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札幌D-Bop Jazz Clubでライブやらせて頂きました Hammond XK-5 Leslie 3300

というわけで札幌でのメイン業務のD-Bop Jazz Clubでのライブでした。

現在のハモンド鈴木の最上位機種のXK-5と中型?レスリーの3300の組み合わせです。
現行のモデルながらこれがライブハウスにおいてあるならかなり設備としては十分ですね。

はじめましてのNateさんと駆け出しのころ東京でよくお世話になった宏樹くんとのトリオです。
二人とも素晴らしかったです。とても楽しくできました。
宏樹くんも前よりももっと進化していてうれしかったです。
東京より北海道の方が熱い人が多いかもとも思わされました。熱いのは大事なことですなあ。
いろんな話もしたし。

大学からの友達もライブに来てくれてなによりでした。
みんな活躍してますなあ。立派すぎる。
自分もがんばらねばですな。

とにかく聴きに来て下さったみなさまありがとうございました!

 

XK-5と3300の組み合わせですが、やはりビンテージと比べると太さが足りない感じがしましたね。総じてかなりいい音にまで持っていけるのですけど。
ローミッドあたりはむしろ十分すぎるくらいではありました。
シングルトーンの太さが欲しいところでしたが当日だけでは追い込みきれなかったかも。
個人的には鍵盤の抑えたときにドローバーと共に鳴る真空管回路の音圧だけみたいな低い音のノイズみたいなものがないのかもとも思いましたがどうなんでしょうかね。
ビンテージレスリーにしただけで解決する問題かもしれないし。

レスリーのプーリーベルト(ひも)自作してみました

色々思うところありまして、レスリースピーカーの輪っかになっているヒモを自作してみました。
モーターからローターに回転を伝えるためのベルト的なものです。プーリーベルトというのかな。
もちろんアメリカのパーツサイトとかには売ってるのだけど、一つ2000円以上するっぽいし、送料も数千円かかるし、届くまでに時間かかるしいろいろ困ったものなのです。
というわけで材料調達して作ってみました。
長い線を切ってくっつける作業。
今回色で選んだので素材はちょっと細いけど、とりあえず問題なく動いてくれてますね。
太さを優先するとオレンジ色とかになってしまうからちょっと見栄えがイマイチかもなのです。
接合部はもちろん、ひも自体の耐久性もこれから使いながら確認ですね。
今回低音用のローターのこのヒモのテンションの調節方法も新しく学べて楽しかったです。
しかもテンションもかけ過ぎても回りにくいことも知りました。
程よいところがあるのだなあ。
後日いまいちな動きとノイズだったので改めてベルトを探したら黒い3㎜の直径のものがちゃんと売っていたので再注文。
新しく届いたものはサイズ的にもベストで、なんか素材も元のがプラスチックぽくって癖がつきやすく滑りやすそうな触感だったのに対し、新しいものは柔らか素材で癖もつかない滑りにくそうと全然品質に差がありました。
こっちならうまくいきそう。
ということで新しく付け直したところばっちりの動作になりました。
低音部用の太いのもつくってしまおうかなあ。

真冬ですが屋外のライブでした

先日のもよう。
3日前に急遽決まりましたライブで、王子のタゲンというとても素敵でおいしいレストランのテラスで演奏してきました。
惜しくも亡くなってしまった歳が一つ上のピアニスト、田村和大さんのお父さんのお店です。
そのご縁でライブを昔から不定期でやっていたという経緯があります。
近所で同じ北区でジャズを盛り上げてくれる貴重な場です。
メンバー集めは急ぎで苦労しましたが、三木俊雄(ts)さん 久保田浩之(gt)さんという素晴らしいお二人とご一緒にスタンダードを演奏してきました。
この日は思ったよりも暖かくて演奏にはそれほど困らなかったのは幸いでした。
初の組み合わせでしたが、すごいよい感じにできたとおもいます。さすがのメンバーでした。
お客さんも寒い中よく立ち止まって聴いてくださりました。
何気に機材の運搬の関係で自作ギターアンプを使ってもらっておりますが、久保田さんには一聴してめちゃくちゃ音がいいと言ってもらえました。うれしい!
ギタリストからかなり評判のよいアンプです。
5Wでも十分すぎる音圧でもあります。
通常、ジャズライブだとお店のピアノやドラムを使うことがあって、楽器のコンディションがよくない、特にピアノの調律が毎回されているわけでもないという現実はあるのですが、
今回の編成だとみんな持ち込みで、各人プロクオリティの音色で臨めているので、そういう意味でよき演奏にもつながっているのでしょうね。
自分もノードのオルガンはいつものとしても、ビンテージのレスリー142を持ち込んでいるのでやはりいい音ですね。
階段とかなければいつも持っていきたいところですね。
オルガントリオとかだと機材全部持ち込みだからどこでやっても音はかなりよいというのは売りですな。
ドラム入れてもよいし、もちろん今回みたいにサックス入れてもよいし。
ちなみにその時のもよう。
ヴォーカルのなみへい氏のiPhoneによる撮影。
高架下ゆえ電車の騒音はかなりありますけど、それでも演奏はかなり良い音でとれていると思います。
iPhoneのこういうところはすごいと思いますなあ。

レスリー122アンプ不調なおったかも

先日より不調だったライブ用のレスリー122アンプですが、ボリュームつまみがきかなくなって音量最大みたいなかんじだったのでよくよく観察してみるとボリュームポットの足についていたはんだが裏側にまわってシャーシにふれるかふれないか(たぶんふれてたぽい)という感じになっておりました。
図のマルのところです。
アンプのリフレッシュのときにやってしまったのかも。
とりあえず怪しいところを発見したので、ここのはんだを除去してみたのですが、ボリュームつまみの挙動は普通に戻ったぽいです。
原因はこれだったのかな。
回路図あまりちゃんとよめてないのですが、音声信号が乗っかってるところぽいのですが、これで大電流ながれてヒューズとんでしまったのかなあ。そんな高圧かかってるのだろうか。よくわからんです。
なんで音量最大になるのだろう。
謎はまだ残りますがしばらく様子をまた見ていくことにします。
とりあえずこれが原因ならしばらく使っていると温度とかではんだがとけてはずれてつまみの挙動が元に戻るのもなんか納得いくけど。
(追記:教えて頂いたところによると図の丸のところはバランス信号の二つの音声が来ているところで、ポットの抵抗値が下がるとそこで逆相の信号が混ざることで音量を調節しているらしい。
今回片側の足がシャーシにショートしていたことで、片側だけ0になってしまい、もう一方の信号は常に最大で送られていたのこと。それゆえ音量最大になったとのことです。厳密には片側だけの最大音量なのでバランス信号でもなくなっていて最大というわけでもないのですけど。なるほど、音量がかわらない理由としては納得できました。この状態でアンプに負荷がかかり続けたのかもしれません。まだゆだんはできない。)

レコーディングしてきました

長野県から帰ってきてそのまま小岩のカプセルホテルにとまって

朝から楽しいすばらしいメンバーでレコーディングやってきました。
今回は歌の伴奏です。
完成がたのしみですね。
ここ一週間はいろいろ移動もイベントも機材トラブルもたくさんあって大変でしたがとりあえず無事終えて一段落です。
それはそうとリハーサルもなく、直前にリードシートが来ただけでのレコーディングでしたが、やはりワンテイク目が一番みんないいサウンドですよね。

故障の秋

食欲の秋、芸術の秋、秋もいろいろありますが、今年は故障の秋です。
先日も家のギターアンプ壊れたし(音量半分になって歪む)、ライブ用のエクスプレッションペダルきかなくなるなど。
というわけで今回はパーティの演奏に向かい会場についてからちょっと小さめの音量でサウンドチェックしてたら急に音がでなくなって焦げ臭い臭いがしました。
どうやらレスリー2103mk2が壊れてしまったようです。
本番まで後少しで、その時点ではどこの故障かわからなかったけど、おそらくアンプ部分がダメになったのかなと判断して、車からもう一つのビンテージレスリーを出してつないだところ、なんとか音も出てくれて、ギリギリ本番にも間に合いました。
PAもなにもないところだったのでおそろしいことでした。
というわけでなるべく今月はビンテージレスリーで凌がなければならなくなりましたが、その間に修理に出すしかないですね。
というわけで写真は無駄にたくさん機材を運ぶことになった図です。
先日はエクスプレッションペダルが急に動かなくなったりしましたが、このところ長年使ってきたせいか機材が要修理になってしまいます。
比較的ここ数年は故障も無かったのですが、なかなか替えのきかない楽器なのでいざというときは本当におそろしいです。
終わってから帰ってきて深夜にアンプ内部ののほこりを掃除してたらなぜか音が出るようになりました。
直ったとおもって安心していたらなんか低音が出ない気がする。
ついでにアンプの排熱部分がやたらと熱い。
これはおかしいということで修理に出してみたところ、低音用のステレオのスピーカーが一個焼き切れていたとのことでした。
それにともなってパワーアンプのICも一つ交換していただきました。
無事になおって使えておりますが、やはりパーツを新しくしたせいか、音が全然違いますね。パキパキになっております。
なんだかアタックのパーカッションの音が固い。しばらくつかって馴染ませましょうかねえ。
故障の原因はほこり+長雨での湿気かなあとは思っておりますが、真相は謎です。

レコーディングしてきました

レッスンの後にレコーディングでした。よく働いた1日。
この楽器(Nord C2D)10年ほど買い換えずにかなり満足しております。自分の歴史としてライブ用の楽器でここまで同じのを使い続けたことはないので、きっとかなりよくできた楽器なのだと思います。売れないのか新しいのが出ることもなく廃盤になってしまいましたけど。

 

最新の他のメーカーの機種は多列接点的なものも導入されたりと進化しているようですが、パーカッションのタッチの差による音量の変化とかはどうなってるのかなあ。
最近の奏法的にはかなり大事なので気になるところです。

ちなみにこの楽器にはちゃんと採用されていました。さすがでした。

 

ともあれレコーディングも無事に終了しましたが、いい音でとってもらえたと思います。
よかったよかった。

ライブ用122アンプをメンテナンスしてみよう

ライブ用のレスリー122アンプです。147アンプから122にモディファイしてもらったのですが、どうもサウンドが腰高で、キャビネットのせいかと思ってもう一つもっている142キャビネットにこの122アンプをつけてみたのですが、やっぱり腰高サウンド。中域もなんかぺきょぺきょしたくせがあるし。
ということでアンプの部品を良さげなものに換えてみることにしました。コンデンサと抵抗です。なんかモディファイの際に取り付けられてるコンデンサと抵抗(下のやつら)がみる限りあまり良い音がしないかもと思いました。
パーツショップに売っているいわゆるリフレッシュキットみたいなものですが、どうせならそれよりも換えられるものめいっぱい良いものにしてみようとて、自分でパーツ調べて買ってきて取り組みました。
在庫の関係で全部はやりきれてないですが、なんかはんだづけがうまくなったのか割とてきぱきできました。成長かもしれません。
0.0047μF 1600vのオレンジドロップのコンデンサが欲しいのだけど、日本でそんなもの使う人がいないようで取り寄せは海外になってしまいそう。
どなたか国内で売ってるの知っている方がいらっしゃったら教えてください~。

11ピンケーブルとNord C2Dの11ピンプラグ交換しました

去年に国内でも11ピンのプラグが手に入るということを教えていただいて、これは便利ということで、手持ちの11ピンのプラグの調子があまりよくなかったので、そう取りかえしてみました。

 

たしか以前の記事にも書いたような気がしますが。

それでしばらく使っていたのですが、なぜかここのところ音、特に低音がよくないなあとか、お客さんに音が伝わりきってないなあとか、いろいろ悩まされておりました。

コロナで演奏も半分以下になったので、感覚が鈍ったか下手になったのかなあと悲しくもなっておりました。

というところでいろいろ悩んだところ予備の11ピンケーブルを使ってみたところ、全然楽器の音がよくなったので、というか元に戻っただけなのかもですが、11ピンプラグ周りを全部専門パーツショップから買って取り付けることにしました。

重労働ですけどしょうがない。

 

というわけで取り寄せたアメリカのAmphenolというとこのプラグです。ビンテージハモンドのプラグもそうなのかな。少なくともHammond B3の電源のプラグ部分は同社の製品でした。

 

Nord C2Dのネジを外して11ピンプラグ(手前のケーブルついているところ)にアクセスできるようにしました。

楽器の中身はかなりシンプルになっていて完璧な基盤の配置です。すごい技術ですなあ。

というわけで取り付けてみました。

サイズがちょっと違ったので外側から金具をつける羽目になりました。ちょっと見た目がよくないです。

パーツ交換あるあるの不測の事態です。

しょうがないのでなんとなく上から黒く塗ってみました。

遠目からはカモフラージュされたと思います。

いいかんじ!

 

家のLeslie122でちゃんと動作チェックしてみましたが、うまく音も、レスリーのコントロールもうまく動作していると思います。

しかしこのプラグに換えたのもありますけど、やはり普段ライブで使っているLeslie142より122の方がキャビネットが大きいだけあって、低音がかなり豊かに響いてくれています。

あとはライブ会場で鳴らしてみて、動作もですが、音がいい感じに響いてくれるかです。

多分改善されていると思います!

 

date:5/7(土)

place:Bon Courage(後楽園)

start: 19:30~ charge:¥3630 1drink付

members:西川直人(org) 三木俊雄(ts) 柵木雄斗(dr)

 

このリーダーライブで使う予定なので、ぜひ聴きにいらしてくださいませ。

よろしくお願いいたします!

レスリー147ホーンドライバ調整

南与野ジャズマルに置かせてもらっているレスリー147のホーンドライバという高域担当のスピーカーユニット(写真上部の)がビビっていたので、トンカントンカン直してみました。
ドライバ内の円形の溝にほぼジャストサイズで取り付けられているコイルの位置を微調整するために本当にたたくのです。
ついでに先日予備で格安ジャンク品として買った同じホーンドライバを試しにつけてみたところ全く問題なく、むしろいい感じになってくれているのでこちらをつけることにしました。
いいかんじ。
この前日に試しにこの修理を試みた際にハンディの電動ドライバーが壊れてしまったので、新しいものを買ってみました。写真に写っているやつです。
今回はちょっとよさげなのを買ってみましたが、やはりしっかりとした機能で使いやすかったです。回転もはやいし。奮発してよかったです。

亀有Jazz38さんにビンテージハモンドオルガンが入りました

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、この度亀有Jazz38さんにビンテージハモンドオルガンとレスリースピーカーのセットが入りました。
先日マスターからオルガンが欲しいとのお話があり、スペース、予算なども含め具体的にいろいろつめていったところ、ビンテージのオルガンが導入できそうと言うことで、方々探し回りましてなんとかこの度無事導入する事ができました。
Hammond A102とLeslie147ですな。
苦労の甲斐がありましてこれでめでたく東京都内にハモンドオルガンがおいてある貴重なお店が増えました。よかった。
というわけでその流れで土日のブッキングなどをたくさん頼んで頂いたので、来月からいろいろやっていきたいと思います。
アンプ作ったり、電源コンサルタントやったり、ハモンドオルガンの仲介までやったりとだんだん謎の方向に広がっておりますが、演奏家としてもがんばっておりますのでぜひお店の新しいスタートと共に応援しに来てくださればうれしい限りです。
10/3(日)
亀有Jazz38
スタート 17:00
チャージ 2500円+2オーダー
ライブ 西川直人(org) 渡部良介(gt) 小前賢吾(dr)
10/16(土)
亀有Jazz38
スタート 17:00
チャージ 2500円+2オーダー
ライブ 八城邦義(dr) 岩谷耕資郎(gt) 西川直人(org)
10/23(土)
亀有Jazz38
スタート 17:00
チャージ 2500円+2オーダー
ジャムセッション 西川直人(org) 杉山慧(gt) 小沼奏絵(dr)
ぜひ聴きに、ご参加しにいらしてくださいませ。
よろしくお願いいたします!

ビンテージHammond B3用の電源アダプター作ってみました

写真のような物体を作ってみました。

分かりにくいですけど、変換プラグです。

2pの普通のコンセントのメスを楽器用などでよく見る台形ぽいかたちの3pプラグのメスに対応したACインレットに変換します。

 

ビンテージのHammond B3に好きな電源ケーブルを使いたいのですが、自分の好きなケーブルは大体その台形のような3pプラグの仕様になっております。

一方Hammond B3からはいわゆるよく見る2pのコンセント(オス)がぴょこっと出ているだけで、なぜかそこに安そうないわゆる普通の延長コードで壁コンセントなどにつながっているのが普通です。

そこそんなんでいいんだみたいなレベルです。

それはさておき話を戻すと3pプラグメスと2pオスのサイズが違うのでとにかくダイレクトにはつなげないのです。

 

 

一応この手の変換プラグは売っているのですが、プラグの材質が銀色のよく見るやつで、大体経験上音が細くなったり固くなったりするので、やはりある程度のものを自分で作るしかありません。

 

というわけで作ったのが写真のものです。

2pメスは選択肢がほぼなかったのですが、真鍮の電極になっていたものがあったのでそれで妥協しました。

ACインレットに関しては純銅の電極になっております。

間のケーブルもそれなりのものです。

 

我が家のHammond B3に関しては以前のブログでも紹介した通り、改造してB3本体に3pメスに対応したACインレットにしてしまいこの変換ケーブルは要らない仕様になりましたが、外でB3を使ってライブやレコーディングをする時にはこの変換ケーブルが役立ちます。

これで自分の好きな電源ケーブルにつなぐことができます。

 

というわけで今年はレコーディングもぼちぼちあるのでどんどん使っていきたいと思います。

まだ音試せてないけど。

電源ケーブル見直し 真鍮プラグを久々に使う気になりました

電源ケーブル関係も微妙に改良しております。

というわけでシステムの電源タップ前の壁との間の初段のケーブルにcanare lp-3v35acを使っているのですが、そのケーブルちょっと味気ないところもありますが、逆に癖もないので使い続けようとは思っております。いまのところ。

 

 

ただ問題はこのケーブルにふさわしいプラグが見つからなかったのです。

純銅だとちょっとドンシャリになるし、金メッキだとまろやかすぎる。

というわけであれこれ頭を悩ませてみたところ、久々に真鍮プラグを採用してみようと思いました。

 

というわけで

真鍮プラグオス→ケーブル→純銅プラグメス

にしてみたところこれが結構よいです。

昔は真鍮の音が嫌いだったのですが、昔の嫌いだったポイントは全くなくなっておりました。

ちょうど金メッキと純銅の間のようなバランスのよさです。

不思議です。耳が成長したのでしょうか。

 

とりあえず家のHammond B3のUPS(トランスがわりにつかってます)の前に挿して、相変わらずUPSからオルガンへは純銅プラグのナノテック308でつないでおります。

これでかなりちょうどよい高域にもなってビンテージハモンドオルガンらしいよい響きながら、ナノテック308のよいところも出せているような質感です。

 

ただ自分のオルガンの場合UPSから先に関してはACインレット(コンセントみたいなの)をつくったからこういうことができるのですが、普通だったらできないのでよそでどう対応するべきかは考えものです。どうしよう。

 

あとはこのcanareの電源ケーブルをもちろん外用のオルガンNordC2Dのセットにも初段として運用したいのですけど、まだそちらに関してはオルガンとレスリーにどのケーブルとプラグをあてがうかは決まっておりません。

どうしようかなあ。

真鍮プラグもう2個くらい買い足そうかなあというところです。

現在の電源ケーブルのつなぎ方

まあ日々予算の範囲内でいろいろ実験しているわけですが、

最近手に入れたナノテック308という割とお高いケーブルを使いすぎると低音の重心がEQのBassより低い位置にいってくれるかわりに、現行モデルのオルガンとレスリースピーカーだと音の真ん中が弱くなってしまうという問題も発見されました。

メロディ弾いたり、コード弾いたときにちょっと弱いみたいな。

かといってここ数年メインのオヤイデのLi/50OFCというケーブル

(これはこれでよいのですけど、2スケア×2だとどうやら重心は重心はちょっと低くなってくれない、だが真ん中はいい感じ)

だけだとちょっとローミッドの癖が気になるというわけで、

ここで癖のないと思われるCANARE LP-3V35ACを投入してみようというわけです。

というわけでちょっと試したところのセッティングは以下の通りです。

 

・ライブ用NordC2DとLeslie2103mk2の組み合わせの場合

壁→カナレ→電源タップ→Li/50→NordC2D

→ナノテック308→Leslie2103

 

・自宅Hammond B3の場合

壁→Li/50→UPS(トランス的に使ってます)→ナノテック308→B3

 

自宅用のB3にはもともと電源タップも通したりしておりましたが、家庭用だと低音も強すぎるので、このくらいでも十分です。

ビンテージのオルガンだと中域の物足りなさは感じないからこれでよいくらいです。

しいて言うなら音の立ち上がりが若干速くなるとより好ましいくらいですかね。

 

ライブ用の機材は壁から電源タップまでを無味で音やせしなさそうなカナレにしてみたのですが、これでもまだ中域もう少し欲しいのでここもやっぱりLi/50にしてもよいかなあとも悩みどころです。

いま梅雨で湿度高いから音がちょっと判断しづらいということも悩みの一つです。

 

基本的には一本はナノテック308をどこかしらに入れないと、

低域の重心が下がってくれないから必ず必要です。

ただこれも壁からタップまでなのか、オルガンにつなぐべきなのか、これまで通りレスリーにつなぐのかまだ結論ははっきり出ておりません。

部屋のなり方にもよりますし。

 

とりあえずこの組み合わせでも割といい音にはなるよとだけしか言えませんね。

タップのコンセント部分の種類の組み合わせやケーブルの組み合わせでもう一息よい音色にまでもっていくべく研究してみます。

 

結構いい線まできてるはずです。

Hammond A100 Leslie142 電源周り強化とサウンドチェック

Hammond A100の電源のプラグを一般的なよい電源ケーブルが繋げられる3芯の受けのもの(ACインレットていうのかな)に付け替えて、ついでにLeslie142につなぐコネクタとかも酸化していたので磨きました。

 

A100の裏側下の電源ケーブルつなぐところ。改造済み。もとは普通のコンセントオスの形状。いわゆる延長コードみたいなのしかつなげられなかった。

 

というわけでこれで漸く気に入った電源ケーブルをオルガンにダイレクトにつなげられるようになったので、色々どのケーブルがよいかとか実験中の1コマです。いつの間にか動画とってもらってましたのでせっかくなのでアップしてみます。

 

電源ケーブルや改造したプラグの受けの部分も一瞬映ります。

ちなみにNord C2Dも映っておりますけど、そのまえにC2Dから142につなぐ変換器の電源部分にも同様のインレットをつける改造を施して、その動作チェックを行ったわけです。改造祭ですね。

A100の音も電源ケーブル周り強化でかなりちゃんと高い成分もでて、低音もとてもよくなりました。弾いていて楽しいですなあ。

最終的にどのようなケーブルの組み合わせで行くか悩みちゅう。

よい電源ケーブルを見つけました!低音がすばらしい!

こんな便利になった世の中ですが、ネットで手に入らないものもある。

 

というわけで友人からおすすめして借りてみたpower strada #309という電源ケーブルがあったのですが、家のオルガンの手前の電源タップに使ってみたところとても良かったので、即購入してみました。

 

よいケーブルたち

1メートルあたり8000円以上するという高級品なのですけど、その価値はあると思って即秋葉原にいって5メートルほど買ってきました。

 

ひとつは家のビンテージハモンドオルガン用。残りはライブのオルガンとレスリースピーカー用です。

 

この電源ケーブルに換えてみたところ、低音、ベースの音の重心が下がります。いわゆるイコライザのベースの帯域よりも低いところが出ている感じなので他のパートとも被らず、かつうるさくない、なのに低域の豊かさがすばらしいと言うことないです。

 

今までもそれなりによいケーブルを使っていたのですが、ケーブルを戻すと音は腰高になってしまいます。

これはもう後戻りしたくない。

お値段はそれなりに高いのですが、後悔はないですね。

 

というわけでまたメリットデメリットをまとめておきましょう。

 

 

・メリット

低音の重心が低くて音圧あるのにうるさくない

全体的な音も柔らかくてよい

ケーブルが太い(5.5スケア)割に柔らかくて取りまわしや収納もなんとかなる

 

・デメリット

お高い

太いので今までより取りまわしや収納が大変

作るのが少し疲れる

 

 

といったところでしょうか。

ただ音の良さがすばらしいのでデメリットには全然目を瞑れます。

 

今までだと金メッキのプラグを電源ケーブルと組み合わせるところもあったのですが、このケーブルの場合金メッキよりも純銅の方が個人的に好みでした。

柔らかみや艶も十分電源ケーブルにあるようなので、金メッキだとちょっとくどくなりすぎるみたいな。

 

ギターアンプにもつないでみましたが、やはり同じような音の傾向です。ただ、ギターの帯域的にはこのケーブルよりも元のケーブルの方があっていると思いました。ベースの帯域は必要ないですからね。

 

もう少し使いながらよりよい組み合わせなども考えてみたいと思います。

ひさびさに電源ケーブル環境を見直したくなるくらいのよいケーブルに出会いました。

Hammond A100 Leslie 145 147

~オルガン(ビンテージ)~
hammond a100 26
Leslie145 147

これらもまあまあお問い合わせありました。

こちらの動画でちょうど弾いてるのがそうです。

Hammond A100とLeslie 142の組み合わせですね。

142は145と同じ大きさで、いわゆる122 や147より背が低いです。

その分箱鳴りが少ないかな。低音は大きいハコの方が豊かですが、動画の通り、これでも十分よい音ですね。

142と145はアンプ部分が違うだけです。まあ音もちょっと違うらしいですけど。

122と147の違いと同じですね。

A100はB3と機能はほぼ一緒なので、というかA100は内蔵のスピーカーがあったり、リバーブがついてたり、むしろ多機能で、かつ奥行きが短いと至れり尽くせりです。

日本の普通の間口を通るのではないでしょうか。

B3は奥行きありすぎて、窓を外してクレーンで入れなければならなかったりします。

そんなわけで日本の家庭でビンテージハモンドオルガンの音を手に入れたいならA100はかなりよい選択肢だと思います。

B3の良さは見た目ですかね。

ステージ映えします。ロマン枠みたいな。

A100はたまに個人売買でもでていたりしますが、142 145はかなりレアですね。

見つけたら買っといてよいと思います。

車に立てて積めるビンテージレスリーという意味でとても重宝してます。

現行のハモンドオルガンとかノードとかモデルの比較まとめ

~オルガン(デジタル)~
NORD オルガン c2d
hammond sk1 2
hammond xk5
hammond sk2 skx違い
hammond xk3  xk3c

 

これも最近のお問い合わせ内容。

おそらく皆さん各モデルの比較をしたいのかも。知る限りで簡単にまとめようと思います。

たまにはスペックの方から比べてみようかな。

・LINEアウト、足鍵盤接続

上記全機種対応

 

・鍵盤数

1段  xk3 xk3c xk5これらは下鍵盤ユニットで二段にもできる。sk1は一段。

2段  NORD c2d,Hammond sk2 skx

 

・現行レスリースピーカーとの接続方式

11ピンケーブル c2d xk3 xk3c xk5 skx

8ピンケーブル sk1 sk2

 

・ドローバーセットの数

上2 下2 足1  c2d sk5

上下足 各1  xk3 xk3c

1セット を切り替えて割り当て  sk1 sk2

 

真っ先に比較するのはこのくらいでよいと思います。

音についてはYouTubeとかでチェックすればよいと思いますが、新しいもの、グレードが上のものほど音がよいはずです。意外とタッチと出音の違和感とかあったりするので、試奏などで実機で確認したほうが後悔はないでしょう。

 

本格的なオルガン操作が目標かキーボードのひとつとしてのオルガンかで買うべきのものは変わります。まあsk1一段だけでジャズライブやれないことも無いけど。

 

基本、本格的なオルガン操作だと

2段鍵盤 11ピンケーブル ドローバーセット少なくとも各1

が、今後の拡張性含めあると好ましいです。

運搬前提なら重さとかも大事になってきます。

 

まあ他には、それぞれ過渡期だったのか結構個性的な特徴があったりしますが、比較しつつ書き出すと大変なので今回はこのへんで。

マイナスワン動画といっしょに弾いてみた

というわけで練習用マイナスワン動画のギターにオルガンを合わせてみました。

けっこう楽しかったです。

こんな感じで練習に使ってみてください。

 

最近の改造、レスリー2103

前回どこまで行ったか忘れましたが、とりあえずレスリー2103の下に取り付けているハコを主に修正しました。ほかにもちょこちょこ。

 

・ハコの高さ

20センチほど切ってみました。

2103の高さとあわせて100センチちょうどくらい。

ビンテージレスリーとだいたい同じくらいの高さですかね。

ドラマーがスピーカーに隠れて見えなくなることはなくなったし、座ると耳の高さにあったホーンの位置が下がって耳元でうるさいということはなくなったかも。

 

・2103内部の吸音

どうしても低音に強くなりすぎるキーがあるので、とりあえず吸音材多めにつめてます。スピーカーの特性がそのままでてくれればよいのだけど、なかなかそうもいかない。

ちょっとはなだらかになったかもです。

吸音材つめると響きが減るのがなやみどころ。

 

・内部配線

ビンテージスピーカーでいろいろ試した結果、現行の線で一番良さそうなのがベルデン8460ぽかったので、それを2103に使ってみました。とりあえずホーンドライバのとこだけ。

 

基板への取り付けがちょっと手間でしたが、端子に無理やりはんだで留めて無駄無い情報の伝達を期待してみました。

音がどう変わったか憶えてないけど、現状結構いい音してると思います。

 

・11ピンケーブル

11ピンのうち、自分の使い方だと6ピン分しか使ってなかったぽいので、ビンテージ6ピンケーブルで11ピンケーブルを作りました。むりやり。

 

ここの線はほんといろいろ試したけど、これが一番あうかも。現行の高級でレンジが広い線とか聴き疲れするし。

意外にハモンドオルガンの音はもともとレンジ狭めのケーブルの音だから聴き疲れしないのかも。

 

このケーブルの欠点は固すぎて取り回ししにくいというところです。

改良方法を模索中。

 

・低音のスピーカー交換

もともとのがだいぶへたって目一杯出すとスピーカーのエッジがぶるぶるなるので交換してみました。

せっかくなので少ない選択肢ながらAmazonで探してDayton Audioというメーカーのものにしてみました。

 

今のところ特別不具合もないので、リプレースの選択肢としてはありかも。

他の安いやつとかも試してみたいけど、、、。

 

とまあいろいろやってます。

おかげでかなりよい音なのでいつも使ってるNord C2DとこのLeslie2103の組み合わせでの音も聴いてほしいです。

よろしくお願いいたします。