds) 守屋純子(pf) 西川直人(org)

 

よろしくおねがいいたします!