オルガンメンテ+足鍵盤接点の修理

というわけでこんにちは、にしかわです。

家のハモンドB-3を修理して頂きました。

 

・足鍵盤の接点を曲げてしまいました(泣)

というわけで接点復活剤のノズルを差し込んで手探りでやってみたところ、

接点を押し曲げてえらいことになりました。

というわけでプロの方に来て頂いて、お願いしました。

 

足鍵盤の接点のユニットを取り外す大掛かりな修理です。

とても一人ではできないです。

とりあえず神がかった作業の末無事修復されました。

 

というわけで注意点がてら書いておきましょう。

B-3の足鍵盤の接点は足鍵盤を取り外したところの奥にあります。

多分フェルトでくるまれている部分があるのですが、それは接点のスイッチです。

そのスイッチを押されて、スイッチの下にある接点が棒に触れて音が出る仕組みです。

接点自体は見えません。

 

接点は一音につき8枚の金属の板(舌みたいの)が2つずつ4層になっておりました。

この部分にうまく接点復活剤がかかればよいのですが、

いかんせん立体的なのでちょっと工夫が必要です。

 

今回、中の構造がよくわからずネジ穴から手探りでやってしまったため、

このような大惨事になってしまいました。

とにかく注意点は以下のとおりです。

 

その1 ノズルを差し込むネジ穴について

初期型のB-3は足鍵盤のスイッチのフェルトがひとつずつネジで留める仕組みになっておりまして、

その穴がある場合はそこのほぼ真下、

ない場合はスイッチの手前にいくつかあるネジ穴から手前に狙って噴射する必要があります。

したがってノズルの形状をちょっと加工する必要が出てくるようです。

うまいこと曲げる的な。

 

その2 接点の立体構造ゆえの難しさ

接点が4層の立体構造になっておりますので、最下層までちゃんと届けるためには、

もう一工夫必要のようです。

ノズルの先端をちょっと加工して液が広がりやすいようにするなどです。

 

その3 接点を曲げたらおわりです

これが一番注意なのですが、接点を曲げないように本当に気をつけてください。

あまりうまく行かないようならプロの方にお願いするほうが安全です。

 

とまあ図がないのでなんともいえないのですが、

とにかく接点周りは気をつけて作業すべきですね。

 

・ドローバーの接触不良なども直してもらいました

いくつか不具合があったドローバーの接触不良ですが、

ドローバーの接触部を他のものと入れ替えることなく、

今回はヤスリで磨いたり、復活剤を活用することできれいな発音になりました。

またいつ症状がでてもおかしくはないのですけど。

 

・下鍵盤プリセットキーの8’の接触不良

これは上鍵盤をはずして、下鍵盤の奥のほうまであらわにして、

修理してもらいました。

なかなかみているだけでも勉強になります。

とりあえず直って一安心です。

 

・レスリーのモーター音のノイズについて

高音用のモーターの振動のノイズが微妙にでているので相談しました。

手で持ち上げると手が吸収して無音になるようです。

まだ試してはいませんが、振動吸収素材を買ってきて、

今度付けてみようと思います。

 

というわけで毎度のことながらお勉強になりますね。

自分でできることもちょっとずつ増えていきそうですが、

気をつけてやらねばなりませんね。

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