「音楽とかレッスンとか」カテゴリーアーカイブ

こんな練習しております

つゆですな。

洗濯がやりづらいです。

こんにちは、にしかわです。

 

さてさて、毎日練習しているといろいろ気づくものでして、

わすれまいと、ここにメモ代わりに書いておこうかと思います。

公開されているのでアレですが、

ブログだしそういう使い方もよいかと思います。

 

1.スイートスポット

バナナの黒いのもそういう名前だった気がしますが、

今回はベースの落としどころ的な。

アップテンポだと自分のイメージよりほんの少し後ろでした。

意外でした。

個人の感覚なのでなんの参考にもなりませんが、

うまくできると力も全く要らずに安定しますな。

明日からもまたできるとよいですな。

思い出せますように。

 

今後の課題的には

・ミディアムからさらに遅いものにも同じようにできるか

・やっぱり右手がメロディを弾いているときと、それ以外のときの

感覚の違いはあるのでそこの調整

 

でございます。

落ち着いたらいろいろまとめたいところです。

うまく行くといいなあ。

 

2.音色

特に右手の単音のソロでは他の楽器よりニュアンスに乏しい

ということは否めないのですが、

うまいこと接点のクリックノイズをコントロールできると、

他の楽器の単音に引けをとらない仕上がりになります、

ということを本日録音しながら再確認しました。

 

なかなかクリックノイズのパサパサ音をコントロールするのは難しいのですが、

自分の音色を作るにあたってこれは絶対必要な要素のひとつなので、

タッチなどにめいっぱい気をつけつつ、

よりよい状態にしたいと思いました。

 

 

というようなことを心に誓いました。

あしたからもがんばって練習してみます。

読み物としてはアレですので、

また普通の日記も書きましょう。

ではでは。

なぞの時間感覚

というわけですごしやすい日々が続きまして、

しかも毎日日が長くなるものだから、

毎年この時期がずっと続けばよいのにとおもうばかりです。

こんにちは、にしかわです。

 

さてさて、引き続きベースを弾きながらいろいろやることを考えております。

右手だけでなにかをやるのはそれなりにできます。

左手だけでベースを弾くのもなんとかなります。

でも合わせるとよく分からないことがおこります。

ふしぎですね。

 

普通の人なら逆に普通にできるのかもしれませんが、

どうも自分の弾き方はわりと個性的であるようで、

同時にやると不思議なことがよく起こります。

 

というわけで文明の利器メトロノームさんとともにいろいろやってみました。

前々からふしぎなのは、

「正確なテンポが出されているのに、思い切って入ってみると

なんかテンポがちがう」

という現象がよくあります。

 

これはよほど特殊能力がある人以外は殆ど経験があるかもしれません。

片手ずつだとなんとかなるのにどうなっているのかよくわかりません。

もちろんテンポに合わせに行けば普通にはできるのですが、

それでは実践では何の意味もなさそうです。

 

というわけで本日も実験しながら

あまりにうまくいかないもんで

「自分はなんかの感覚がそもそもおかしいんじゃないだろうか」

と悩んでおりました。

 

新しい弾き方とそのバランス感覚のコントロールにいろいろ苦労しておりましたが、

本日なんとなく解決できたのは、

ただ一点にものすごい気をつけることででした。

その一点というのは、

「メロディのフレーズの出だしのタイミング」

でした。

思ったよりもずっとずっとひきつけるというかなんというか。

 

このポイントさえうまいこといけば、

あとは同じように弾いていてもちゃんとリズムの収まりもよいです。

インテンポでちゃんとあっているけど、

よい感じにぐにゃぐにゃしてます。

といっても、毎度毎度ものすごい集中せねばなりませんけど。

一概にテンポ感の問題ということでもなさそうでした。

 

アドリブの後半部分で盛り上がってきても同じようにあせらずいけると、

全体を通してうまいこといけそうな予感ですね。

えらい神経削れて行きそうですが。

 

しかし、最初の一点だけのちょっとの差で全体にここまで影響してくるとは

なかなかに想像が付きませんでした。

一応以前から気をつけていたことなのですが、

新奏法に伴って最近おろそかになってきたので、

再確認できてよかったです。

忘れないためにも書いております。

 

さらに恐ろしいのがフレーズの間に右手でコンピングするときも

同じことに気をつけなければならないということでした。

がんばります。

 

そして以前からそうでしたが、

ここに気をつけると速いフレーズが自動的に弾けなくなるという

不思議現象がおこるのですが、

まあでも少ない音でも密度があがるからよいはずです。

個人的に。

わりと弾きすぎることの方が起こりがちな気がするし。

 

余談ではありますが、昨日ジャックディジョネットトリオを見てきたのですが、

4ビートの曲のドラムのアプローチにもそんなところを感じました。

そのせいかえらいポケットが大きいグルーヴでした。

上ものは何弾いても大丈夫みたいな。

常にその状態にしたいものですな。

きっと一つ一つものすごい集中してポイントをおさえているのかもしれませんね。

 

というわけでしばらくまたそんな感じでがんばろうと思います。

ちょっとずつ進歩でございます。

ベースを弾きながらほかの事をやること

というわけで前回書こうと思った本題を書こうと思います。

こんにちは、にしかわです。

連投ですな。

 

というわけでハモンドオルガンを弾く人は、

バンド内でベースパートも担当しております。

終演後よくある、

 

・ベースはうちこみですか

→え?弾いていたんですか?

 

・足ベースよく足動きますね

→え?左手で弾いていたんですか?

 

・じゃあ足はなにやってんですか?

→足鍵盤はHammondってかいてあるけど、

オルガンはNordってかいてありますけど?

 

という流れがありますが、

とにかくオルガニストはベーシストがいない時は

ベーシストの代わりをしながらソロを弾いたり、

伴奏をしたり、オルガンのパラメータをいじったり、

外の景色を眺めたり、

まあ、いろいろがんばっております。

冷静に考えるとそれを普段やっているのってすごいですな。

 

もちろんバンド内でのベースパートというのは、

リズム的にもハーモニー的にもものすごい重要な位置を占めるので、

世の中のオルガニストのベース担当への責任感は

なかなか大きくなるというものです。

 

右手で他のことやりながらでもベースはなるべくうまいこと弾きたい

というのは当然の志でありまして、

みんな日々それを練習してみたりするわけですが、

これがなかなか難しいわけです。

 

難しいポイントとしては

・珍しげな技術であるので、教育や鍛錬法が大して確立されていない

・同時に2つのパートを常にアドリブ(ある程度の準備はあるにしても)

するので、脳とか意識が追いつかない

 

の2点、特に後者に集約されるのではないでしょうか。

決まりきった譜面なら何度もそれを練習すればよいのですが、

毎度リアルタイムでいろいろなことが起こる演奏の現場では、

常に周りのことも聴こえつつ次にすべきことを実行し続けるわけです。

 

想像が付くかもしれませんが、

関連する内容とは言え、同時に違う二つのことを

高いクオリティでやり続けるのは不可能に近いです。

 

だがしかし、音源の名演の中にはこれをかなり高いレベルで

成立させている方法があるのも事実です。

オルガニストは(すくなくともにしかわさんは)わりと常に

試行錯誤しているものなのです。

 

というわけでよくオルガニストが選べる可能性を探して見ます。

 

その1.両手のタイミングを揃えて弾く

 

ものすごい真っ当なアプローチだと思います。

ただ、右手と左手のいろいろなタイミングが一緒というのは、

譜面上はそうであっても、

音楽としてそれが優れているかどうかというのはまた違うし、

好みの問題もいろいろあります。

個人的にはずれているのがすきです。

 

同じ右手でも高音と低音の発音の聞こえ方の違い、

歌い回しでの微妙なタイミング、

王道の発想ではありますが、

これらを考慮する必要もある・・・かもしれません。

 

学習の第一歩での動作の確認とか、

立ち返って基本に戻るときに役に立つ考え方ともいえましょう。

 

 

その2.ベースへの意識をひたすら気をつける

 

主に左手への意識にのみ集中する方法です。

ベースがもっとタイトになりたいという欲求が高まると

このスタイルをとることになります。

 

演奏中は右手はともかく左手はずっと動いているし、

リズムセクションの要であるベースを意識することで、

バンドサウンドのクオリティを高める方法です。

 

やはり右手への意識がかなり薄くなるので、

その場でメロディをうたって作るのは難しいです。

フレーズがシンプルあるいは決まりきっている人には

むいているスタイルかもしれません。

 

 

その3.右手に意識を集中

 

この2ターン後に波動砲とかとんできそうですが、

主にアドリブ時に右手への集中をメインにする方法です。

右手のクオリティを上げることによって、

それに伴った左手ベースをよいタイミングで落とす方法です。

 

必然的にかなりベースラインに慣れている必要があります。

やはりある程度自動なので、右手のアドリブの呼吸やニュアンスに対して、

きっちり音楽的によいトレースがしづらいのが難しいです。

 

特にチェンジの細かくて転調が多い曲だったり、

伴奏からアドリブへの切り替え時だったり、

あるいはメロディの間の右手を使っていないスペースで、

意識が右、左ところころ変わってしまうと、

流れが切れてしまって自分の中では普通でも、

外で聴くとグルーヴががたがたに聴こえてしまったりします。

 

ただアドリブに関しては、他のパートの人の技術的な内容に

それなりに(まだ遠いけど)は近づけるメリットもあります。

もちろん、他の楽器みたいに思い切って小節をまたいだり、

拍を食ってみたり、複雑な譜割りをやってみたりするのは、

完全にビート感ができている前提でないと

オルガンの人はわかりやすく一瞬で「くにゃ」ってなります。

でも、ともあれ右手の内容がものすごいよければそれだけで

かなりよい状態になれそうな気もします。

 

 

とまあこれら3通りの方法がぱっと思いつきますが、

ここで最近新しい手立てを思いつきました。

といってもベーシック1と3ではあるのですが、

同時に自分が一番信頼を置くものをちゃんと信じるのが一番難しく、

一番大事な要素でありました。

 

この方法はひょっとしたらいけるんじゃないかと思わせてくれまして、

うまく集中していけばメロディのニュアンスも表現しつつ、

いい感じの左右のずれだったり、立体感もありつつ、

外聴こえの安定感や自然さをもちつつできる気がします。

 

これ以上ここでいろいろ文章のみで解説するのもとても難しいので、

もし興味がある方はライブ後にでもご質問くださいませ。

あるいはレッスンも随時やっておりますので、

お気軽にお問い合わせくださいませ。

なんかこの発想はうまく行く予感がしております。

 

 

でも左右のずれを折りこみながら弾いているときって

一体どこが正しいのかわからなくなりますな。

世界が曲がる感じです。

でも日ごろメトロノームで練習して、

なんとかずれないように鍛錬するべきものと思っておりました。

でもそれがすごいクリアーになる気がしました。

とても新鮮な気持ちでございます。

 

ともあれオルガニストのベースはすごいかっこいい技術なのですが、

とてもすごいバランスの上に初めて成り立つものなのです。

日々訓練あるのみですな。

ゆっくり練習とアドリブのとり方のレッスン

さてさてすっかり春になってきてすごしやすいですね。

こんにちは、にしかわです。

今回は音楽の練習のお話です。

 

というわけで人生で何度も言われているのですが、

最近改めてよいなあと思った練習は

「ゆっくり弾く」

です。

 

速いテンポの曲であっても、

すごくゆっくり弾いて動作を一つ一つ丁寧にやることが

とても効果的なのです。

 

とはいえ、速いテンポ自体を練習しなければ、

という意識もあるので、

なかなか実践できないところもあるのですが、

まずはだまされたと思ってやってみるしかないですね。

 

さらに、最近アドリブの弾き方というのも

レッスン的には重要な要素を占めてまいりました、

個人的な関心ごとでもあるのですけど。

 

このアドリブとかソロとか言われている部分に関しても、

ものすごいゆっくり練習して、

すこしでも自分の思ったのと違うようになったら

そこを繰り返し、よいと思うものができるまで練習する、

という方法が結果がよいことに改めて気づきました。

 

Youtubeなどでみるすごい速いパッセージの技たちも、

とてもゆっくりとしたところから始めているのだろうなあと、

捉えると、いろいろ自分にもできることが増えてきそうで楽しみです。

 

この作業は実は耳コピに近い物があって、

耳コピはおそらく一番大変だけど一番分かりやすく効果が出る練習です。

にしかわさんも昔やったし、

今でもちょっと気になったものなどはなるべく取り入れるようにしております。

なにがよいって、

自分がいいなあと思う完成した物をちょっとずつゆっくりから弾くから、

全部の要素が鍛えられるのですね。

 

まあ一方でそこからいろいろ分析して、

自分で発展させていかないと、

本当に物まねになっていってしまうというのが

唯一の気をつけるべきところなのかと思います。

 

 

というわけで、

最近はレッスンで耳を使うトレーニングも

ちょくちょくやってもらっているのですが、

上に書いたとおり、

耳コピの要素も取り入れつつ、

ゆっくりと本人がよいと思う物をつくる練習をするのが、

効果的な練習なのだなあと気がつきました。

 

なにが効果的かというと、

よいものを参考にしつつ自分で作っていける、

やっている人が主体的に楽しめるので、

当人のモチベーションが高いわけです。

たぶん。

 

でもまあなんとなくの指針がないといけないので、

改めてレッスンでは、

「アドリブをとるための簡単な7か条」

を準備することにしました。

近日ちゃんとテキスト化する予定です。

まあ7行くらいですけど。

 

そのシンプルな原則に気をつけつつ、

いろいろ各人が試せたら、

いわゆるよいサウンドの物を作ることの手助けになれそうです。

 

とりあえず今現在で試している限りでは、

ちょっと説明しただけでも明らかな進歩が見られるので、

これを継続して行った先がすごい楽しみです。

 

一応監督者として、私にしかわがおりますので、

そのときに試している物がよい方向か否か、

そのシンプルな原則の一工夫を入れるには

たとえばこういう風にしてみるとかが提示できるものと思われます。

 

あとはここでも気をつけなければならないのが、

あくまでもその原則は基本知識であって、

それだけで全部済ませようとする物でもありません。

そのバランスをとるのも大事なことだと思います。

 

これらは自分への練習課題としても

とても有用なので、当分はこれで練習してみようと思います。

気になる方はレッスンを受けに来てくださいませ。

特に平日だと時間をとりやすいです。

メールフォームからお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。

 

さて、今週末はリーダーライブをやりますので、

お知らせさせてください。

いつも楽しいこのバンド、とてもオススメです。

ご予約なども承りますので、

お気軽にお問い合わせくださいいませ。

これまたよろしくお願いいたします。

 

date:4/4(金)

place:Organ Jazz 倶楽部(沼袋) start: 20:00~ charge:¥2500(予約)/2800

members:西川直人(org) 菊池太光(pf) 横山和明(ds)

真っ当にやればちゃんとなる世の中になるとよいです

通りすがりに美容室にはいって髪を切ってもらいました。

あきらかにうまくなかったです。

どうしよう。

こんにちは、にしかわです。

プロって最低限の能力があるべきですよね。

 

さてさて、最近目の見えなかった振りをした作曲家だったり、

論文の書き方すらしらない研究者だったり、

わりと自分も関わりがある、あるいはあった分野でのこういう事件が

大きく取り上げられております。

 

まあ世間のいろんな方がコメントしているし、

一緒になってブームに乗るような形に見えるので

普段あまり極力こういうことに意見を書かないようにしておりましたが、

よくよく考えると世の中こういうことがあまりに繰り返されていて、

なおかつ、自分の今携わっている領域にも同様なことがおきているので

たまには意見を言おうと思います。

 

・作曲家を名乗っていた人について

 

まあこの人はうそをつき続けてきた人なのでしょうが、

こういう人はなぜかたまにいます。

バイト先とかに。

明らかにうそだと分かる話をする人です。

なんの意味があるのか昔からよく分かりませんでしたし、

いちいち突っ込むのもアレなので放置しておいておりますが、

たまにこうやって大ヒットしてお金儲けできるのなら意味がわかるというものです。

 

ある意味プロデューサーとしての才能みたいなものはあったのかもしれませんので、

もうすこしやり方を変えれば穏便に儲かったのかもしれませんね。

 

まあ本当に作曲をしていた人はどうも本当にちゃんとした音楽家だったようなので、

このようにどんな機会であれ世間の目に留まるようなことがあった場合、

それなりにちゃんと評価されるようですね。

 

でも、本当の作曲家自体はこの事件が有名になるまでは、

世間から特に評価されていたわけではないようです。

 

というわけで、ここまでで学べたことと言えば、

 

ちゃんとした物を作る

いい感じのエピソードやら見た目やら付加価値をつけて

世間にこれ見よがしにさらす

結構売れる

 

ということでしょうか。

いい物だけ作ってもステップその2がないと意味が無いようですね。

 

自分に置き換えて考えてみると、わりといろいろ勉強になります。

とりあえずもう少しは基本的な演奏技術を高めねばなりません。

まあジャズミュージシャンは職人気質がかなり強くないとやってらんないのですが、

変に頑固に「もう少し、まだまだ」と言っているうちに

人生も終了しそうなのでうまいことバランスをとらねばならないと思います。

これももう1、2年のうちに基本的なことを修了させておきたいところです。

 

すると次にいかにして世間にこれみよがしに見せるかということですが、

これも今のうちに考えておかねばならないのでしょう。

自信作だったらよい感じに世に訴えたいものですね。

その時はよろしくお願いいたします。

 

 

・うわさの研究者的な人について

 

なんだか最初は大発見をしてわたくしにしかわも

「すごいなあ」と関心しておりましたが、

どうも最近だとなんだか話が違うようです。

 

にしかわさんもその昔ハカセになるべく大学で細胞やら遺伝子やら

を扱う研究をしていて、

なんとなく普通の人よりは内情的なもの込みで詳しいのです。

もともと好きな分野だし、

一方で常々感じている日本の教育問題にも関わる話だと思います。

 

そもそも論文も「こうすると絶対こうです」みたいなものは

数学の証明や、理論上の式の話くらいのはずで、

実体験を伴うそれこそ生物関連のものになると

「これをするとこうなるからAとBは関連があると示唆されます」

みたいなものが通常の表現だったと思われます。

 

なまものなのでたくさんサンプルをとって、

統計学に則って関連性を調べるのがせいぜいです。

お祈りをしてからさいころを100回振って1が奇跡的に100回でることがあって、

「お祈りをすると、このさいころは1しかでません」

というような論文もたまたま書けてしまう可能性が

完全に0ではないことを知っておいて頂きたいです。

 

そして、論文を書くにあたっては、

一々全ての実験を最初からしていては話が進まないので、

他人がやった過去の論文を参照して、

「これまでこれとこれとこれが科学的にというか統計的に

確からしいといわれてるから、これらを踏まえた上で、

これをしてみたのですけど、結果AとBは関連がありました」

というものすごいいろんな人の積み重ねによって、

新しい研究の結果が得られます。

 

ので、結果の捏造はどれだけの悪影響が出るかなんて

考えたらきりがありません。おそろしい。

いちいちその研究が本当に正しくなされたかどうかを

検証する時間なんて到底ありません。

 

近年ちょくちょく学問の分野で捏造やらの報道がありますが、

基本科学者は出されている論文を信じております。

それがちゃんとした雑誌に載っているのであればなおさら。

 

というわけでこのような「大きな発見」がもしデータの捏造であった場合、

引用されるケースも多いのだから、被害はなおのことです。

 

さて、これまでの報道で、

まず件の研究者がよくわからない持ち上げ方をされて、

そこから異様に叩かれ始めていて、

現在なんだかよくわからない状況であります。

 

まあこの実験の真偽はまた先にわかるからよいとして、

このハーバードだか理研の研究者が論文のコピペだかをしている

ということがとても気になりました。

 

学生の頃(たしか高校でも)実験のレポート提出やらの課題はあったのですが、

その時に書くべき文章で本来求められていたものは

「この実験から得られた結果や過程をとおして、

自分の意見やら考察を交えたもの」

と少なくともにしかわさんは解釈しておりました。

おそらく理科系の研究としては至極真っ当な手段であると思われますし、

理系を志す者はみなそうであるものと思っておりました。

 

ところが、現実にはちゃんとした学校だったにもかかわらず、

レポートやらをコピペを駆使して要領よくやる学生が少なからずいたものです。

当時は「こういう学生はこの単位とらなきゃいいのに」とか

「何しに大学にきたのだろうか」とか

思っておりましたが、要領がよいというのはそういうことなのでしょう。

 

まあそういう人たちが研究者になってなければよいかなあと思っておりましたが、

どうもこの件の研究者さんはまさしくそういう人だったようで、

うまいことキャリアをつんで来られたようです。

 

結果今回のようなことになってしまったわけですが、

問題なのはこのようなレベルのことを見過ごしてしまう

各機関での監督能力の低さにあると思います。

 

本来このレベルの科学者以前の要領のよい学生の単位の取り方みたいなのは

監督していれば見分けがつきそうなものですが、

これまで在籍していたところでもそれなりになんとかなっていたというのは

上にいた人間も同レベルである可能性があります。

 

なんとなく研究室にもいた身としては、

そういう空気感もところによってはあったようななかったような気もしますし、

自分が今も研究の分野に残っていて、

そういう現実をこのニュースでだけでなく感じずにすんだことはよかったと思いました。

 

が、しかし、よくよく考えてみると、

どのジャンルの現場にも往々にしてあることで、

よく言われる「まじめにやると馬鹿をみる」

という典型の話かもしれません。

そんなことあって欲しくないのですけど悲しい現実ですね。

 

たまたま今は音楽業界、それもジャズの分野におりますが、

ここまでとは言わないまでも、似たような話もあります。

まだまだ自分には及ばない話かもしれませんが、

ちゃんとジャズを普通にやっているより、

うまいことジャズをやってるっぽい方がうまくやれている的な。

広義には単純な物まねとかもそれに含まれますかね。

物まねはむしろ聴き手側からのリクエストも多いけど。

 

これも先ほどの作曲家の話にも通じますが、

聴く人間がもっと素直に音楽を評価すれば、

ちゃんとできているものの方が選ばれるはずなのですが、

どうも少なくとも身の回りはそういう評価の仕方はできあがっていないようです。

 

みんな一人一人が自分の価値観を持って判断できるようになって、

音楽に限らずしかるべき状態にある人が正当な評価をうけることができる、

そんな世の中になってくれれば、

きっと次の世代の人々も意志を持って研鑽することができると思います。

少なくとも自分の国は好きだからこそ早くそうなって欲しいものですね。

 

 

とまあだいぶ長く書きましたが、

冒頭の美容師があまりにアレな感じだったので

最近世間をにぎわしている方々の話題を交えつつ

勢い余ってジャズの話まで広げてしまいました。

 

まあでもダメな技術でお金もらったらいかんと思います。

自分も含めて鍛錬あるのみですね。

最近のできごとを少々かきましょう

というわけで気が付けば3月も半ばになっております。

はやいです。

やばいです。

こんにちは、にしかわです。

 

このところばたばたしておりまして更新が滞っておりました。

少々まとめてこのところのできごとをつらつらと書いておきましょう。

 

~その1 タブレット買ってみました。

 

wi-fiの契約更新の時期ということで新しく契約しなおしてみたところ、

関連機器が10000円引きという罠につられて、

タブレットなるものを購入してみました。

nexus7の2012年版。結構お買い得かも。

 

大して使いこなせてはないのですが、

それなりに大きさのある画面で、画面もすごいキレイです。

出先でネットやメールやフェイスブックをやるのには使えそうですね。

とりあえず譜面集のPDFファイルもぶっこんでみられるようにしたので

いざというときにたすかりますな。

 

今後の新しい使い方も模索したいところです。

 

~その2 確定申告おわりました

 

今回は前年度のデータを流用できたので、

数時間で終了しました。

大した額はかえってこないのがさびしいところですが、

今年はいろいろ働いていきたいなあと思いました。

 

~その3 ここ一ヶ月の自分企画ライブ

 

いろいろがんばりました。

ギターの井上智さんとトリオをやってみたり、

師匠の佐々木昭雄さんとデュオをやってみたり、

アルトサックスの石崎忍さんとデュオをやってみたり、

ジャノメで恒例のオルガントリオをやってみたり。

 

毎回いろいろ勉強になることが多かったです。

お客さんにもいろいろ来ていただいて嬉しい限りです。

 

これらライブはまたいろいろやっておりますので、

ぜひ来てくださいませ。

とてもオススメですよ。

 

~その4 時計のバンドが切れた

 

気に入っている時計だったのに革バンドが切れて使えなくなりました。

メーカーにはなぜか問い合わせられず、

特殊な形状をしているので通常では直せないっぽいのですが、

とりあえず普通の革バンドを注文して、

自分で加工してみようと思います。

うまくできるとよいですなあ。

乞うご期待です。

 

~その5 オルガンとピアノの弾きかた

 

今年に入ってから新奏法がうまく機能してくれていてよいのです。

わりと力が抜けつつよい音色で届くかんじです。

 

ただオルガンを弾いているときにあと一歩の粘りを出したくなったので、

離鍵のタイミングをほんの少し粘ることにしました。

わりとアンサンブル上の具合はよいかんじと思われます。

 

ただ力が抜けた状態で離鍵のタイミングを粘るという神業をやらねばならないので、

それが今後の課題になっております。

まだどうしても力が入ってしまって、音がつぶれる的な。

とりあえずがんばってやってみます。

 

~その6 SOFFetのライブを手伝いました

 

サポートメンバーとしてSOFFet のライブに参加してまいりました。

初参加です。

彼らのツアーのファイナル、東京2daysを

オルガン、ギター、ドラムでサポートしました。

 

 

 

 

 

 

 

とまあいろいろありますが、

とりあえず今週末はセッションがあるからぜひいらしてくださいませ。

参加者大募集。

おまちしております!

 

date:3/15(土)

place:Jazzmal(南与野) start: 19:30~ charge:¥1000

members:Jam Session 西川直人(pf) 生沼邦夫(b)
date:3/16(日)

place:Jazzmal(南与野) start: 14:00~ charge:¥1000

members:Jam Session 西川直人(org)

ちょっと気づいた気がします

雪がふりましたね。

大雪でしたな。一日経てば平和ですけど。

こんにちは、にしかわです。

 

このところいろいろ練習をしていてものの捕らえ方が変わってまいりました。

演奏にあたって一番大事なのは「心のありよう」かと思うようになりました。

文章に書くとこれまでもそのように考えていた部分もありますが、

今回はだいぶその占める割合が大きいというかほぼ全てかもしれません。

全てというかまず第一歩といいますか。

 

それができていれば十分というか、

ある程度のスキルがあれば、

もっと極端に言えば殆どスキルがなくても、

よいサウンドが得られる方法はあるものなのだということです。

 

そこから派生して必要な音の出し方だったり、体の動きだったり全てが決まるので、

練習すべきこと、注意することも全て意味が出てきました。

といってももちろん今できないことはできないので、

それを実現するため、または精度をさらに上げて

一段上のステージにいくために練習できるような気持ちになりました。

 

というわけで特別上達したわけではないのですが、

とても気分はすっきりしました。

レッスンでもうまいことここら辺のことが伝わるとうれしいですね。

いろんな人とこの感覚が共有できると幸せがひろがりますな。

個人的に。

 

この状態でよりスムーズに演奏できるようになれば

名人になれる日も来るかもしれません。

がんばって練習します。

 

この辺の話をしだすと「自我をなくなる」とか

「世の中との境界線がなくなる」とか、

そういうスピリチュアルな話になって、

ちょっとアレなブログになるかもしれないので

これ以上は控えようと思います。

 

でもひとつのことを掘り下げてがんばっていると

万物につながるなにか真理にであえるかもしれないという都市伝説も

あながち間違いではないようですね。

 

というわけで今週のライブのお知らせはこちらです。

とてもオススメです。

わたくしにしかわも楽しみでしょうがないライブでございます。

ご予約したほうがよいとおもいますよ。

メールフォームからでもお受けいたしますので、

お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

date:2/15(土)

place:モンゴメリーランド(池袋) start: 19:30~ charge:¥3000

members:西川直人(org) 井上智(gt) 小前賢吾(ds)

発表会したよ

いろいろ書きたいことはたまっているのですが、

なかなかにタイミングがあわず書きたい物だけたまっている状態です。

こんにちは、にしかわです。

 

さてさて、南与野ジャズマルにてアンサンブルレッスンを始めたのですが、

いつの間にか4バンドほどできてしまったので、

このたび初めて発表会を行ってみました。

 

日ごろセッションなどにも参加してくれている皆さんですが、

発表会当日はなぜかみんな緊張感があってどきどきしておりました。

大学のジャズ研のリサイタルを思わせるなにかがありますね。

 

 

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↑白子さん(sax)チーム

白子さんのMCがとても好評で、MCの大事さに気づいていた人もいたり。

 

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↑ダンディーズのみなさんです。

ジャケットで統一していてなんかかっこよかった。

選曲とアレンジがとてもよかったです。

 

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↑ひでちゃんず。ギターのひでさんですよ。

ここからはにしかわさんも演奏に参加です。

難しい曲をよくやってくれたと思います。

 

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↑なよのーず。南与野在住の人たちです。

やはり本番に強さをみせますね。

 

いろいろ各人にはそれぞれコメントをしたいのですが、

ここで書きすぎてもあれなので割愛いたします。

総評としてはどのバンドも最初から最後まで飽きずに聴けました。

それって結構大事なことなのですが、本当によかったです。

 

みんなやり始める前よりも確実に進歩しているのがうれしいです。

殆ど年上の方々ですが、このような若輩者の言うことをちゃんときいて

信じて演奏中に指摘していたことをちゃんと実行してくれていたので、

感無量です。

みなさまの日々の努力もあって、結構よい成果が出ているようで、

指導する立場の者としては嬉しいことこの上ないです。

 

またこの発表会後もアンサンブルのレッスンは続いていきますが、

来年の同じ時期くらいにまた発表会もやれればよいですね。

みんなセッション行ってもよい感じになってきたと思うので、

セッションでもあえるとよいですな。

 

というわけでみなさまお疲れ様でした。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

順番

人の働く姿はかっこよいですね。

こんにちは、にしかわです。

仕事以外の関係の人が働くのをみるのが新鮮でよいですね。

 

さて、世の中、「順番がちがいました」ということが結構多いことに

ちょくちょく気づかされるのですが、

「人→楽器→音」

というよりも

「楽器→人→音」

かも、とより思うようになりました。

もちろんどちらか一方だけでないと思いますけど。

 

こういうことってバンド全体とか、

人の集団とか、社会とか、

ひいては全てのことにも通じそうなところがありますね。

掘り下げるとよいことがありそうなもんです。

 

さて、本日はアンサンブルの会の発表会でございます。

4バンドあります。

日ごろの成果を見るのが楽しみですなあ。

アンサンブルを学ぶ会をやっておりますよ

ちょこちょこレッスン的なものを更新しますよ。

わりとまあバンドアンサンブルについてのことをまた思い出したので、

今回はそれについてです。

余談ですが、「アンサンブル」って結構大きな編成のための言葉みたいですね。

カルテットくらいのバンドのアンサンブル的な用語って

なんていったらよいのでしょうか?

とりあえず今日はアンサンブルで通しますけどご了承ください。

 

さてさて、バンドアンサンブル講座的なものをはじめたきっかけは、

とある別の楽器の人に「うまくなりたいから教えて」と言われたことです。

プロで活動されているわけではないのですが、

セッションなどでご一緒するのを見る限り

・指は結構早くうごく

・コードもちゃんと押さえられる

・アドリブもがんばって弾いている

などわりとスキル的には十分なのです。

 

でも、変な話、同じだけその方の楽器のスキルが自分にあったら、

もっと自分だったらいろいろやれるだろうなあと思ったのです。

 

というわけで、なにも超絶技巧の曲ばかり弾くわけでもないので、

ほんの少し「それ」に気づいているかどうかで

演奏内容をよくする方法がいろいろあり、

それに気づいてもらえないかというのがそもそもの発端のような気がします。

 

なにも、問題はその人だけでなく、

ジャムセッションでいろいろな参加者を見る限り、

殆ど全員に共通して言えることだったので、

よい機会と思ってバンド編成にして実験的にスタートしてみました。

 

とりあえず真っ先にやるべきことは

「自分の音も含めて全体の音をよく聴こえるようにする」

という簡単なようで難しいことです。

意外に自分のことに手一杯になって

気が付いたら聴こえてませんでしたということはよくあります。

 

ちなみに「聴く」と「聴こえる」はニュアンスが違うので、

間違えないようにしたいところです。

これもまた難しい要因のひとつなのですが。

 

あとは「自分のためだけに音を出さない」ということも大事な気がします。

難しい概念ですけど。

まあ自分が好きすぎて自分自身のために音を出して

結果有名になった人もいるかもしれないので、

本当にそれが正しいかどうかはわかりませんけど。

少なくとも自分が知る限りでは、

そこに気づいているなあという人のほうが一緒にやっていて

いいことができている気がします。

 

特に伴奏の楽器の人にとって露骨に分かりやすいかもしれません。

余計なことをしてぐちゃぐちゃに聴こえることって

結構プロの演奏でもあるもので、

一筋縄ではいかないところもあるのですが、

「小さくてもうるさい」とか「大きくてもうるさくない」

とかはそういうことにもよく関わっているのかもしれませんね。

 

まあ無駄がどんどんなくなっていくと渋くなる側面もある一方、

時として上のことを全部無視して「どーん」となった方がよい場面もあるので、

これをやるべきかそうでないかの場面などを自分の知る限りで

説明して実体験で学んでもらうのが一番よいのかなと思っております。

 

ということで誤解を恐れて具体的にどうだとは言えませんが、

世の中に少しはこういうことを議論できる場が作れたのは、

ちょっと嬉しいことです。

 

アンサンブル講座的なものを始めてそれなりに回数をやりましたが、

当初に比べてはるかに参加者の皆さんとそういう意識を共有できてきている気がします。

一緒にやっていても意思疎通がしにくくて大変だなあと思うことも

まずなくなってうれしいです。

 

そういいながらまだまだ自分も気づいていないことがいろいろあるはずなので、

油断しないようにしないといけないです。

がんばります。

 

とまあそんな現状でわりとご好評を頂いて現在もバンド数が増えて

継続中でございます。

詳しくはレッスンのコーナーをご覧になって、

もし疑問質問などがございましたらご連絡くださいませ。

コメントでもよいですけど。

気をつかいます

さてさて、楽器演奏についていろいろ書こう企画があがってしまったので、

ちょっとだけでも時間のあるときに更新してみようかと思います。

こんにちは、にしかわです。

 

まあいまは出がけであんまり時間がないので具体的な奏法については述べませんが、

最近特に心がけていることで効果がありそうだなあというのが、

「どんなに簡単でも難しくても早くても、とりあえず丁寧に弾ききる」

ことでしょうか。

これをやるだけで、演奏の充実度は結構保たれる気がします。

 

まあ常に意識していなければならないので、

ものすごい神経をつかうので、全部の音は大変ですけど。

 

それに人の音も聴こえてくるわけですから、

それとの兼ね合いもありますからねえ。

 

自分のことだけ考えて弾くのもちょっとちがうので、

いっぱいいっぱいになりながらでも、

なんとか両立できるように日ごろから心がけられるとよいですね。

 

というわけで難しいこころ構えのお話になってしまいましたが、

そのうち具体的なこともかければと思います。

どうなることやら。

新ジャンル追加

こんにちは、にしかわです。

最近良く練習している気がします。

よいことです。

 

というわけでブログの新カテゴリーを追加してみました。

音楽のこととかレッスンのこととかも書くことが増えそうなので、

それ専門で分類しておこうと思いました。

 

たとえば演奏の技術的な発見のこととか、

コンセプト的なものなどです。

オルガンやピアノのことから始まって、

アンサンブル中のほかのパートのあって欲しい形など。

それはもちろんレッスンへの情報にもなると思うので、

簡単に検索できるようにしておきます。

 

今までいろいろやってきて、頭のなかでは結構まとまっているのですが、

そろそろ情報源として残そうとおもって、ブログ上でまとめておくことにします。

まあ気軽に書こうと思いますが、

形に残る物を作っていくのはいろいろ便利な気がします。

 

というわけで今後の情報発信をおたのしみください。

なるべくたくさん更新するのが目標でございます。

がんばります。