というわけで先にその1を読んでくださいませ。
マニアックですみません。
ようやくケーブルごとの比較に移れます。
とりあえず純銅プラグと純銅インレットプラグ、内部配線やコンセントは同じ条件なので、それなりにわかりやすいとは思います。
なおここに挙げるもの以外にも安いケーブルとかいろいろ試しておりますが、わざわざ書くほどではなかったので、割愛します。
今この条件で比較したら違う印象かもですが、まあそれはまた時間がある時にしましょう。
一応オルガンとギターで繋いだときの印象をわけてみました。わかる範囲で。
ではケーブルごとに行ってみましょう。
オヤイデで売っているケーブル。
2000円/m 4.0sq
・ハモンドオルガン
低音もでるし、全体的にバランスがよい印象。音のやわらかさもあって、オルガンの電源ケーブルとしては使い易いのではないかと思います。
値段相応で良い音で、個人的にはかなり好きです。
持っていて損はないと思います。
・ギター
柔らかく太い音。
高音も抜けつつサステインも長かった印象。
このケーブルの特徴は良い音ながら、普通のケーブルとの違いがわかりやすいですね。
塩田電線のケーブル
1000円/m(多分) 2.0sq
・ハモンドオルガン
ナチュラルですが、普通のケーブルよりも情報量が増えた印象です。
ニュアンスも出つつ、上のケーブルほどは出過ぎないのは、よいところだと思います。
状況や気分で使い分けてもよいかと思ってます。
・ギター
オルガンの時と同じ様な印象ながら、ギターアンプの方が、より普通の電源ケーブルとの違いが分かりやすく、そしてよい音にきこえる。
ニュアンスももちろんありながら情報量もあって、ナチュラルよりです。
弾いていて飽きないのがよいですね。
western electricのケーブル
2400円/m 14AWG(2sqくらい?)
ビンテージのケーブルです。
ひょっとしたら復刻版かもです。
・ハモンドオルガン
ナチュラルです。
それに加えて中域が持ち上がります。
太さもそれなりなので低音も劣化することなく出ていると思いました。
中域の持ち上がり方は自然ですが、現代のオルガンの音に相応しいかというと、今のところこれでなくてもよいかなという感じです。
・ギター
ギターには中域の持ち上がりはフィットしていると思いました。
音の太さも上がりますね。
western electricのケーブル
2000円くらい/m 16AWG(1.25sq)
1960年製らしいです。
ビンテージその2ですね。
・ハモンドオルガン
western electricのケーブルはちょっと中域が持ち上がるかもです。
このメーカーの特徴かもです。
逆に中域持ち上がりはビンテージ感なのかもしれませんね。
14AWGのものより細い分太さは減りますなあ。
・ギター
やはりこういう特性はギターに向いているかもです。
ニュアンスも出しやすく、生っぽさもありながら、抜けていく感じです。
オルガンよりギターアンプとの組み合わせのほうが好きですね。
というわけでいろいろ試してみましたが、楽器の特性との兼ね合いも考えるのが重要ですね。
まだこれも研究したいし、ギターシールドとかマイクケーブルもなんとか好みをみつけたいですね。