「オルガンとか機材とか」カテゴリーアーカイブ

電源いろいろ

電源まわりもだんだん趣味になってきました。

こんにちは、にしかわです。

総当たりで実験するのは結構好きみたいです。

手間も時間もかかるけど。

 

というわけで、友人と自作電源タップやケーブルで楽器の音がどうなるか試しております。

 

まあ、まだまだわからないことだらけです。

とりあえずオーディオ用の電源を試したり、それに近いものを作ったりしております。

 

ぱっと思いつくだけでも以下のような要素があります。

 

電線について

・材質

・太さ

・プラグ(オスメス)の材質、メッキなど

・はんだの付け方など

 

電源タップ

・箱の材質、重さ

・コンセント(材質、噛みつきの強さ)

・内部配線(材質、配線方法)

 

これがいくらでも組み合わさるのでなかなかややこしいです。

 

ただ、オーディオ用では

太くてよい材質でメッキがされている電線、噛みつきのよいメッキされたコンセントのタップ、が割と高級で、よいと思われがちのようです。

 

確かにこれらの性質のものはびっくりするぐらい音をクリアにして、低音も強くしたりします。

 

ところが、楽器に使うと必ずしもそれがいいわけでもなく、

・強すぎてアンサンブルで音が勝ちすぎる

・細かく柔らかいニュアンスは出ない

・なんかハイファイなかんじ

という、まあほとんど同じこと言ってますが、通常の安い電源ケーブルの良さを損なうこともあります。

 

変なはなし、今のところ元々の電源ケーブルと普通の安いタップが一番コントロールしやすいという残念な状況です。

 

というわけで、オーディオ用とは別のアプローチで今後実験していこうと思います。

 

ただ、抜けや分離の悪い楽器やアンプに使うには、弱点を補えるので、便利に使えるケースもあります。

使いようですね。

これだけでも大発見です。

 

メインのオルガンやスピーカーにはもう少し面白いものがつくれるかもと信じて、

とりあえず付属のに近いスペックのものを次は作ろうと思います。

 

そして、今更ながら、一般的な電気の極性(プラスマイナス)で音が相当変わることに気が付きました。

その機材で使うプラグがn個なら2のn乗と総当たりで毎度調べねばならないので、(まだ極性を揃えることと良い音かどうかがわかってない)大変ですが、またこれらもはっきりさせていこうと思います。

 

単純な意味での音色を良くすることは、かなり今の自分にとって大きいので、研究としてはやりがいがあってたのしいですね。

機材の調整と確認みたいな

本日は機材周りの細かい調整をする日になりました。

こんにちは、にしかわです。

練習時間はとれないけど、これはこれで有意義です。

 

・レスリースピーカーの調整的な

まずは朝から買い物に行ってきました。

ホームセンターです。

新しく使おうと思っているレスリー142のキャスターを運びやすくするために一回り大きいものを。

ついでに半田作業関連のクリップやらピンセットも手に入れました。

今後の作業がたのしみです。

 

ビンテージのドライバーとスピーカーがついているのですが、142の抜けが今ひとつなので、真空管のプリ管とパワー管を手持ちの中から選んでみました。

多少は解決したかなと思います。

 

ついでに122も低音のスピーカーをリプレースのものからビンテージのJensenP15LLにしてみました。

ドライバーは相変わらずAtlas PD60と言うものですが、これはリプレース品の種類の中でも一番よい音だと思います。抜けもよいですが柔らかさもあって、コロコロした音も出せるので、ビンテージでなくてもありな選択肢ですね。

・ギタリスト遊びにきました

その後ギタリストが2人も遊びに来てくれて、セッションもしてみました。

先日ピックアップをP90に載せ換えたわたくしのセミアコですが、かなり目標の音に近づいてくれてました。

うれしい!

そして、ギタリストはギターがうまいなあと再認識しました。

ギターもうまくなりたいものです。

 

というわけで、明日からまた楽しく練習します。

グラントグリーンへの道 ピックアップかえました

ギターを地道に練習しております。

趣味です。

こんにちは、にしかわです。

オルガンもピアノももちろん練習しております。

忙しい。

 

というわけで、最近フルアコほしいなあと思っております。

ジャズギターといえばフルアコですよ。

Screenshot_2017-04-27-23-57-43_1

こんな感じです。

これとかほしいです。

値段もリアルですな。

主に見た目でですが、動画で音もチェックしております。よさそう。

でもギター的にはまずは見た目です。たぶん。

 

Gibson L-5とかもいいんですが、いくぶん100万は夢のまた夢です。

趣味でなんとなく買うにはいろいろ大変です。

 

とりあえずは数年前にこれまた見た目だけで買った25000円くらいの新品のセミアコ、Gibson335もどきを使って我慢しております。

といっても家で弾くにしては結構出来がよいギターです。最近の技術は素晴らしいですね。

 

一方グラントグリーンさんのサウンドも大好きで憧れなのですが、彼が使っていたのはGibson330という、割と手持ちのギターと形がかなり似ている品です。

 

まあこれまた数十万円なので、買えないのですが、このギターを動画でいろいろ見ていると、どうも手持ちのセミアコとの大きな違いは、

 

・330はフルアコ(ボディが完全に空洞)

・330ピックアップがp90

 

という二点です。材質や、仕上げに関しては今回は見なかったことにします。

 

そして、セミアコのセンターブロックをぶち抜いてフルアコにするという企画は、ギタリスト数人からガチで止められたのでとりあえず保留。

 

というわけで、今回のタイトルの「ピックアップを交換」ということになりました。

前置きが実に長い割には中身がなくてすみません。

でもこの熱い気持ちが伝わってればなによりです。

 

とはいえ、電気回路図が苦手なので、今回は友人の力を借りることにしました。

 

Jpeg

というわけで、今回はフロントピックアップをp90タイプに交換してみました。

 

途中配線が外れたり、回路図の見本と現物の配線が逆だったりで、ひとりでやっていたら確実に死亡しておりましたが、やはり経験者は頼りになりました。

 

今度焼き肉でもご馳走しようと思います。

 

さて、肝心の音ですが、割とp90っぽい艶やかな音にはなったのですが、やはりビンテージの名器程の抜けは出せないようです。

ここらへんが、ギターの作りによる違いなのでしょうか。

不思議ですね。

弦の振動拾っているだけなのに。

 

というわけで、一歩満足度があがったところで、またギターも練習に励みたいと思います!

Leslie142が二台もあるのもめずらしい

Jpeg

本日の寝床です。

こんにちは、にしかわです。

Facebookに書いたのでついでにこちらにも書いておきます。

 

せっかくの機会だったので、2つのスピーカーの音を比べてみました。
左側はドライバーとスピーカーをリプレースのものに変えたもの。
右側はまだちゃんと中身を見てませんがおそらくオリジナルのドライバーとスピーカーだと思います。
アンプは両方とも122アンプです。右側は改造して122アンプになったので見た目は違いますけど。

Hammond A100につないでおります。
音ですが、

 

左側
ぬけがよい、ちょっと高音が強すぎるとこもある。クリックノイズがよくきこえる。
単音弾きは抜けがよさそう。
低音はおとなしめ。ドライバーから低音の音に付随した高音のリーケージノイズがよくきこえるせいなのかちょっと腰が高いサウンド。

 

右側
高音も出過ぎずフルドローバーでもまろやか。
コード弾きの音に独特の響きがあってよい。
単音弾きはうもれるかも。
低音は音量が小さくても全体的にしっかり厚みがある。
全体的にはこちらの方が重心が低い。

 

まあ箱の材質やら、吸音材の有無やら、真空管やらも違うので一概には言えませんが、このところの趣味として、しばらく右側を採用してみようと思います。

なかなかこのスピーカーを使う機会は都内ではありませんが、今後たのしみです。

右側のアンプからたまにバリバリとノイズが出ることもあって、一応左側のものと交換しておきました。

これでよい感じならレッスン室の122もドライバーとスピーカーを同様にビンテージに入れ換えてみるのもありです。
電気系は苦手ですが、ちょっとの半田付けならがんばります。

電源タップかってみました

こんにちは、にしかわです。

アキバまで行ってまいりました。

Jpeg

というわけで、こやつです。

オヤイデのOCB-1シリーズのウェブサイト限定モデルとのことです。

 

当初はスタンダードモデルを買おうと思っていたのですが、お店の人によるとこちらの方が値段はあまり変わらず、パーツに良いものを使った自信作とのことです。

直接お話を聞くとわかることも多いですな。

 

早速家に帰ってビンテージのHammond B3につないだりしながら音の変化を確認してみました。

 

びっくりするくらいの変化があったわけではないですが、明らかに音が変わったのはわかりました。

とりあえず高域の抜けと分離がよくなった感じです。

 

さて、これを実際ライブの現場で使って行きながらいろいろ試していこうと思っております。

現場で使わないとわからないことがおおいですからね。

 

というわけで、またご報告しようとは思っておりますのでご期待ください。

 

ちなみに最近の現場のPAの人でこれ系に詳しい人がいたので、ここら辺についてお話をうかがってみました。

やはりオヤイデのタップはクリアーで、音のスピードが上がるとかなんとかというコメントでした。

スピードが上がるというのはまだわかりませんけど、概ね同意できる感じです。

 

ちなみに、ベルデンのタップはさらに煌びやかな音がするみたいです。

個人的には抜けもありつつ、温かみがある方が好きなんだけど、そういうタップってあるんですかね。

気になるところです。

 

今のところの勘ですが、オルガンにベースプリアンプを通した時の音の変化に似てます。

 

ただ、プリアンプはそれ用に電源アダプターやシールドが必要だし、今使っているオルガンは専用の11ピンケーブルでつないでいるので、プリアンプなどのエフェクターをかます事が不可能でした。

 

そういう意味ではプリアンプ系の音色作りのエフェクターとして電源タップでそこをまかなうように使えると言えなくもないですね。

まあまだ調査不足ですが。

 

今回スマホからの初投稿なので、文章や段落やらいろいろ不具合が多いです。やはりパソコンの方が書きやすいですね。

お金は使ったほうがよいらしい

こんにちは、にしかわです。

読んだ本によると、お金は使うとまた回ってくるとのことです。

ほんとかな。

 

というわけではないのですが、

年末も近づいてまいりましたので、

今年中に仕事関係で使うものを買ったり、

整備できるものはしておこうと思い立ちました。

自営業ならではの設備投資でございます。

 

<やること(やったこと)リストとそのコメント>

 

・ピアノ調律 (済)

一年半ぶりにやりました。

ピッチが良くなったのは当然ですが、

今回は整音といってハンマーのフェルトも削ってもらいました。

削りたてで柔らかい音でございます。

そのせいか、鍵盤が重くなったような気がしました。

結果腕の重みを預ける弾き方を学びました。

勉強になりますなあ。

 

・オルガンメンテ

来月やる予定です。

今回は職人さんにお願いして、鍵盤接点周りのクリーニングです。

これによって楽器の発音が良くなるものと思われます。

色々な部分のコンデンサも変えたいのですが、

これもできればよいですね。音が結構変わるらしい。

 

・NordC2Dのケース

というか使っているのはHammond SK2のケースなのですが、

例によってファスナーが真っ先に壊れ始めたので、

買い替えるべきか悩み中です。

20000円弱したような・・・。

ファスナーだけ直せたらよいのですが、近所の手芸屋さんで聞いてみようかな。

 

・PCのマウス (済)

いきなり規模が小さくなりました。

ホイールの調子が悪くなったので取り換えました。

1000円以下のでじゅうぶんですね。

 

・かばん (済)

これまで使っていた大きめのと小さめのが傷んだので、

これを機に買い換えました。

合皮はある日ダメになるからこまったものです。

というわけで大きいほうの鞄はちゃんとした革のものになりました。

今回は紺色なのでちょっと地味といえば地味ですが、

スーツとも合わせることを想定してなので仕方ないかもです。

 

・楽器用の電源タップ

最近電圧が低いっぽいところでの楽器の音作りに困っております。

中域がごっそり抜けて痛くなる感じの音です。

電圧とあたりをつけておりまして、

ただいま電圧チェッカーを持ち歩くことにして、

傾向と対策を把握しようというところです。

一方で電源タップでの音の変化もかなり大きいとのことで、

入門的にオーディオパーツメーカー(?)のオヤイデさんの

電源タップを候補に考えております。

購入したら結果は報告しましょう。

 

・スーツ

これは思い切って買うか悩むところです。

一応去年二つ作ったのはあるのですが、

どうせならよい生地でつくるのもありかもですね。

 

 

などなど、ほかにもあったかもですが、

ぱっと思いつく限りこのような感じです。

ほかにも増えるかもです。

Leslie122と147の音の違いを調べる実験2

さてさて、2103の修理もあり、

いろいろ実験しまくっております。

こんにちは、にしかわです。

 

さて、前回のこのトピックで122と147の違いを知りたくて、

147アンプを改造に出して122アンプにしてもらいました。

 

ちなみに使用機材は以下の通りです。

 

・オルガン:NordC2D

・スピーカーとキャビネット:Leslie145(結果142に名称変更となります)

・変換器:海外製の1122とかいう変換器です。

・アンプ:147アンプ→122アンプ1(改造したやつ)と122アンプ2(家のLeslie122についているやつ)

今回改造の納期が無駄に遅れたため家から122アンプを一時的に持ち出す羽目になりました。

 

ややこしいので前もって説明しますが、

アンプは122と147の2種だけですが、

スピーカーのハコの大きさによってまた細かい分類があります。

122アンプ:122スピーカー(大) 142スピーカー(中)

147アンプ:147スピーカー(大) 145スピーカー(中)

です。ややこしいですなあ。

 

 

 

<実験その1> とりあえず122アンプ2をつないでみた感想

 

今までの147アンプの時よりローが強く出る印象。

ただ全体的には147アンプの時のぺらっとした感じの音は出なくなった印象。

音が上品になったかもしれない。

オルガンのEXPペダルを踏み込んだ時の最大音量への上がり方に違和感あり。

音がぬけきらないので肩透かしを食らう感じでしょうか。

最低音量が持ち上がってしまっていて差がつきにくいのかもしれません。

122アンプに変えて音の変化は結構あったが、

もともとのアンプの個体差(コンデンサーのへたりや真空管)

使っていた電圧(147:100V 122:117V)や

変換器(122:海外製 147:国内製)

という違いによるものも捨てがたい。

が、147アンプのままのほうが使い勝手がよかったなあ。

 

 

<実験その2> 122アンプ1をつないでみた感想

 

というわけで改造されて122アンプになりました。

147アンプには戻れないので、記憶を頼りにということになります。

もともと145スピーカーについていたアンプなので、

機材の相性というものがあるのだとしても相性はよいはず。

そして元が同じものなので比較もより的確かと思われます。

 

音としては相変わらずローよりの音だが、

EXPペダル踏み込み時のレスポンスは前ほど困った感じでもない。

使えるという印象。

ただ音色自体は改造してとてもよくなったなあという印象でもない。

逆に違いが分かりづらくなったかも。

しかも117V でも100V でもどちらでも使える。

どちらが正しいのかよくわかっておりません。

100使っておけば安心でしょうかね。

変換器のメーカーの違いでの音質の変化はあまりなかったようだ。

どちらかというとアンプの個体差の影響のほうが大きかったのかも。

機材の相性もあるものなのかもしれない。

 

 

<実験その3> B-3と122あるいは142での音の違いを調べた

 

145スピーカーは晴れて142スピーカーになったので、

家のHammond B-3とも接続できるようになりました。

というわけで、この二つの違いを比べてみることにします。

 

122:Atlas PD-60A driver Eminence Delta15B speaker

142:Atlas PD-5VH driver Jensen P15LL-C6435 speaker

Jpeg

 

結果としては、

122の方が抜けがよく、低音も自分好みの重すぎない感じでかなり差がありました。

ドライバー自体はどちらも近年のリプレース品ですが、傾向としては似ているはず。

なぜなら5VHの方は昔この122にもついていたのでよく知っておりますので。

その割には2つのスピーカーであまりに抜けの良さに違いがあったので詳しく実験することに。

違いの原因として考えられるのは

・アンプの個体差

・真空管の差

・取り付けているドライバーとスピーカーの差

・ドライバーを取り付けるアダプターの差

・キャビネットの大きさ、材質

程度でしょうか。

 

というわけで追加実験をしてみました。

 

 

<追加実験> 122と142の違いを詳しく比較してみる

 

・真空管を交換してみた

ほとんど違いは判らず。それぞれの音の印象は一緒だった。

 

・142のドライバーのアダプターを交換

元々このスピーカーを買ったときに既についていた

ドライバーを固定するアダプターがそのまま使えたので、

横着してPDのドライバーとセットのアダプターを付けておりませんでした。

 

元々のは結構縦長で、発振部からホーンローターの根元まで結構距離がありました。

それを、発振部がかなりホーンローターに近づくようなアダプターに交換しました。

 

結果、見違えるほど音の抜けが良くなりました。

予想外ながら恐ろしい結果ですね。

 

・低音のスピーカーを交換

Jpeg

122の低音が気に入っていたので、同じものを取り寄せてみました。

以前は海外から輸入していたのですが、

よくよく探したら国内でも売っておりました。

すぐに届いて取り付けました。はんだ付けです。

結果二つのスピーカーの音はかなり同じ方向性になりました。

低音がもし足りないとしてもNordのイコライザーの低音を上げれば解決できそうな気がするので、

個人的にはこれで全く問題ないです。

しばらく実践で使ってみないとですね。

 

・アンプ部分の交換

音の傾向が近づいたので、不要とて省略しました。

 

・キャビネットの差

低音部を弾いた時の一番低く這いずる帯域に多少差があるようです。

もちろん122の方が大きいのでその部分がちゃんと出ております。

この帯域はほかのパートと被らないおいしい帯域だと思います。

まあしょうがないですね。

 

・ドライバーの差

PD60Aの方が大きくW数も余裕があるせいか、

高音の伸びがちゃんとありつつ甘さもあり、

コーラスの乗りも美しい印象でした。

PD5VHも結構いい音なので、すぐに交換しなくてもよいくらいですかね。

Leslie2103のドライバーも試してみたくなるところですよ。

 

 

<結論>

 

楽器の本体を除けば、一般的なオーディオの話と同じでした。

音に近いほうから変えていくべきでしょうか。

スピーカー/ドライバー>ドライバーのアダプター>キャビネットの大きさとか>真空管/アンプ

という感じです。

 

今となっては147アンプから122アンプに改造したのもそれほど違いがあったのか正直わからないくらいです。

まあでも実験しないとわからないのでよかったです。

なんにせよ、142アンプとしてかなり音が良くなったと思うので、

今月のいろいろの出番での使用が楽しみでなりません。

 

あと、Jensen P15LL-C6435を余してしまったので、

どなたか欲しい方がいらっしゃったらぜひ買ってください。

検索してみたら90000円とかで売っているサイトもありましたが、

実際はいくらくらいなのでうれるものなのでしょうか。

ビンテージなのでうまく引き取り手がみつかるとよいなあ。

Jpeg

Leslie2103ホーンドライバー壊れたので直しました

お盆ですが、いまいち休めておりません。

こんにちは、にしかわです。

 

さて、先日ライブでLeslie2103を使おうと思ったら、

トレブルドライバーからおとが出てませんでした。

故障でございます。

 

一般的にドライバーが壊れる、ドライバーがとんだというのは

音を出している途中になることが多いので、

別の原因で壊れている可能性もあります。

 

というわけで、電子工作初心者レベルですが、

電気のテスターを買ってまいりましてチェックしてみました。

 

Jpeg

とりあえず裏蓋をあけてから配線を外し、

トレブルドライバーをくるくるまわして外します。

外したドライバーの両端子間の抵抗と導通をチェックしてみます。

というわけで結果抵抗も図れず導通も確認できず、

ドライバーの断線が原因ということでほぼ決定です。

 

というわけでメーカーに連絡してこのドライバーを注文しました。

いままでだと、スピーカーごとメーカーに送らねばならず、

梱包やらいろいろ面倒だったのですが、

ドライバーの注文ならばわりとスムーズにいくというものです。

ちょっと賢くなりました。

まあ本当は分解とかしたらメーカーに嫌がられるっぽいのですが。

 

Jpeg

というわけで届いたのがこちらのドライバーです。

PA-D50Zでございます。

非公表なのか、メーカーやスペックは教えてもらえませんでした。

音自体はわりと気に入っているだけに気になるというものです。

50ということは50ワットなのでしょうか?

ハコにも書いてある通り、インピーダンスは12Ωのようですね。

 

とりあえず無事ドライバーをとりつけ、

ギターでですが、簡単にテストをして音が出ているようだったので、

ひとまず修理完了です。

 

これを機にいろいろドライバーを試そうと思いましたが、

2103の高さに収まるものを探してみると、

ビンテージレスリー用のリプレース品の

Atlas PD-5VHなども大丈夫そうです。

ネジ回しもうまくはまりそうですし。

 

ただ抵抗値が12Ωと16Ωの違いもあるし、

そうすると出力自体が変わりそうだし、どうなるかわからないところです。

逆に今回のPA~をビンテージに取り付ける案もあったのですが、

飛ばすと怖いので、今使っているのを修理できるなら試してみたいところです。

 

気になることはいっぱいありますなあ。

Leslie122と147の音の違いを調べる実験

夏ですね。

こんにちは、にしかわです。

 

 

tsuyakesi2

さて、世間一般のというか、

ハモンドオルガンマニアのみなさまのなかでは有名な、

レスリースピーカーの122と147というモデルがあります。

見た目には両方ともこのような形で、

アンプ部分のみが違うというわけです。

 

 

122.147

というわけでこのスピーカーのアンプ部分のみの比較です。

左が122アンプ、右が147アンプです。

真空管はここに取り付けるわけですが、

写真では取り除かれております。

 

まあ見た目はほぼ一緒なのですが、回路は結構違うようで、

特に入力方式の違いが一番の違いといわれております。

 

122:バランス入力でノイズ少ない。ジャズ向きの音色?

147:アンバランス入力。オルガン以外にもつなぎやすい?音色はブライト?

 

などとざっくりな噂が飛び交っておりまして、

また一方で音色は同じで、どっちもいい音、という評価もあります。

これらはほぼHammond B-3に接続されていることが多く、

B-3自体も個体差もあるもののどれも良い音を出力するので、

音の傾向をつかむのが難しく、

にしかわさん自身も大して気にしておりませんでした。

 

rec_145_1

さてここににしかわさんが普段大きい会場のライブで使っている145というモデルのスピーカーがあります。

ややこしいですが、上記147スピーカーのちょっと背が低いだけのバージョンです。

アンプ部分はそんなわけで147アンプを使っております。

現在NordC2Dオルガンに特殊な変換器を介してつないでいるのですが、結構良い音で楽しいです。

 

先日、別の現場でたまたま置いてあった122スピーカーにこのNordをつないだのですが、

ハコの大きさの問題ではなく、明らかに147系とは音の方向性が違いました。

しかも122アンプの方が音色はかなり好みの感じです。

こまった。

 

というわけで、いろいろ悩んだ挙句145スピーカーについている147アンプを122アンプに変更しようと思いました。

方法はいくつかあって、ややこしいのですが、

 

 

・その1 122アンプをどこからか手に入れる

 

まあこれが一番無難なのですが

アンプ部分だけだと日本では手に入りにくいし、

海外から買っても輸送料込みで結構大変な額になります。

もちろん国内でスピーカーセットの122アンプを買うのはもっと高いです。

 

 

・その2 手持ちの122アンプの流用

 

122系のスピーカーは2台所有しているのですが、

それぞれがビンテージのオルガンとセットになっておりまして、

移植すると147アンプをどちらかに移植し返す必要が出てきます。

そうなると、 <122用の信号→147用の信号> の変換器があればと思ったのですが、

残念ながら見つかりませんでした。

 

一応入れ替えたとして、そのあとのビンテージオルガンの147への接続方法としては

 

オルガンの122用6ピンの信号→6ピンから11ピンへの変換器→11ピンから147用6ピン変換器→147アンプへ

 

があるのですが、間に挟みすぎてめんどくさいです。

音が劣化しそうです。

ちなみに11ピンてのは現行のオルガンやスピーカーの仕様です。

現行の仕様を介してのとんち的なつなぎ方ですね。成功するのかなぞです。

 

 

・その3 147アンプを122に改造

 

これは教えてもらうまで気づきませんでしたが、

これなら一番無駄なく行けそうです。

もちろんそれなりにお金はかかりますが。

買うよか安いです。

リスクとしては147アンプにするにはまた改造しなければならないというところです。

 

というわけで、だんだん考えるのもめんどくさくなって、その3の改造をお願いしてみました。

ただいま改造中です。

月末には出来上がるとのこと。

 

この122と147の音の違いに関しては

調べても詳しく触れられたページは見つからなかったので、

ここまでやる羽目になっております。

また結果を確認してご報告できればと思います。

 

つづく。

たのしみですなあ。

Larry Goldings トリオみてきた!

ねんがんの アイスソードを・・・

もとい、

ねんがんの ラリーゴールディングストリオをみてきたぞ!

こんにちは、にしハドです。

前にもこのネタやったような。

 

というわけで行ってまいりました丸の内コットンクラブ。

Jpeg
↑ たまたまドラムのたむりんとサックスのじゅんじゅんがいたのであいさつがてらステージを撮影。無許可掲載です。めんごめんご。

 

レスリーは二発でした。いろいろいい音になるのでしょうねえ。

というわけでライブ始まりました。

ラリーやピーターの往年の名曲がまさに目の前で、あのクオリティで演奏されました。

新曲もありました。

アンコールはJive Coffeeでした。うれしかったですなあ。

 

昔からずーっとチェックしていたバンドなのですが、

この人たちの音楽の作り方とか、

どんな瞬間でもみんなちゃんと歌えてるのは本当にすばらしい。

改めて我々も意識して取り組まねばなあと、

感動とともに、より一層強く意識しようと思いました。

 

ラリーさんはわたくしがハモンドオルガンをここまで続けている要因の一人です。

ほかにもほんの2,3人、その人のおかげでという人はいるのですが、

その一人のバンドを見ることができて本当に幸せでした。

見るまでに18年くらいかかりましたが。

 

Jpeg
↑ファンなので写真をとってもらいました

よくあるファンの光景です。

本当に唯一くらいのただのファンになれるバンドですな。

 

なんとかラリーと英会話してみましたが、

緊張して、オルガンやっていることと、

ずっとこのバンド聴きたかったということしか伝えられませんでした。

あわてました。

 

とはいえ、やはり、わたくしもただのファンというのはさておき、

一音楽家として、彼らと同じところ、それ以上のところを目指して

精進せねばと一層強く思いました。

でもまたみたいなあ。きてくんないかなあ。

Hammond XK-5見てきました

というわけで先日鈴木楽器の新作Hammond XK-5のお披露目会@オルガンジャズクラブに行ってまいりました。

こんにちは、にしかわです。

ちなみに写真は見事に忘れましたので、こちらをご覧くださいませ。

 

当日はオルガンジャズクラブのHammond B-3と音のききくらべもありました。

二つのオルガンは変換器を介して、持ち込まれていたレスリー122に同時につながれておりました。

というわけで純粋に二つのオルガン本体の音の比較になります。

 

<音色>

結果ですが、速い曲ではなんとなく違いがわかりましたが、

ゆっくりの曲だと、高音から低音まで全く違いがわからないという仕上がりでした。

普通に聴き間違えました。

音色的にはいうことがないくらい完璧かもしれません。

パーカッション入りの音を聴き比べてなかったので、それだけ確認すればよかったです。

 

<見た目>

B-3よりコンパクトですが、スタンドの脚の形、外見もかなりB-3的になっていて、

ウッディでとてもオルガンらしい素敵な見た目だと思いました。

木製なので、SK2やNordほどの軽さにはならないのですが、

それでもコンパクトにして一人で運べるのに、あの見た目というのは非常に魅力的です。

 

ボタンやプリセットキー(白黒反転の)はXKシリーズのものを採用しておりました。

基本ボタンの配置はB-3と同じなのですが、あのボタンの耐久性や触感よりも、

PortaB-3みたいに完璧に似せたほうが良かったとは思っております。

 

<多列接点>

今回初登場の3列の多列接点。

なぜかそれほどフィーチャーされてませんけど、大きな進歩だと思います。

新開発のゴム接点を使った3列の多列接点です。

コンピューター制御でドローバーセッティングに応じて3接点の割り当てを変えるとのこと。

おかげで、ドローバー3本までなら完璧に多列接点になります。すごい。

というか、この3接点くらいにする企画以前に鈴木楽器に提案した記憶がなくもないですが、

実現されるとうれしいものですね。

足鍵盤に関しては確認しておりません。

足もなってるとよいですな。

 

ただ接点同士の間は現行ではまだB-3よりほんのちょい広くなっております。

技術の進歩に伴って間は詰まっていくらしいですが。

タッチのコントロールを繊細にやるならこの楽器用の使い分けが必要になるかもです。

鍵盤を下まで一気に弾ききる人にとっては全く問題の無い利点だらけだと思います。

 

<楽器の弾きごこち>

新品のビンテージB-3を弾いたことがないのですが、

使い古されたB-3とはかなり触感が違いました。

自社開発の鍵盤を使っているようですが、アクションも含めて、

XK3やXK1と似た手触りになっております。

久しぶりにこの手の鍵盤を触ったので慣れるまでにちょっと時間がかかると思いました。

 

B-3みたいなへたった(?)プルプルした触感が好きです。

ばねの返りも新品なので勢いよいかもです。よくわかりませんが。

PortaB-3の鍵盤の触感のほうが個人的には好きです。重くなるかもですが。

 

 

とまあこんな感じの感想です。

今はNordの触感や音色、コンパクトさ

のおかげでしばらくはこのままでよいかなと思っておりますが、

一昔前の装備なら確実にこれを選んでいたと思います。

今も機会があるなら試して検討してみたいと思っております。

 

まとめると

音色や見た目は本当に素晴らしいと思います。

多列接点もすばらしいですね。

手触りに関してはなにか意図があってのことでしょうが、

個人的にはB-3と結構違う感じだなと思いました。

パネル類はB-3みたいにしてくれないかなあと思ってます。

こういうちょっとした重要なアドバイスするので

世のオルガンメーカーはもっとにしかわさんに相談しにくるとよいと思います。

たぶん一番現場で使ってるし。

ひきつづき楽器発音機構いろいろ考え中

これまでの奏法に加えて、いろいろ追加中でございます。

こんにちは、にしかわです。

今回も(?)マニアックなお話でございます。

 

というわけでいろいろ日々研究しておりますが、

やはりどうも普通に弾くだけだと外で聴いたときになんか違う感じがあります。

単純に指が正確に動くかどうかというだけの話でもないようです。

とくに自分の目標としているであろう内容ですと、

どうもうまくいかないというのが現状です。

 

そこでこれまでいろいろ誤差を減らすべく試していたのですが、

この前家でピアノを弾いてそのあとオルガンを弾いてみて、

改めていろいろ発見がありました。

 

発音機構に関しては依然述べたとおりですので、

その現実どおりにイメージして発音するとわりといい感じになります。

まあその分考えることが増えて早いパッセージなどは

まだ処理能力不足といった感じになってしまいますが。

 

今回は逆に鍵盤から指が離れる時と、

音が消えていくポイントについていろいろ試しております。

ピアノの場合だと、鍵盤が上がるあるポイントで消音用のフェルトが

ゆっくり触れて行って音が消えるというかんじですね。

オルガンの場合は接点が離れたらその瞬間に音が消えます。

 

ピアノは振動している弦にフェルトが徐々に触れて行って

音が消えるのですが、低音ほど時間がかかるし、

高音は逆にすぐにミュートされるようです。

しかも鍵盤が戻る速さにも限界があるので、

よくよく聴いてみると感覚的に「音が切れたはず」と思ってから

自分が想像するよりも音は残っております(個人的な感想ですけど)。

抜きが早い人ほどそう感じるのではないのでしょうか。

というわけでここの部分の動きもできる限りイメージしていたいところです。

 

でもこの部分の音が残ってくれる方の「誤差」は無意識的に

音符が残ってくれる分、外ぎこえにはよくできているんだなあと思いました。

大抵演奏中はやることが多くてとくにピアノは音量や音色のコントロールは

大変だと思うので、忙しくなってしまうかもです。

でもこの部分である程度リズムなのかニュアンスなのかわかりませんが、

残しておくことで、無意識的に忙しくなりすぎないようにできているかもです。

それでも大変な時はそれどころでもないんですけど。

 

さてさて、ハモンドオルガンに関していえば、この点に限っては

わりと容赦ない仕様になっておりますので、

音を切ったところがほんとに切れたところです。

 

よくオルガンは「音を切るところが大事」と言われまして、

一つのフレーズを音符上のどこまで伸ばすかは

みなさん結構気にしているところだと思います。

が、この話はもっとミクロで、音符上のどこまで伸ばしたときに、

実際どれくらい音が残って切れるかというお話です。

いよいよマニアックですな。

 

個人的には音符を長さの方で表現することは、

経験的に好ましいと思っておりますので

(すべてのケースではないと思いますが)、

ここら辺を一音一音気を付けてやってみるのもよいかなと。

もちろんすごい大変なことですけど。

 

ここら辺の技術の習得はひょっとすると

トランペットのよくある「イーブン8th」という

はねない八分音符の吹き方とか、

そういうことまで通じるのかもしれません。

うーん。奥深いですなあ。

 

これをもう少し掘り下げて、

持続しにくい音、たとえばスネアドラムとか

そういうのにも応用できる一般的なところまで閃けると

すべてに通じてきそうな気がします。

行けるかどうかは謎です。

どうしたらよいものですかねえ。

 

とりあえずまずは自分のできる範囲でがんばります。

SK1のセッティングなど

さてさて、とりあえず思いつくままにブログを書こうと思っております。

にしかわです。

書き始めればなんとかなるものです。

継続は力なりですな。

 

さてさて、本日もそうだったのですが、

最近借りものですが、Hammond SK1という1段のオルガンを持って行って、

ベースアンプやPAから音を出す仕事がちょくちょくあります。

 

このセッティングの場合いろいろ工夫が必要なのですが、

平たく言ってしまうと、

・抜けが悪い

・ドローバーの各成分があまり分離しない

・シングルトーンのソロが弱い

・低音がたまりすぎる

などと、個人的な趣向での悩みがあります。

 

なるべく低予算でこの問題を解決しようということで、

いくつか対策を練って実行中です。

いわゆるハモンドオルガンの包み込み的なところとは

ちょっと違ってくるかもしれませんが、

これはこれで結構リッチなサウンドが得られそうということで、

以下のようなことを試しております。

 

・ベースプリアンプを使う

ベリンガーのBD21というプリアンプが3000円くらいなのですが、

これを挟むことによって抜けと分離の問題がかなり解消されます。

まあこの機材特有のサウンド感はどうしてもあって、

原音からはそれなりにカラーは変わってしまいます。

 

レスリーシミュレーターで有名なベンチレーターとかそういうのも

結構音色は変わる(もちろん良い方向に)のですが、

このプリアンプも結構方向性は遠くはないのでよいと思います。

まだパラメーターの追い込みようもあると思いますし。

ほかのプリアンプも試してみたいところですが、

1万、2万以上のものをほいほい試すわけにもいかないのが

悩ましいところです。

 

・根本的なドローバーセッティング

左手のベースの単音に対して右手のメロディの単音が埋もれる、

という問題がどうしても生じてきます。

抜け云々というよりも、もっと根本のところの要素のような気がします。

 

通常ハモンドオルガンの左手ベースは838000000という

ドローバーの音色の作り方が定番で、

ほとんどの方がこれを基本に作ることを信じていると思います。

にしかわさんはもう少し全体的にドローバーの音量を下げたいところですが。

とにもかくにも、これは妄信的にこのセッティング、

という感じなのですが、これをこの際大幅に動かしてみました。

 

たとえば525000000とかもっと下げるとかでしょうか。

もっと下げてもよいと思います。

基本的に伴奏中の右手のコードもこれに即して音色を作ります。

そして全体の音量はこのセッティングでちょうどよくなるまであげます。

 

すると単音ソロの時のみドローバーを8まで引っ張りきることで、

それまでよりも埋もれずにバランスがとりやすくなりました。

これによって今までに比べて繊細なドローバーセッティングはできないのですが、

バランス感がよいのでいろいろ自分の普段のセットでも

試していく価値はありそうな気がしております。

ダイナミクスレンジがより広くなりそうだし。

 

とりあえず今回の実験の報告はここまででございます。

B-3Pを修理せねばなりませぬが

こんにちは、にしかわです。

2月は忙しかったです。おかげさまでございます。

 

さてさて、現行のハモンドオルガンのPortaB-3mk2を所有しておりますが、

ドローバー(音作りのレバー)の不具合が出てしまいました。

 

症状としてはドローバーを引っ張りきると最大(8)になるはずの音量が

デジタルの表示で7になったり、場合によってはいろんな値を行ったり来たりします。

逆に押し込み切ると0になるはずなのですが、

1になったりまたはいろんな値を行ったり来たりします。

 

対応策としては引っ張り(押し込み)切ってからほんのわずか戻す、

ということで不具合は解消されますが、

実際の演奏中にそこまで意識する時間はなく対応が難しいところです。

 

この症状は自分のオルガンだけかと思いきや、

先日伺った渋谷の鍵盤堂というお店の展示されている同機種や、

Hammond XK-3cでも同じ症状がでていたので、

お店の方にも相談してみました。

 

可能性としてまず考えたのは

 

・使用頻度にともなう接触部の劣化

→B-3pでは鍵盤一つにつき2つのドローバーのセットが用意されているのですが、

そのどちらでも同様の症状が現れるので、

使用頻度とは関係があるとも判断できない状況です。

 

・運搬による振動の影響

→ほとんど動かしていない展示品でも同様の症状が出た以上、

振動の影響のせいとも言い切れないです。

 

というわけで一度メーカーに相談してみたのですが、

出張修理は可能とのことです。

いざというときはお願いしようと思っておりますが、

仕様というか機種の不具合ならば対応していただきたいところでもあるので、

今のところ様子をみております。

 

マニアックな話ですいませんが、

なんとかしたいところでございます。

足鍵盤ちょっと改造とか

「できません」

 

いろいろなメーカーに楽器の機能へリクエストすると

だいたいこの返事が返ってきます。

一部は1年後位に知らぬ間に採り入れられたりします。

大抵開発のコストやニーズうんぬんが主な理由です。

 

さて今回は、以前にもちょっと触れた、

1.5オクターブの足鍵盤 xpk-200Lについてです。

 

Hammond b-3などのオルガンの足鍵盤は2オクターブで

椅子の真下位までの長さです。長いです。

一方xpkなどはエレクトーンの足鍵盤のように

それほど長くないです。

 

足鍵盤の支点が前か後ろの違いもありますが、

xpkとうちのb-3の足鍵盤との違いで、

特に気になるのは、

・接点が深すぎる(xpkが)

・鍵盤のストロークが大きすぎる(xpkが)

の二点です。

もちろん使用しすぎて歪んだ分もありますが。

 

先日この2点の改良をメーカーに相談したのですが、

回答はいつも通りのアレな感じだったので、

自分で見てみることにしました。

 

・ストロークを浅くしよう

鍵盤の可動域を減らします。

単純に鍵盤の下に木の棒を挟んでみました。

せっかくなのでクッションもつけました。

 

ちなみに木の棒は5*10*800ミリのものです。

厚みはもう1~2ミリあってもよかったかもですが、

結果いい感じに可動域が減りました。

まあこの処理で「てこ」の力がかかる部分がでて

軸の金属が曲がる可能性もあるので、

改良の余地ありですね。

たとえば、鍵盤の先端のゴムを高くしたり。

 

・接点を浅くする

分解してみてわかったのが、

踏んづける

反対側の金属のべろが持ち上がる

スイッチon

というシンプルな構造でした。

なんだ普通にできるじゃねえか。

 

というわけで、midiの反応を見ながら微調整。

ここら辺は難しいところですが、

何度か試しながらかなり浅くできました。

ベロの曲げのときの金属疲労がこわいですけど。

 

 

というわけで、いい感じにできたきがします。

ここら辺の仕組みについても技術の人に聞いたのに

「できない」

の一点張りはちょっと残念すぎますね。

 

こういう実際に使っている現場の声って

大事にするべきだと思うんですけどねえ。

こういうところから新しい企画のアイデアも

でるんじゃないんですかねえ。

 

いろいろ言いたいことは増えるばかりですが、

この感じだと「多列接点」鍵盤って

考えてないだけで結構低コストでできんじゃないのか

とおもえてなりません。

 

アイデアはなくもないので、

誰か開発の依頼とかしてくれないかな。

キークリック!とピアノ調律!

2月のスケジュールを更新いたしました。

こんにちは、にしかわです。

ツアーも行くし非常に忙しい毎日になりそうですが、

ありがたいものですね。

 

さてさて、このところのオルガンの練習としては、

ハモンドオルガンの「キークリックをいい感じで鳴らす」

がテーマになっております。

 

キークリックというのは発音や離鍵時の「かさっ」

というなんともいえないよいノイズです。

日ごろ殆ど気づかないような音ですが、

ハモンドオルガンの音色の構成上こっそり重要な音です。

 

不思議と録音物でもアーティストによっては

このキークリックがよく聴こえる人とそうでない人がおります。

個人的にはとても好きな音なので、

自分の演奏にも積極的に取り入れていきたいとことでございます。

 

さて、一方でハモンドオルガンには「パーカッション」という

音の立ち上がりに「こつん」というアタックをつける機能があります。

単音弾きのときの立ち上がりに重要な機能ですが、

これはキークリックとの両立がなかなか難しいのです。

 

というわけでこのところいろいろ研究をしてみたところ、

いろいろ改めて分かったのでまとめておこうと思います。

 

タッチと音の立ち上がりの関係とか

・力を抜いて弾くと立ち上がりがとてもよい

→パーカッションが良く鳴る、ぬける

・次の音との間をくっつけずに(ノンレガートで)かつ

極力つなげるとパーカッションの音量がちょっと下がる

→キークリックも聴こえてくる

・均一な音符が連続するほどキークリックがよく聴こえる

→8分音符の引き方をあまり跳ねない方が聴こえる

 

というような感じでございます。

というわけで

「力を抜きつつ音をぎりぎりまで残して均一に」

というのをものすごいシビアなタイミングに音符を入れることで

いい感じの音になるようです。

すんごい難しいです。

 

ですが、これができればシンプルなフレーズでも

十分に聴こえさせる内容になると思います。

個人的にはできるととても満足な仕上がりです。

ということでがんばろうとおもいます。

 

一定のテンポで正確にやるというのは基本なのですが、

いろいろニュアンスも含めながらやると思うようにできなくて

つらいですが日々ちょっとずつ修正ですな。

 

 

 

ところで我が家のピアノの調律を久々に行いました。

やはり正しいピッチのハーモニーや音色って

それだけでステキですね。

 

ピアノの弾き方はまた違うのでまたいろいろ研究中です。

オルガンと共通する身体の使い方もあるので、

うまく共存できるように工夫しております。

おもしろいです。

 

ピアノはピアノで思わぬシチュエーションで音をほめてもらえたりで

非常に嬉しい限りですね。

去年一年でまたいろいろ上達したとおもっておりますが、

またことしももっと進歩していきたいものですね。

もちろんオルガンもですけど。

 

体の使い方と、新機材投入

年末にも一応技術的な話とかしておこうと思います。

こんにちは、にしかわです。

体の使い方と、機材の話を少々です。

 

<力をできる限りぬくことを改めて考えてみました>

ここのところバンドアンサンブルでのリズム感のコントロールのために、

一部どうしても力を入れなければならない状態が続いておりました。

それなりに音のコントロールは可能になっておりましたが、

 

・別のことに意識を持っていかれると崩れる

・音色がつぶれて抜けがよくなくなる

・指変えのとき親指の付け根が痛む

 

などいろいろよくない現象も起きてきますので、

改めて体の使い方を研究中です。

やはり力を抜いた状態で弾くことを目標にしております。

 

音色はよくなったのですが、

コントロールが難しいですね。

とくにテンポ感ががらりと変わってしまったので、

また地道にチェックするしかないですね。

新年休み中にでも。

年明けにご期待くださいませ。

指の付け根の調子もよくなるとよいですね。

 

あまり関係ない話ですが、

今日はたまたまピアニストの音の出し方を目の前で見る機会があったのですが、

タッチに関してもあらたにやるべき練習を見つけました。

これもこっそり練習しておこうと思います。

 

 

<機材をちょっと導入してみました>

このところ一段鍵盤のオルガン持込みで

ベースアンプやPAにつなぐ機会が多くなりました。

 

このセットだと根本的な音色の抜けが稼げないので、

手持ちのベースプリアンプを久々に導入しました。

結果はかなり効果があってよかったです。

 

ただ手持ちのベースプリアンプだと

その機材の音色が強く出てしまいました。

そこで今回初めてブースターを購入してみました。

イコライザーつきなのでそこで調整もできそうです。

同時にリバーブ無しの環境なので、リバーブも購入しました。

 

家で実験する限りだと、

楽器の原音をそのままに力強くできそうな手ごたえです。

ひょっとしたらまた新しいベースプリアンプみたいなので、

音色自体も少しマイルドにしたほうがよいかもしれませんけど。

 

とにかくこのセットでよりやりやすい環境ができれば、

またひとつやれることがふえるので楽しみです。

 

 

<足鍵盤をちょっと修理しました>

この年末のタイミングを見計らって、

日ごろ使っている足鍵盤をちょっとメンテしてみました。

 

今回の修理箇所は

・よく使う鍵盤の根元のクッション部分の補修

・内側に外れたネジの除去

 

とりあえずよくわかっていなかったのですが、

ネジをいろいろはずしてみたところ、

ある程度のところまで分解できました。

 

ネジの除去に関してはすぐに終わったのですが、

鍵盤根元部の補修はうまいことバネがはずせず、

奥まったところにうまいこと工具を使って、

あまり使わない部分の部品を移植してみました。

 

とりあえず元に戻せて壊れてないと思いますが、

使い込んでいるとは言え、

この足鍵盤はもともと接点の位置が深すぎるので、

ハモンドオルガンの足鍵盤としては、

もう少しこちらの動きに対して少しよいアクションになってほしいものです。

きっとバネをいじれば何とかなるのでしょうけど。

 

というわけでいろいろありますが、がんばります。

楽器の発音機構を学び中でございます

ひさびさの投稿でございます。

台風ですね。

こんにちはにしかわです。

 

さて、最近は改めて楽器の発音機構について見直しております。

ハモンドオルガンもピアノも同じ鍵盤楽器ですが、

弾き方が違うのは楽器の発音機構や音の性質が違うためです。

 

というわけで改めてここら辺を根本から考えております。

 

<ハモンドオルガン>

鍵盤を押していくとある点で接点(スイッチ)がオンになって

それに対応する音が鳴る。

特に多列接点の鍵盤なら、倍音一つ一つに対してひとつずつ接点がある。

スイッチを適切なタイミングでオンにすることが大事、

鍵盤を弾くというよりは接点のオン/オフをどのように使うかを考えたいです。

 

<ピアノ>

鍵盤を押すことで「てこ」的なものを使ってハンマーを投げる、

ハンマーが弦にあたって音が鳴る。

ハンマーの加速、鍵盤を押しながらハンマーが離れるまでの力積(力×時間)

をどのように加えるかを考えたいところです。

 

そこまでちゃんと両楽器の構造を勉強したわけではないので、

間違いがあるかもしれませんが、概ねこのような感じでしょう。

 

特にピアノだと音のコントロールに使える時間は意外にも長くて、

小さい音を弾くときも、大きな音を弾くときもいろいろ応用が利きそうで、

なかなか勉強になることが多いです。

意識したら音色もわりと望みどおりの方向になりそうです。

 

まあこれを実際の演奏ではどちらの鍵盤でも全部の指でやり続けなければならないのですが、

ここら辺が楽器の技術力なのでしょうね。

というわけでいろいろ気にしながら練習しております。

訓練訓練。

オルガンメンテ+足鍵盤接点の修理

というわけでこんにちは、にしかわです。

家のハモンドB-3を修理して頂きました。

 

・足鍵盤の接点を曲げてしまいました(泣)

というわけで接点復活剤のノズルを差し込んで手探りでやってみたところ、

接点を押し曲げてえらいことになりました。

というわけでプロの方に来て頂いて、お願いしました。

 

足鍵盤の接点のユニットを取り外す大掛かりな修理です。

とても一人ではできないです。

とりあえず神がかった作業の末無事修復されました。

 

というわけで注意点がてら書いておきましょう。

B-3の足鍵盤の接点は足鍵盤を取り外したところの奥にあります。

多分フェルトでくるまれている部分があるのですが、それは接点のスイッチです。

そのスイッチを押されて、スイッチの下にある接点が棒に触れて音が出る仕組みです。

接点自体は見えません。

 

接点は一音につき8枚の金属の板(舌みたいの)が2つずつ4層になっておりました。

この部分にうまく接点復活剤がかかればよいのですが、

いかんせん立体的なのでちょっと工夫が必要です。

 

今回、中の構造がよくわからずネジ穴から手探りでやってしまったため、

このような大惨事になってしまいました。

とにかく注意点は以下のとおりです。

 

その1 ノズルを差し込むネジ穴について

初期型のB-3は足鍵盤のスイッチのフェルトがひとつずつネジで留める仕組みになっておりまして、

その穴がある場合はそこのほぼ真下、

ない場合はスイッチの手前にいくつかあるネジ穴から手前に狙って噴射する必要があります。

したがってノズルの形状をちょっと加工する必要が出てくるようです。

うまいこと曲げる的な。

 

その2 接点の立体構造ゆえの難しさ

接点が4層の立体構造になっておりますので、最下層までちゃんと届けるためには、

もう一工夫必要のようです。

ノズルの先端をちょっと加工して液が広がりやすいようにするなどです。

 

その3 接点を曲げたらおわりです

これが一番注意なのですが、接点を曲げないように本当に気をつけてください。

あまりうまく行かないようならプロの方にお願いするほうが安全です。

 

とまあ図がないのでなんともいえないのですが、

とにかく接点周りは気をつけて作業すべきですね。

 

・ドローバーの接触不良なども直してもらいました

いくつか不具合があったドローバーの接触不良ですが、

ドローバーの接触部を他のものと入れ替えることなく、

今回はヤスリで磨いたり、復活剤を活用することできれいな発音になりました。

またいつ症状がでてもおかしくはないのですけど。

 

・下鍵盤プリセットキーの8’の接触不良

これは上鍵盤をはずして、下鍵盤の奥のほうまであらわにして、

修理してもらいました。

なかなかみているだけでも勉強になります。

とりあえず直って一安心です。

 

・レスリーのモーター音のノイズについて

高音用のモーターの振動のノイズが微妙にでているので相談しました。

手で持ち上げると手が吸収して無音になるようです。

まだ試してはいませんが、振動吸収素材を買ってきて、

今度付けてみようと思います。

 

というわけで毎度のことながらお勉強になりますね。

自分でできることもちょっとずつ増えていきそうですが、

気をつけてやらねばなりませんね。

B-3の足鍵盤の接点がやっぱり壊れた件

というわけ3つ目の投稿でございます。

 

先日無事接点の修理ができたと思った

足鍵盤のBbの音だったのですが、

また発音の不具合が出てしまったので、

細かい穴から接点に向けて復活剤を投入してみました。

 

しかしその際にうまく接点の場所が見当たらす、

ごそごそやっていたら、接点を曲げてしまったようです。

大惨事です。

 

ということでただいま我が家のオルガンは

足鍵盤のドローバーを引っ張るとBbの音の倍音成分だけ聴こえて

とても使えたものじゃなくなってしまいました。

 

さすがにやばいと思ってプロのメンテの方にご相談したところ、

「結構まずい状況ですよ」

といわれてしまいました。

すいません。

 

というわけで8月早々来ていただく予定です。

申し訳ないです。

 

ついでに

・下鍵盤Bのプリセットキーの接触不良

・上鍵盤のドローバーの接触不良

も見てもらえればなあと思っております。

 

出費がかさみますなあ。

でも直さないとなにもできないからなあ。

丁寧な作業を心がけたいところですよ。もう。