ジャズ講座のお手伝いで某大学までいって参りました。
今回はメインの講師は日頃ライブでもお世話になっているサックスの三木俊雄さんです。
三木さんはもちろん演奏家としても活動する一方で、音大でも教鞭をとっております。ジャズ講座の講師としてもとてもわかりやすく面白い話をしてくださいます。
ジャズ講座はニーズが高いようで、他の講座よりも申し込みがかなり多いとのこと。
我々ジャズミュージシャンの活動をより理解していただくためには本当にありがたいです。
さて、今回のシリーズは「リスナーがその生まれ持った能力を活かして能動的に音楽を聴く」という音楽の楽しみ方を伝える趣旨でした。
具体的には低音部の5度下に動く動き、いわゆるドミナントモーションなどは人間にとって当たり前に歌えること。
短時間(数十秒くらい)の音程の記憶を体験してもらうことなど。
ここらへんの話をしながら、カラオケでキーをかえても普通に歌えることなどの実例を交えて、より理解を深めてもらいました。
私の役目としては、ちょっとした説明の補足で音を出した方がわかりやすい時に素早くサポートする事です。理解度を深めるためにも意外に大事です。
講座の最後にはデュオで2曲ほど演奏しました。
演奏も好評をいただいたようで、受講者の皆さんの聴き方もまた変わっていってくれればなによりです。
自分も大学時代に唯一「音楽論」という授業があって、とってみました。
その時はジャズの話でもなく、音楽家の講師でもなかったので、ちょっとわかりにくかったけど、受講者の数を見るにその講義のニーズ自体は非常に大きいものでした。
自分の大学は音楽大学ではなかったけれども、そんな若者たちも音楽のことは知りたいと思っているのだということをいまでも憶えております。
こういう講座はみんなにももっと聴いてほしいので、ぜひ機会があればどんどんやっていきたいです。
ご興味いただけたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
よろしくお願いいたします。