レスリースピーカーのスローモーター故障?

レスリースピーカーを眺めております。

こんにちは、にしかわです。

今回眺めていたのはレスリースピーカーのUpper slow motorです。

 

一般の方には何のことだかよく分からないかもしれませんが、

オルガン用の回転スピーカーの回転させるモーターの話です。

我が家のそのモーターの様子がちょっと変だったので、眺めておりました。

 

今回の症状はなんだかどこか引っかかっている音がするというものですが、

油をさして様子を見ていたところ、スロー回転が止まってしまいました。

おやと思ってしばらく眺めていたところ、

このモーター(よそから借りてきた画像です)の真ん中にチラッと見える

円盤部分に油が付いておりました。

 

この円盤部分の回転そのものがホーンローターの回転速度なのですが、

スロー回転の制御は次の図のように

figure1

手書きですいません。

円盤部分の断面なのですが、

奥のほうにある金属棒がモーターから直接回転を伝えていて、

円盤部の側面(ゴムがついてる)に触れて摩擦を使って

円盤を回転させます。

 

モーターは一定回転なのですが、

円盤(レスリー)のファスト回転からスロー回転になるときに

このスローモーターの金属棒がせり上がって円盤に触れて、

摩擦によって徐々に円盤が減速しながら、モーターの回転速度にシンクロして

スロー回転になります。たぶん。

 

こんなややこしいことになっているのは

回転の変化を自然に表現するためなのでしょうね。

非常によくできた仕掛けだとおもいます。

 

金属棒はわりとモーター由来で高回転なのですが、

円盤との半径の差によって、円盤自体はスローな回転になります。

わかりにくいかな。

 

ともあれ油などがこの金属棒や、円盤の外周についていると、

摩擦がなく滑って円盤に回転が伝わらないわけですね。

 

ということに最近気づいて感心していたわけですが、

微妙なすれる音はうまいこと取れてないような。

 

でも仕組みが分かったので、

ジャズマルに置かせてもらっているレスリー147の

upperスローモーター不調の原因がわかるかもとて、

今日裏蓋を空けてモーターの様子を眺めてみました。

 

その結果どこにも異常がなかったので、

モーター内部の断線か、そこまでのケーブルの断線か、

アンプのプラグ周りの異常かというところまでこぎつけました。

 

ついでに試しにロワーローターのSlowプラグと差し替えてみたら、

upperモーターは動いたので、いよいよアンプのプラグ周りの異常だ

ということまで分かってまいりました。

知識がついてちょっと分かってきましたね。

 

というわけでアンプのプラグ部に今度接点復活剤を吹いてみようと思います。

まあそれでどうなるかわからないのですが、

モーターの電源on/off位だったらロワーのプラグにタコ足配線して

対処して直せそうな気がしてきたので、

ちょっと試してみようかと思います。

 

いろいろ勉強になりますな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください