3/16の夜。
ニュースで地震速報が流れるのを見ていたら急に停電した。
揺れる前に停電が起きたので、ブレーカーが落ちたのかなにがなんだかよくわからないうちに部屋がぬるぬる揺れている。
揺れる中とりあえず明かりを探して、キャンプ用の充電式ランタンを点ける。
ブレーカーは落ちていない。
ということは一帯が停電したのか。
窓を開けて外の様子を見てみる。
信号機すら消えている。
コンビニは非常用の電源だろうか、薄明かりが点いている。
外に出てきた人が騒がしい。
なんだかこれは大変な状況なのではないだろうか。
テレビはたまたま充電式で電源はまだ入っているものの、なぜかアンテナからの信号を受信しておらず画面は真っ暗だ。
情報は得られない。
ベランダから周りを見渡すと深夜にもかかわらず外に出てくる人たちがいる。
スマホの電波は届いている模様だ。
ただし充電はあまりない。
Facebook等で情報を集めてみる。
どうやら停電は一部だけのようで、たまたまこの地域だけのようだ。
隣町は大丈夫らしい。
昼にこのウクライナの戦争に乗じてロシアだか中国だかが日本にも攻めてくるという記事を読んだばかりだっただけに余計に不安だったが、ちょっと落ち着いてくる。
コロナ×戦争×大地震、今の世の中ひどいことばかりなのでこれらがまとめて来てももうおかしくないとも思えるくらいの終末感はなくもない。
今唯一の救いは気温は暖かめというくらいだろうか。
コンビニに買い物に来る人々。
レジは動いているのだろうか。
とりあえず水とか我先にと買いに来ているのだろうか。
賢いとも言えるが、今はまだあまり真似はしたいとは思えない。
しばらくするとコンビニも営業を止める張り紙をしたようだ。
少し落ち着いてきたのでやるべきことを考えたり、
SNSで教えてもらったことをやれるだけやってみる。
水道は生きている。
長期戦になるかもしれないので水を溜めておく。
しかし相変わらず真っ暗だ。
日頃の電気のありがたみを改めて考えさせられる。
暗闇はやはり怖いものだ。
携帯でもライトはつくけれども、専門機であるランタンの明るさはその比ではない。
これは買っておいて本当によかったと改めて思う。
いろいろやっているうちに電気も復帰した。
今回はこの程度で済んでよかったが改めて防災時の準備について考えさせられるよい機会になったと思う。
準備しておこうと思いました。