「オルガンとか機材とか」カテゴリーアーカイブ

レスリースピーカーの低音について

レスリースピーカーというか、ハモンドオルガンの音の音作りについての研究的な。最近少しわかったことというか改めて確認できたこと。

なるべくビンテージハモンドオルガンの深いながらもうるさくない豊かな低音をどうやって出すかというところが課題になります。

中高音部は大きなキャビネットをつかわなくともそれなりに似せることはできますけど、どうしても低音ばかりはそうもいかないわけです。
大きなキャビネットに15インチのスピーカーがあって初めて深くてよい低音が得られます。うるさくないのだけどちゃんとズブっと聴こえるのがハモンドオルガンの低音の特徴だと思います。

というわけでなるべくこれに近づけたくていろいろ試行錯誤して電源やスピーカーケーブルも換えたりしておりました。
いまは割とそれなりによい音にはなったと思いますが、ちゃんとデータとしては取れてないから再現性はあまりないかなあとおもっておりました。地道な耳でのチューニングしかないみたいな。

先日オルガン機材を聴き比べる会で土田くんといろいろやり取りをしていたらビンテージレスリーの周波数を測定した(すごい!)とのことで、その表を見てみたところ、ざっくりの記憶ですが100Hzあたりが少し下がっていて、60ちょいHzあたりがすこし上がっているのを確認しました。

これはなかなか驚くべき発見です。
数値的にはわずかに見えるかもですが、聴感上はかなりちがうかも。

いわゆるそこらへんについている3バンドのイコライザーのBassって多分100Hzあたりで、ここを持ち上げるとわかりやすく低音が上がった感じがするのですけど、他のパートにものすごく被ってマスクするし全然好ましくないのです。
他の楽器のロー成分もそこにあるので低音が渋滞してえらいことになります。なんていうかジャンクな低音の出し方みたいな。

一方で60Hzあたりは3バンドEQではいじれないところで、ここら辺以下を持ち上げると低音が大きくなった感じはないけど深い音がします。上げすぎても変なのですけど。

簡単に説明するとこんなところですが、これが豊かで深いながらもうるさくない低音を作る方法なのだなあと思いました。

なので3バンドならEQのBassは下げるべきで、低音全体を持ち上げるためにかなり太い電源ケーブルをつかうというのはかなり合理的なのだなあと思いました。
そして自分のセッティングはそうなってました。
なるほどこれはすごいことです。伝わらないかもだけど。

少なくともオルガン用にはEQは低音用に60あたりと100あたり、もう少し厳選した数値でもよいと思いますけど、少なくとも二つ用意できると好ましいのだなあと思いました。
それができない環境なら太い電源ケーブル使ってEQのBassを下げるみたいな。どのケーブル使うかにもよりそうですけどねえ。

プロのオルガン機材を聴き比べる会やりました!

午前二時。
ようやく帰宅しました。
改めましてプロ仕様の改造されたオルガンの音を楽しむ会無事楽しく終了しました。
これです(笑)。
来てくださったみなさまありがとうごさいました。
少しは興味ある方に向けて書いておきますと、当日の流れは
・開幕のあいさつ
・とりあえず自分たちの機材でデュオで一曲
・西川機材の説明。NordC2D改 Leslie2103mk2改 Leslie142改たちの改造ポイント。いかにプロ仕様であるかについて
・土田くんの機材の説明。Hammond SKX pro改 Voltex315改 Tornado115改
ここらへんは楽しく質疑応答しながらでした。
・休憩がてら機材触ってもよいタイム
・ジャムセッション いろいろな組み合わせでやりました
という流れです。
割と予定通りの感じで進めたかも。
いろいろな機材の音の言えない秘密や、今後のひょっとしたらみたいな噂話も聴ける地味に貴重な内容だったと思います(笑)。
実際の音の品評会ですが、自分の機材はよく聴くからなんとも言いづらいけど、ちゃんと設定追い込んでるから比較しても負けず劣らずよい音でしたとしか言えません(笑)。
今回の企画の発端の欲求でもある土田くんのオルガンとスピーカーも実際弾かせてもらったのですが、さすがに追い込んでいるだけあってものすごいいい音です。これがお店においてあるなら手ぶらで行きたいみたいな。
SKXproのタッチも弾きやすくて音もよかったし、スピーカーの鳴り方もどちらもすごいよかったです。土田くんのスピーカーは142より1,2回り小ぶりでどちらも40キロ弱と聞くと重そうですが、それならなんとか階段もひとりでいけます(笑)。これはかなりプロ仕様としては重要です。スピーカーの箱鳴りをいかに再現するかがカギみたいですね。
ビンテージハモンドオルガンとの聴き比べも後半のセッションでやってみました。
聴いた感じだとかなりいける感じでしたよ。
ここらへんは実際に聴いてもらわないとなんともですよねえ。
とにかく生で大きな音で聴かないとわからないことだらけでどれもすごいよかったなあ。
これは打ち上げです(笑)。
セッション中はぼくはただ楽しんで弾いてるだけでしたが、土田くんは演奏しながらスピーカーのパラメーターをパソコンにつないでリアルタイムで他の楽器とのバランスを比較しつつさらに追い込んでました(笑)。気合いがすごすぎる(笑)。最終的にはだいぶまた別のいい音になってました。
とりあえずそんな感じの楽しい会でした。

スマホ(Oppo Reno 11A)でUSBコンデンサマイク(Fifineの)がつかえた!!ついでにスマホレビュー。

とうとう昔やりたかったことが…。
機材的なお話です。
最近スマホを買い換えたのはご報告したと思うのですが、それで自分のYouTube用の動画撮ったりしております。
ちなみにoppo reno11aという中間くらいのスペックのやつです。
四年ぶりくらいにAQUOSsense3から買い換えたので、さすがにこのクラスのものでも普通に機能は進化していてよいですね。
というわけで世であまりふれられてなさそうなところも少しご紹介します。四年以上?前のスマホとの比較なのですけど、古いやつだしスペックもそんなにいいものではなかったので、参考になるかは不明です(笑)。
・写真
もともとスマホの写真はそんなに悪くはなかったと思います。
今回も普通にちゃんとした写真がとれてると思います。スマホとしては十分なのでよいです。
写真編集のアプリにAI消しゴムというのがついていて、これがかなり便利です。背景のいらないのを消したりが、今までのアプリよりもうまくできます。プロフィール写真とかのいらないもの消しやすくなったかもです。
・動画
そんなに画質はよくなさそうです。ふつうかな。まあ問題ないですけど。
YouTubeの動画撮影には自撮り用の画面を使っているのですが、こちらの方がなぜか滑らかに映って好みだし、前のスマホより画角も広くてありがたいです。
ただ自撮りの動画は明るさなのかなんなのかが変なタイミングで補正がかかって、全体の明るさが変なタイミングで変わるのが難点です。
これをオフにできたらよいのですけど今の所やり方はなさそうな気がしています。ちょっと残念ポイントです。
・マイク音質
前のよりとてもよい気がしてます。動画とか録音とかの音がよくなったと思います。前のが悪すぎたかもだけど。
こういうのはきっとiPhoneとかのがよいのでしょうねえ。そういうところがうらやましいです。
・外付けUSBマイクを認識してくれる!
これが今回一番の感動ポイントです。
USBコンデンサーマイクを買っていたのですけど、前のスマホだと謎のノイズが入るだけで最悪の音質だったのが、今回はちゃんとよい音で録れます!
録音も動画もどちらもちゃんといい感じに機能してくれてます。
Androidには多分10年以上?くらいこの機能を願っていたのですけどとうとう普通にマイクを認識してくれるスマホに出会えました。しあわせです。技術の進歩なのでしょうかね。
というわけで来月あたりからYouTubeの動画の音もいい感じになってくれそうです。
うれしい!
これができるならばスマホを使ってもっといろいろおもしろいことができそうです。夢が広がります。
とりあえずちゃんとコンデンサーマイク使いこなせるような設定の方法を学ばねばというところです。
という個人的にはずっと気になって挑戦していつつも諦めていたことができるようになってしあわせというお話でした。

意外と予約の反応はいい謎の楽器ショー企画

この秋のごく一部のマニアの同志に向けた楽器ショーです(笑)。
個人的にFacebook上でよくみかけるオルガニストの土田くんがせっせと改造しているオルガンやスピーカーの音が気になったので、彼の家にでも行ってお茶でも飲みながら音を聴く会とかやろうと言っていたのですが、せっかくなのでどこかのお店でやらせてもらおうということで、少し遠いかもですが京急弘明寺駅近くの音景オルガンルームで10/19(土)14:00~やらせていただくことになりました。
業界初のなぞ企画です。
需要はぼく以外にあるのかはわかりませんが(笑)、お店常設のハモンドB3と土田くんとぼくのライブ用の機材を並べつつ改造の話なども交えつつプロ用のオルガン機材のクオリティを見てもらおうかと思っております。
長年の研究によって、スピーカーユニットはもちろん、端子、内部配線、その他色々な改造を施された機材はどれくらいの音がするのか、ぜひその耳で確かめに来てください。
改造して単体で良い音でも演奏になると全然印象が変わるものなので、後半はジャムセッションにしてアンサンブルでの音も聴けるようにと思っております。
なのでオルガニストはもちろん、他の楽器の方のご参加も大歓迎です。聴くだけでもよいし、他の楽器の方も改造を見ていろいろおもしろいこともあると思いますよ。
我々の情熱を世に発信するときが来ました!
というわけでぜひ聴きに、見に、参加しにいらしてくださいませ。
ご予約はぼくか土田くんかお店にで大丈夫ですが、お店のサイトが現在頻繁に「ロボットですか?」みたいな謎のページに飛ばされるという残念な状況(笑)になっておりまして、対策中とのことです。ご了承くださいませ。
よろしくお願いいたします!

Leslie 2103mk 微妙に改良 低音のびりびりノイズなくなった

ひさびさにちょっと改造というか改良。
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レスリー2103mk3 という小型のレスリーを色々改造してまして、最終的には下に折り畳みの台をつけて使っております。
高さと見栄えも変わりますし、何より音もだいぶかわります。良い方向に。
台車一つでフルセット移動できるし、階段のお店でもひとりで運べて非常に重宝しているのですけど、簡単分解&組み立てで作っているのでどうしても板同士の接合部がぴったりしないし、そもそも床も平らなところばかりでないということで、調子が悪いと特定の低音に対してビリビリとノイズがのりがちで困っておりました。
この度ノイズの発生源を特定できまして、そこに緩衝材を仕込んでみました。
ちょうつがいで留まっているとこの間でございます。
緩衝材を挟み込んでうまいこときつめに固定みたいな。
これにて低音のびりつきは無くなりましたので、今週の越智巌トリオツアーに安心して持っていけます。
ぜひ改良されたこのよきサウンドを聴いてくださいませ。
セッティングもだいぶかえたかもなので、よりよい低音をお届けできそうです。
ついでにこんな過去記事がでてきました。
ちょうど五年前位にこのレスリー2103の下のハコを製作し始めたぽいです。プロトタイプ(笑)。
今は少し高さが減ったり中にブレーシングしたり、ノイズおさえたりと改良が加えられてよりいい感じになっております。
昔の写真よく見たら電源もだいぶかわってますな。
懐かしい。

ギター急に音が出なくなった

セッションでギターの音が急に出なくなって断線したかなと思い、先ほど家でパーツを外して中身の通電をチェックしてみたところ異常なしでした。とりあえず元に戻して音が出ることを確認して一安心です。

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なにが原因だったのかは謎ですがまた症状出ることがあれば気をつけて観察してみようと思います。
フルアコのポットやジャックを外すと構造上元に戻すのは割と大変なのですが、この作業自体は今までパーツ交換何度もやりすぎて割とストレスなくスムーズにできるようになってます(笑)。

とりあえず家で再テストしようとしてたらヘッドをぶつけたときに同じ症状が出ました。
配線の接触不良のようです。
ビンテージの単線つかってるからかなあ。
とりあえず配線動かしたら衝撃与えても大丈夫な状態にはなったのですけど、配線し直すかは一旦保留にしようと思います。
ノイズが大きめなのの原因がこれなら直した方がよいよなあ。

ハーフムーンスイッチまた断線したのでなおしました

このところは演奏の仕事もしつつレッスンしたり、動画とったり編集したり、いろいろなバンド用の譜面をいろいろさらったりとなんだかあわただしい日々を過ごしております。
ついでにメルカリでいろいろいらないものを出品してみたのですけど、今回は割とすぐに買い手がついてくれてその梱包発送とかもがんばっております(笑)。
そんな中またライブ用のオルガンのレスリー切り替えのハーフムーンスイッチが断線気味になりました。
よりによってこのタイミングで。
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断線箇所はおそらく例によってプラグの根元です。ここの弱さは何とかならないものでしょうかね。
スイッチのところにジャックつけてというのも考えられますけど、スペースが足りなさそうではあるのですよね。むりっぽい。
ふつうに新しい線買ってきて半田付けするしかないかというところです。
とりあえずこの後明日のライブの曲の準備が完了したら直してみようかなあ。体力的に余裕があれば。
その後、修理もして無事配線もうまくいきました。
よかったよかった。

壊れた真空管OC3の替えが届きました

先日壊れてしまったビンテージレスリースピーカー用のOC3という真空管が到着しました。
二個セットでお安いかんじです。
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左の壊れてしまったやつは割と普通の見た目ですが、新しいのは謎のカバーつきです。
脚の数違うけど全部使ってない系ですね。たぶん。
試しに使ってみましたが音もいい感じです。
今まで通りの低音もでてくれますがより新しい(ものすごい古いけど)ぱりっとした感じになってよい感じかも。
二個有るしライブ用のもこれにしようかなあ。
壊れたやつは台座から抜けただけなのでものすごい頑張れば修理できるかもしれないです。
どうしようかなあ。
この後部屋からOC3の予備が1個でてきました(笑)。
昔も2個セットで買っていたのかもしれない。
すっかり忘れていました。

真空管もげました ( ノД`)シクシク…

真空管もげるの巻。
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早起きしてお昼からレコーディングの為のリハーサルです。
小野ヒロフミトリオのレコーディングが明後日から2日間あるのでなるべく本番の音でのシミュレーションみたいな。
というわけでビンテージレスリーを持ち込んで音を出したのですが、低音を出すとかすかにバリバリノイズが乗ります。
接触不良系ということで真空管の端子掃除するかーと作業に取りかかったところ、OC3という管のガラスと台座の樹脂の間で変なぐらつきがあって、これかなあと管をいじっていたらもげました(泣)。レコーディング前あるある。
オリジナルパーツだとしたら60年ものとかになるのでさすがに接着が弱くなっていたようです。これで電源供給が不可能になってしまったので、しょうがないから代わりにレスリー2103でリハーサルしてみました。
リハーサル自体はとてもよいかんじ。
レコーディングでなければわざわざやらなかったのだけど余計なことしたような。
とりあえず本番は家のレスリーのOC3を持って行って使うことにします。
色々ネットショップも探してはみたのですが、意外とこの手の真空管は珍しいみたいで、なんとか一つマニアックそうなところで在庫を見つけたので購入しました。
多分金曜日には着くはず。
今回買ったのはまた音が違うとかなりそうだけどどうなんでしょか。
リハーサルの後はそのままオルガンレンタル業務でパーティに機材をセッティングしてきました。
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素晴らしいメンバーのみなさんの演奏も聴けて楽しい時間でした。
ついでに自作ギターアンプも使っていただきました。
オルガンもギターアンプも自分の機材を人に使ってもらうと色々発見がありますね。
雨降ってたしトラブルはありましたがよき1日でした。
機材のレンタルもこのようにやっておりますので、オルガンを使いたい方はぜひお気軽にお問い合わせください。

森美術館でオルガンを弾いておりますよ。8月まで。

六本木森美術館のシアスターゲイツ展でオルガン弾いております。
宙づりの7台のレスリースピーカー。
すごい見た目です。
全部鳴っておりますが音量の色々な関係でそれほどは鳴らしてないですがとても広がりのあるサウンドですね。
展示内での展示物のひとつとしてのオルガンソロパフォーマンスです。
こういうことをインスタレーションというらしいですね。
今回は黒人文化と常滑の職人の作った物たちが並ぶスペースの中で黒人教会文化としてハモンドオルガンもおかれております。
インスタレーション とは、1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。 ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。
毎週日曜日14~17時くらい。
私の残りの出番は6/30 7/21 8/18ですね。
これは土田君の演奏を見に行った時のものです
ご都合よろしければぜひ現代アートを見に行こうの気持ちでいらしてくださいませ。
ブラックカルチャー、黒人文化体験アトラクション的な意味でもおもしろいと思いますよ。
よろしくお願いいたします!

Nord C2D起動が怪しい問題

Nord C2D。
ここ12年程買い換えずに使っております。
多分1000回は優に超えて使っております(笑)。
音、機能、タッチどれもとても素晴らしいオルガンです。
さすがに音単体は現行のものの方がよいかもですが、色々電源やらレスリースピーカーやらでプロ仕様のレコーディングにも耐えられるクオリティです。
たまにある状態のそんなによくないビンテージよりだいぶ良い音だと思います。
ただそんなC2Dですが、このところ電源を入れた時にごくたまにバージョン表示の画面でフリーズしてしまうことがあってちょっと恐ろしいです。
実は2015年、2019年にもこの症状は起きていて、OS再インストールで対応してきました。それで症状は治まるみたいな。
今回も新しく変わった代理店のキョーリツコーポレーションさんに連絡をとってひとまずはOS再インストールはしてもらいましたが、EEP ROMなるメモリのエラーがあるらしく、まともに修理すると輸入元に送って1,2カ月かかるとのこと。基盤ごとの交換とかだとお金もかかりそうです。
とりあえずこれを使う仕事もたくさんあるので一旦これまでの処置で様子をみますけど、症状が再発、悪化するようならば修理か買い替えも検討せねばなりません。
デジタル楽器の難しいところでもありますね。件のメモリの寿命も10年くらいらしいですし。
他のところは全く不具合なく使える頑丈さもあるので、なんとか使い続けたいところですが、悩ましい今日この頃です。
ソフトウェアインストールしてみました。
とりあえず不具合なく使えております。
引き続き様子を見ようと思います。

森美術館シアスターゲイツ展でのハモンドオルガン演奏

日曜日は六本木の森美術館のシアスターゲイツさんのアフロ民芸展内でのオルガン演奏。
現代アート。
レスリースピーカー7台とハモンドB3。
オルガニストの土田君からのご紹介でございます。彼ができない日担当です。
というわけで展示の作品やコレクションの一部になってそこはかとなく?演奏してこようと思います。
とりあえず会場の雰囲気下見した感じだと割と曲でもないフリーな時間多めになるかもです。曲もいくつかやるつもりですけど。
フリーで演奏し続けるのは一番体力と頭を使う気がしますががんばります!
演奏というかオルガンの音が出ているのはは2 3 4時からの三回です。
展示は9/1までやっているようで、毎週日曜日はオルガンのパフォーマンスが入るみたいですね。
期間中何度か(6/16 30 7/21 8/18)担当させていただきます。
展示全体でどことなく普段と違う異文化の雰囲気を体験するのも楽しいと思いますのでぜひ足をお運び頂ければうれしいです。
よろしくお願いいたします!

ジャズギター研究会的な

ジャズギター研究会?
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先日のツアーの最終日は長野県の塩尻だったのですが、そのライブの主催者でもあり、ギター製作者でもある大和(おおわ)さんからすばらしい素材を託して頂きました。
運搬の時に割れてしまったギターのボディです。
というわけで特別B級品的な特価でございます。
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一年ほど前にこのギターめちゃくちゃかっこいいなあと思っていたのですが、なかなかご縁というものは不思議なものですね。
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というわけでなんとかこの背面部とサイドの大きな割れを修復せねばならないのですけど、素人で手に負えるものなのでしょうかね。それともちゃんと業者に頼むとかですかね。どなたかご存知の方いらっしゃったら教えて頂きたいところです。
それができたら塗装ある程度ちゃんとやってピックアップつけてそのほかパーツ集めてと夢は広がるのですが、第一歩がかなりのハードルです!

一年以上ぶりにギターの弦を交換してみました

低音弦の生音を弾いただけで4人くらいから「弦がしんでる」と言われたので弦を張り直してみました。
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たぶん一年以上ぶり。
なんかぷりぷりしてジャラジャラな音になりました。
よくききわけられるものだと感心します。
張って一週間くらいした現在ちょっと落ち着いてきていい音になっていると思います。
なるほどこれなら違いがわかります。
これからは半年に一回くらいは替えようかなあ。
いま弦高いけど。

ギターアンプ改造。簡易的にEQがある状態になって便利になった!

自作Fender Champの高域がぜんぜんでなくて悲しかった問題ですが、RC Boosterのコピー品?ぽいクリーンブースターを使うことにしました。
これだけでも高域と低域をかなりいい感じにいじれます。

日によってとか時間経過とかですこしEQいじりたくなる気持ちになるときに簡単に変えられるのが本当に便利です。
足りなかった高域がでます!
チャーリークリスチャンピックアップの音がしてくれる!

ついでにエフェクターのゲインを上げればだいぶ余裕の音量感でアンプからの音も強くできる(ちょっと張りがありすぎてなんかゲイン上げたなあという音なので音圧が足りない時にですね)

それに伴いエフェクター使う前提になったので、アンプのつまみを減らしてエフェクター用電源をパネル部分からとれるようにしたすっきりデザインにしてみました。
無駄な配線がない感じです。

というわけで以下そのショート動画と説明文です。

アンプ微修正。
つまみをいろいろつけてたけど、クリーンブースターをつけることでとりあえずVolumeと簡易的なMIdとデジタルリバーブの3つでよいかなと。
2つ穴があまったので一つはエフェクター使うし一応ジャックの入力抵抗を可変にしておきました。
まあ正直なくてもよいけど。
もう一つは9Vの直流電源を取り付けて動画のように簡単にエフェクターをつなげられるようにしてみました。
アンプの電源とも連動するので便利です。
これは個人的に大成功。
すっきりです。
EQとかの音づくりはクリーンブースターでいろいろできるのでようやくこのアンプである程度よいかなあという音が出来上がりました。 プリプリしたシングルトーンが出てくれるのはしあわせですな。 ほんとは中に回路仕込みたかったけど、また発振?してもなあというところだったのでやめときました。

イコライザーがほしいなあ。ギターアンプの改造のために。

地下実験室的な。
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自作真空管ギターアンプはFender Champが元になっているので、基本ボリュームしかつまみはないです。
とりあえずの基本的な音の方向はまあまあよいかなと。
ちなみにデジタルのリバーブは後でつけたのですが重宝してます。
それで別にちょっと高域のシングルコイル感が欲しいとか低域も欲しいところといらないところあるのかもなあなんて常々思っていたので、とりあえず夜なべして試しにプリアンプの基板仕込んでみました。高域と低域がいじれる回路です。
結果音は出てなんとかなったぽかったのですけど、強めに弾くとぷつっと急に音が出なくなるという謎の症状が発生。音が出なくなると今まで聞いたことのないそれほど大きくはないモーって言うノイズが出てアンプのつまみは一切きかなくなります。
ただ電源入れ直すとまた音は出るようになります。が、すぐに同じ症状にみまわれます。
実験は失敗だったようです。
かなしい。
そもそも原因はなんなのだろうか。
とりあえずこの方向で故障箇所探すのは一旦おいておいて、ギター用のお手ごろなイコライザで一度ちゃんと欲しい帯域を学ぶべきかとか、そもそもこの方向で音質の補正ができるのか調べるべきなのかもと思い始めました。
というわけでお手ごろなのは写真の2つかなあと思ったのですが、この用途でこういう機材について詳しい方いらっしゃったらぜひ教えて頂きたいです。
当然ながら音質の劣化はできるだけ避けたくて、ノイズが少なくて、実験とお勉強用なのでお値段もこのくらいならという感じなのですが、使ったことあるよ、とかおすすめあるよー、とかご相談の方教えてくださいませ。
あとこの不具合の症状の心当たりある方も教えて頂ければうれしいです。
よろしくお願いいたします。
どうやら回路の発振のようですね。
とりあえず容量小さ目のコンデンサを疑わしいところにつけてみましたが症状は改善されず。
とりあえず問題は放置することにしましたよ。

ハーフムーンスイッチ修理

ライブ用のオルガンNord C2DのレスリーSlow Fast切り替えのスイッチがどこか断線気味で気にせず放置してたのですが、そろそろやばそうなので修理する事にしました。
断線してるからどことどこをつなぐのか調べてもわからない、わかりにくいからやりたくなかってのですけどしょうがない。
というわけで一度導通チェックしようとしても無反応で困ってたので友だちにちょっと教えてもらいながら取り組んでみました。
アドバイスをうけてから実際の作業は自宅にて。
結果はケーブルの途中の断線でした。全部切れ気味。
このスイッチはご覧のようにギターについてそうな3wayのスイッチなのですが、4接点が基本で例えば左から1 2 3 4とすると、1(4のときもあるけど)は必ずオンになっていて、だいたいグラウンドみたいなのに対応した線をつけるのですが、1(4)とのこりの3つのどれかひとつを繋げるという仕組みですね。それゆえ3way。
ただよく見てみると実は裏側も4接点がまた別に独立して存在していて、二つの3wayを同時に制御できる仕様みたいです。
そんなのしらんかったし、表裏の独立を確認するまで結構めんどくさいかもといろいろ頭を悩ませました。
今回は表裏どちらか側かだけですむという事がわかり、ひとつ悩みは解決しました。
さて、今回故障箇所がわからなかってので、3芯のケーブルとスイッチ部分を両方新しくそろえたのですが、新旧それぞれのスイッチの接点が鏡像になっていて、かつ新旧それぞれのケーブルは3接点のジャック(先っぽからTip Ring Sleeveらしい)のそれぞれに対応している線の種類が、古いのはT赤 R白 Sむき出し銅線(黒いカバーかけた)、新しいのはT白 R赤 Sむき出し銅線と今度は赤白がひっくり返っていて、さらにはこのスイッチは表裏どちら向きにもセットすることはできるけど、オルガン使い的には右にFastがきてほしくて、これらを総合して正しい配線を頭の中でやるのがあまりに難しかったので諦めて紙に書いて、さらにテスターで調べながらやることにしました。
手間増えまくり。
いつものようにトラブルも発生して2時間以上かけてしまいました。
ひっくり返りそうな要素が四つ(スイッチの表裏どちらの端子を使うか、新旧スイッチの鏡像、新旧ケーブルの赤白逆、スイッチ実装時の表裏)くらいあったときにもう混乱です。こういうのを頭の中だけで展開できるほど賢くないのがつらいところです。
知能テストで出てきそうな難問。
これ紙に書かずに完全に把握できる人まじで尊敬します。
ちなみに実際の運用上は固定の接点をSleeveからの線につけて、のこりの3つの接点のうち真ん中以外の二つを残り二つの線ととにかく配線して、実際に使ってみてslow fastが逆なら中身分解してスイッチ裏返して元に戻せば解決ということぽい。
上に書いた今回発生したトラブルは新しいスイッチの奥行きがたぶん大きすぎてケースにしまったときにちからわざで締めきることになったことです。また敗北を味わいました。
まあレバーがちょっと動きが悪いくらいなので問題ないことにします。
つかれてねむくて説明が長くなりすぎました。
すいません。
ところでTRSケーブルってTip Ring Sleeveの事だったんですね。
ちょっとかしこくなった気がする。

レスリースピーカー低音用のスピーカーケーブル

このところ機材のメンテナンスにいそしんでおります。
とりあえずレスリースピーカーの低音用のケーブルをいろいろ試しております。
家のレスリー122もライブ用の142も写真のやつがかなり良い感じなので、レスリー2103もこれでいってみようかなと。
というわけで注文が届くのを待っているところです。
あとはまた現場で人と合わせてですな。
というわけでライブで使ってみてもかなり良い感じなのでしばらくこれで行くことに決定しました。

レスリー2103mk2スピーカー交換142との比較レビュー的な

ツアー中にレスリー2103の低音用5インチスピーカーが音量に耐えかねてコーンの端の樹脂がビリビリとノイズを出すようになってしまったのでメーカーにスピーカーユニットを注文して交換しました。片方は異常なかったのですが、せっかくなので本日の配信ライブのついでに両方交換。
これまでついていたスピーカーユニット。左が修理したときにつけてもらったやつ。右が元のやつ。左はなぜかくすんでいてザラザラ。
そもそも今回だめになったスピーカーユニットは去年多分ホコリと秋の長雨の湿気でどこかがショートして修理してもらったときに交換してもらったもの。
くすんでるユニット。型番みたいな数字は薄いけど6H3なのかな。9N1という個体と種類は違いそうな。交換してもらってからは低音薄くなった気がするし、スピーカーのガスケットという縁の紙の層も剥がれていて音量が上がるとそこもビリついた音が鳴るし、今回音量あげたときにスピーカーのコーンの端についているゴムの部分もビリビリなるので流石に使い物にならなくなったわけです。
修理終わってからはなんか低音軽くなって悲しいなあと思ってましたが、パワーアンプの部品も交換してもらったこともあり、要エージングで様子見なのかなあとおもっておりました。
6H3?と書いてあるやつはなぜか表面がくすんでいてザラザラ。今回ダメになったやつです。
これは元々ついてたやつ。9N1と書いてある。
これは特に問題なく使えてました。とりあえず予備にしようかなと。
一方、元のは9N1と、これらは違う種類なのかな。
今回手に入れたスピーカーユニット(下)。きれい。なんか書いている数字が微妙に違うぽい。233という型番なのだろうか。
新しいスピーカーユニットとの比較。新しいものは233と書いてある。
また違う種類なのかな。なんだろ。
とりあえず新しいユニットにしてみたら調子はだいぶ良さそう。
低音十分でてるぽい。よかったよかった。
実際配信ライブはレスリー142を使ってしまったので、2103の新しい状態でのバンドでのきこえ方はまだテストできてないです。
ツアー中に2103はまた良さげな配線に換えてしまって、結構よいなあと思ってたところでしたが、結構この新しいスピーカーユニットで音が変わってしまってのでまた配線の吟味からやることになるかも。
2103と142が並んだ珍しい光景。2103の下のハコは折りたたみできるただの板でつくってあります。122と142の中間くらいの高さになったのかな。聴き比べするのも珍しいです。
せっかく142と2103を並べたので音出して比較してみました。
両方とも12時くらいのボリュームです。
結果意外なことに2103の方が上も下も音が大きくきこえました。低音も小型レスリーの方がでるのか(笑)。すごいな。
中域より上も2103はすごいちゃんとでるし、これも好きなやつに交換してしまった高域のドライバユニットのせいかもしれませんけど抜けも良さげです。
全体での太さと抜けの良さがちゃんとあります。
142の方はそれに比べて柔らかい深い感じの音ですね。特に低音が2103と比較して出ていないようにきこえますが、スピーカーユニットが15インチ、キャビネットもまあまあ大きいので50hzくらいの音量を感じさせないけど豊さを決定する帯域が実はよくでてそうですね。
ここばかりは2103ではどうにもできないかも。
それゆえか142は高域もかなり柔らかくきこえますね。そして全体の音の余裕がある感じ。
というわけでこっちも改造してあるけどビンテージの142の音の豊さってすごいなあと思う一方で、お世辞でもなく2103も負けてない良さがあって、スピーカーユニット交換して万全の今ならツアーでも142運びたいなあと思わなくても良さそうな希望が湧いてきました。
今月はこの両方のスピーカーのサウンドをもっと追い込みつつ可能性を探っていこうと思います。たのしみ!
そして誰か今回のこの5インチスピーカーユニットのあの謎の記号について教えて欲しいです。

レスリー2103mk2と142のスピーカー配線材かえたけど

アンプの低音用のスピーカーの配線材を換えてみました。
より低音がでる方向に。
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小型レスリー2103mk2もビンテージの大きめの142も両方。
割と今までは抜けはよいからアンサンブルでは全く困らないものの、若干倍音多めでなんか暖色系の音すぎるかなと思って使っておりましたが、換えたことによってひとりで弾いてるとよりハモンドオルガンらしい倍音の感じになって音色だけでしあわせだなあと思えたので早速昨日のライブで使ってみました。
昨日使ったのはビンテージの方ですな。142です。
わくわく。
というわけで実際ライブの本番で音をだしてみたのですがなんか音が潜ってしまいました。
あれれ。
音が抜けない。
ひとりで弾いていていい音色は必ずしもバンドアンサンブルでも良い音ではないのですなあ。
なんか何度もこういうことあった気がするけど。
毎度「今回こそは…!」と思ってる節はあります(笑)。
というわけでライブの休憩中に線を今までのに戻したらわりとうまくいったぽいです。
うまく音が機能したみたいな。
オルガン本体までビンテージだったらこういうことも無いのかもですけど、少なくとも現行の機種使ってるならちゃんとアンサンブルで機能する方に寄せていかないとなあと改めて思いました。
単体の音色については今回は妥協するかー。
まあ十分合格点ではあるし。
というわけで帰ってきて夜中にまたせっせと機材を家に運び込んで配線材を元に戻しました。
戻したといってもまあこれも改造済みでオリジナルとは違うやつですけど。
さらに余談ですがひとつ今回学びがあったのは、配線ははんだ付けよりも端子を介して留めた方が音色が良い、というか好みだったというところでしょうか。
端子のほうがぷりぷりしてます。
これは予想外でした。
こうやってちょっとずつ学んでいくのです。
これもまやかしかもしれんけど(笑)。