よそのB-3を見に行くマナー

樹氷ロマン(山形のおみやげ)っておいしいですね。

近所にうってないものでしょうか。

こんにちは、にしかわです。

ちなみにパート2の方にしかそばの実は入っていないようです。

そっちのほうが好きですけど、とにかく両方好きです。

お徳用とかあるみたいなのでぜひ誰か送ってください。

 

さてさて、よそのお宅にHammond B-3を見にいってきました。

かなりの初期型(1950年代)でございます。

うちのB-3も初期型っぽいのですが、それよりか古そうです。

 

まずは外装をよく眺めて、木目の具合や塗装を褒めるのが、

我々マニアの間でのマナーです。

なお、このときに年代によってちょっとずつなされたマイナーチェンジ

(ロゴの大きさ、ツマミの形などなどいろいろ)

を確認して、

「ほう、このパーツですと50年代の初期型ですな。

こんな外装のよい状態で残っているなんて・・・」

などと言って楽器を褒めつつもオーナーに対して牽制するのも

ひとつのマナーと言えましょう。

 

さて、まじめな話にもどりまして、

肝心の音ですが、とてもよくメンテナンスされたようで、

接点やらのタッチもばっちり、

初期型の柔らかい音ながら、高音部の抜けもステキな一品になっておりました。

 

B-3本体のコンデンサを交換するともともとの抜けのよさがよみがえるみたいです。

にしかわさんも時間があればやりたいと思います。

できるかな。

 

ついでに同じ部屋にNordC2DとLeslie2103も置いてあったので、

B-3と音を比較しながらついろいろ音作りをしてみました。

状況によってはかなり似た音色を作ることもできるのですが、

やはり

・フルドローバーでの各倍音の音の分離の違い

・イコライザーが3バンドで細かく追えない

という壁がありました。

素晴らしき古代技術ですな。

 

Nordのイコライザーももう少し細かくできるとよいです。

具体的には、

 

・低音部の強調されるべきところがもっと低い帯域である

たしかにローを上げると低音が上がるのですが、

分かりやすくブーミーになる帯域が主にもちあがるポップな仕上がりになっております。

(大きなレスリーにつないでも)

個人的な感想だと、B-3の低音はもっと低いところが出ている感じなので、

さらに低い帯域(スーパーローみたいな)のツマミもほしくなります。

 

・高音部の抜けがよすぎるところが出てくる

Nordは全体的に抜けがよくて、バンドの中に埋もれないのが売りでもあります。

やはりそこらへんもポップに仕上がっておりまして、

鍵盤の上の方で予想以上に音量が持ち上がります。

痛くなりすぎないくらいの素晴らしい完成度ですが。

 

かといってイコライザーで下げようとすると、

中域での高い方の倍音がなくなってしまいます。

というわけでこれをいい感じに調整してくれるとよいですね。

 

・ついでに言うとパーカッションの音量の設定をもう少し細かく

全然関係ないけどパーカッションの音の設定が3種類だけなのですが、

個人的にはLowとMidの間くらいがちょうどよさそうです。

何とかならんものなのでしょうか。

 

というか我々オルガンプレーヤーの一番の願いは、

軽量な機材ながら、多列接点鍵盤の実現です。

なんだか今の楽器(NordC2D)の改善点の提案になって来ましたが、

概ねステキなので、ここまで受け入れてくれれば、

もう言うことはないくらいなので、

なんとか意見を取り入れて欲しい物です。

お願いいたします。

 

というわけで容積と重量の問題があるものの、

毎度よそのB-3を弾きに行くたびに

「やっぱりHammond B-3ってすごいですな。

どんなときでも一番良い音ですな。」

という挨拶で締めるのが通例です。

もはやお作法ですので、

みなさまもよそのB-3を見に行くときは

ちゃんとこの一連のマナーに沿ってやって頂きたいと思います。

 

さてさて、本来この記事上で

「ハモンドオルガン演奏上での左手ベースの引き方」

をメインに話すつもりでしたが、

前置きが長くなりすぎて別の記事に改めて書くことにします。

というわけで今回はここまででございます。

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