ベーシスト生沼さんのレコーディングに参加させて頂きました

Facebookより写真をお借りしております。
12月の初旬の出来事ですが、大変僭越ながら闘病中のすばらしいベーシストの生沼邦夫さんの応援ということで、ご縁ありまして生沼さんのCD制作のレコーディングに有志で参加させて頂きました。
錚々たるメンバーが集まって2日間に渡るレコーディングでした。場所は栃木県小山市のFellowsさんです。
病気で身体は本当に大変そうでした。その中での生沼さんの演奏は鬼気迫るものでありながらも、やっぱり本当に素晴らしいベースを弾いてくださいました。
ピアノとのデュオを取り終えて、自分のオルガンのセッティングをしたらすぐにマイクを立ててそのままぶっつけ本番です。その場でやれることはやりました!
これは二日目の様子ですね。私は初日だけの参加でした。
この日は割と大きめの編成でレコーディングされたようです。
生沼さんはこのレコーディングの後すぐに入院されて、レコーディングから約2週間後に54歳の若さで亡くなられました。文字通り生沼さんは命を懸けた演奏だったので、自分にとってもとても忘れ難い時間になりました。
お世辞など抜きにしても生沼さんは本当に素晴らしいベーシストでした。大編成のハーモニーを支える音程感も抜群に評価が高く、ビート感などではご一緒したときにうまく表現できないのですが、「どう聴いても完璧な4分音符だなあと思える4分音符」を体験させて下さったベーシストで、今回の一件がなくともあの衝撃は忘れられずずっと残っております。

なによりそれを成し遂げさせるだけのベーシスト、音楽家としての音楽への向き合い方があってこそのあの演奏なのだなあと、その姿勢は身体が本当に大変な今回のレコーディングでも全く変わらず、むしろさらに強い思いすら感じさせてくださいました。
自分も姿勢だけでももっと見習わなければと改めて思う次第です。少しでも近づけるようにがんばります。
生沼さんありがとうございました。

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